エベンキ族は韓国人のルーツ?韓国の反応やエベンキ族の特徴や現在は?

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また、一般市民には韓国人の先祖は漢民族であり、しかも5000年の歴史を持っているとの教育をしている関係上、エベンキ族やワイ族という今から1500年くらい前に現れた民族が祖先というのは、歴史学者も決して触れられないことなのです。この事実を知れば、歴史は意外に浅く、またあまり歓迎できない先祖ということになってしまいます。

エベンキ族・ワイ族と韓国人は似ている?

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DNA分析で共通点が発見された、このふたつの民族ですが、それでは実際上は韓国人とエベンキ族およびワイ族とは、本当に似ている点があるのでしょうか。いくつかの特徴について調べてみました。

顔が似ている

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彼らはとても寒い地域で暮らしていたので、目は細く切れ長になり、鼻は小さくなりました。また、トナカイの肉などの硬いものを引きちぎって食べていた関係上、頬骨が張ってきて、顎は頑丈になりました。いわゆるエラの張った顔つきになりました。

最近の韓国人は一見すると上記のような特徴は持っていないように思われます。しかし、メイクをしたり整形手術などで顔に手を入れているために、本来の顔とはかけ離れていると言えます。整形手術をする前の顔と比較すれば、共通点が多く見えてきます。

文化が似ている

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韓国には、木に人形をかたどった装飾を施した、いろいろなトーテムポールが多く見られます。このようなトーテムポールを建てる風習は、エベンキ族らにもあります。一方、中国や日本にはこのような文化はそもそもありません。

食生活が似ている

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エベンキ族が好んで食べているアザラシの肉は、大変臭みが強いものです。このようなものは日本人なら苦手に思うかも知れません。一方、韓国人はニンニクのように臭いの強いものや、刺激の強い激辛の唐辛子のようなものをよく食べます。食文化に関するこのようなところも類似点となります。

エベンキ族・ワイ族と韓国人の共通点

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韓国人にとっては迷惑なようですが、これらの民族と韓国人との間には身体的特徴以外にも、文化的側面や生活習慣上の側面でいくつか共通点が存在します。これを知れば、全く関係がないとは言い切れないはずです。

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エベンキ族には遠くの人を懐かしむという意味の「アリラン(迎える)・スーリ(感じ取る)」という代表的な歌があります。一方、朝鮮民謡のアリランには「アーリ、アリラン、スール、スーリラン」という類似の言葉が続き、節回しも酷似しているのです。

言語

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歌の他にも、ふたつの民族の間には共通するものがあります。それは言語です。たとえば、次のようなものがあります。同じ意味を示すエベンキ族の単語と韓国語とが、発音もかなり似通っているのには驚かされます。

    • 「水」はエベンキ語では「ム」、韓国語では「ムル」
    • 「父」はエベンキ語では「アミ」、韓国語では「アビ」
    • 「母」はエベンキ語では「エニ」、韓国語では「エミ」
  • 「石」はエベンキ語では「デョル」、韓国語では「ドル」
  • 「若い女性」はエベンキ語では「アシ」、韓国語では「アッシ」
  • 「おじいさん」はエベンキ語では「アキ」、韓国語では「アチ」

衛生概念

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驚くべきことに、日韓併合前のソウル市内にはトイレがありませんでした。また、当時の街がいかに汚かったかを記した各種記事がたくさん残っています。当時、この街の様子をみた外国人たちによって、「世界一汚い民族だ」と言われてしまいました。一方既述のとおり、ワイ族もその名の由来通りに衛生概念が欠如しており、汚いと言われていました。

いくら「汚い」と一口に言っても、イメージがわかないでしょうから、当時のソウル市内の様子を伝える資料の中に、いかに衛生概念が欠落していたかがわかる記述がありますので、いくつか選んでご紹介します。

    • 濁っている汚染された水であっても、排便が混ざっている水でも、かまわずに飲んでしまう。
    • 雨が降ると、そこらじゅう水で溢れてしまう。
    • 雨が降ると飲用水が濁ってしまうが、気にしないで飲んだり、手を洗う。料理に使う。
  • 建物の壁を建築するときには、固くするために馬の糞を混ぜて作る。
  • 解熱剤として、あるいは肺結核の薬として小便を飲む。病気が進行して苦しくなると、大便を食す。
  • 壺が家の中に置いてあり、お客さんがいても平気でその壺の中に小便をする。

悪魔の門の民族も韓国人のルーツ?

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エベンキ族・ワイ族以外にも、韓国人のルーツではないだろうかと目される人骨が発見されています。これはロシアのウラジオストクの北方にあるアムール川流域にあるプリモルスキー地方の洞窟で発見されました。

頭蓋骨の正体は?

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この洞窟は、ロシアのウラジオストクのアムール川流域に位置する「悪魔の門の洞窟」と呼ばれています。ここで、今から7700年前と推定される20代と40代の女性の頭蓋骨が発見されました。その頭蓋骨から採取したDNAを分析したところ、この近くに住むウルチ族の祖先と推定されました。

ウルチ族も韓国人のルーツ?

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ゲノム研究所がこの採取したDNAをスーパーコンピュータを用いて解析したところ、茶色い目とシャベル型切歯の遺伝子を有していることが判明しました。そして、この茶色い目とシャベル型切歯こそ、韓国人の特徴なのです。すなわち、洞窟の人骨は韓国人との共通点を有しているのです。

調査隊は、この頭蓋骨のミトコンドリアDNAとの共通点からすれば、この頭蓋骨の主は、この洞窟の近くのウルチ族の祖先と言えますが、それ以外に現代人で世界中で一番近いのは韓国人であるということを結論づけています。

エベンキ族とロシア

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エベンキ族はロシアとも関係が深いと言われています。ここでは、長い歴史の間でいかにして関わりを持ち、またどのように変化を遂げていったのかについて、衣食住その他を比較しながら説明します。

衣食住がロシア化

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古来、ロシアや中国に点在していたこの民族が、古来ロシア人とのつき合いが深く、トナカイ等の毛皮と引き換えにロシアの生活用品や小麦粉、銃などを入手していました。このように日常的にロシア人と付き合っているうちに影響を受け、食生活もパンを焼いて食べ、紅茶を飲み衣服もロシア人の影響が大きく現れるようになりました。

信仰にも影響

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この民族の伝統的宗教は、原始宗教の一形態であるシャーマニズムです。シベリアの諸族の間で広まっていました。シャーマンと呼ばれる巫者が神憑(かみがか)りを行い、死者の言葉を仲介して伝えたり、予言や悪魔祓いまで行いました。

長らくこのような原始宗教に慣れ親しんでいましたが、現在ではロシア人の影響でシャーマニズムと併せてロシア正教を信仰する人も出ています。また、生活様式もほぼロシア化してきて、ロシア人との混血も進み、名実ともにロシア化が進んできました。

エベンキ族の現在

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エベンキ族と韓国人との関係を中心にここまで色々な側面から見てきましたが、それではこの民族は、現在はどのように暮らしているのでしょうか。住んでいる地域はどのあたりになるのでしょうか、ご説明します。

各地で居住している

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現在ではこの民族は、ロシア連邦シベリア中部の都市であり、エニセイ川河畔に広がるクラスノヤルスク地方にまとまって居住しています。また、人数は多くありませんが、シベリア全域に分布しています。

狩猟と遊牧を続けている

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この民族には現在でもトナカイの狩りをしたり、オオカミの駆除をしたりして収入を得ている人がいます。また、テントを用いて遊牧生活をしている人もおります。これらの人々はシベリアの大地に慣れ親しみ、古来の伝統を守っているのです。

DNA解析について

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エベンキ族と韓国人のDNAを比較して、その間の共通性を見いだしたのは、DNA解析(ゲノム解析ともいいます)といわれています。最近よく聞く言葉であり、生物学の発展には大きく貢献しているようです。いったいDNA解析とはどのようなものなのでしょうか。

DNA解析の方法

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DNA解析で必要なサンプルは、ごく微量で十分成果が上がります。特に人骨から採取する場合は、頭蓋骨があれば十分です。この頭蓋骨の内側と歯から微量のサンプルを取り出し、DNAの塩基配列を調べます。これは人間を組成するいわば設計図となります。

一方、親から子へと遺伝情報が引き渡される時に、DNAに突然変異が生じます。この突然変異の結果、塩基配列が似ている集団を「ハプログループ」と呼びますが、このハプログループが世界中のどの民族のそれと似ているのかをスーパーコンピュータを使用して照合すれば、サンプルを採取した人骨の祖先が推定できるのです

母系と父系の推定

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細胞内の「ミトコンドリア」には塩基数が16500個あるミトコンドリアDNAが入っています。これは、母親からそのままの形で子孫に受け継がれます。そのため、ミトコンドリアDNAをたどれば、母親系統の先祖がわかります。

一方、細胞内の「核」には塩基数が30億個と膨大な数からなる核DNAが入っています。この核DNAの中のY染色体は男性しか持たず、これが子孫に受け継がれていきます。そのため、核DNAをたどれば、父親系統の先祖がわかります。

日本人の祖先は?

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およそ20年前に鳥取県で大量の弥生時代の人骨が発見されました。これを研究してきたグループが最近その成果を発表しました。DNA解析の結果、ミトコンドリアDNAから導き出された結果は、母系は大陸からの渡来系が大多数でした。

一方、核DNAの解析からY染色体を調べた結果、父系は縄文系が多く、またそれ以外の多数の民族のハプログループも含まれていることがわかりました。このことから、従来言われていた、日本人は縄文人と弥生人の掛け合わせという二重構造説を超える、日本人の多様性が発見されたと言えます。

民族について

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世界には多種多様な民族が存在しています。そしてその民族に特有の言語や生活様式を持っています。地球上の離れたところに居住していても、似通った人々が生活しているのは、同じ民族だからなのです。過去に何らかの理由で離ればなれになってしまっても、その民族特有の共通点はずっと維持されていきます。

民族とは

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民族は、ある文化的特徴を有しており、それを基準として他の共同体と区別される集団をいいます。その基準とは、居住地、血縁関係、使用言語(母語)、その他に宗教や伝承される物語、組織された社会などです。そしてその共同体に対する帰属意識を持っていることが条件になります。

母語による分類

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民族を区別するのに最も明確な特徴となるのは、母語による分類です。この母語によって世界中の民族はいくつかの語族に分類されます。語族というのは、比較言語学上、同一の起源をもつ同系の言語の集団です。これは、次のようなグループ分類になります。

  • コイサン系民族
  • ニジェール・コンゴ系民族
  • アフロ・アジア系民族
  • インド・ヨーロッパ系民族
  • ウラル系民族
  • アルタイ系民族(ツングース語族はこれに含まれます。そしてエベンキ語はこの派生となります。)
  • シナ・チベット系民族
  • オーストロアジア系民族

火病とはどのような病気なのか?

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先に近交弱勢が原因のひとつとなって、韓国人には火病(ひびょう、ファビョン)という朝鮮民族特有の文化依存症候群の一つである病気が存在すると述べました。これは鬱火病(ウルァビョン)などとも言われる、精神疾患です。この病気についてもう少し説明します。

火病について

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この病気は、怒りの感情を無理に抑え込むことを繰り返していることによって、ストレス障害を起こすという精神疾患です。アメリカ精神医学会は、「朝鮮民族特有の文化依存症候群の一つ」として、文化に結びついた症候群という分類に記載されています。

火病は弱気で引っ込み思案の主に40代以上の女性に見られるとされており、かつては患者の80%は女性でしたが、近年には男性患者も増加しています。また、2015年の調査によると、韓国の会社員の実に90.18%が職場で火病の経験があると回答しています。

火病の症状

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火病の症状については、さまざまなものがありますが、代表的なものは次のようなものです。これらの症状はいずれも原因となる病巣があるというわけではなく、精神疾患からくるものとされています。

  • 抑うつ
  • 食欲低下(拒食症)
  • 意欲喪失
  • 不安感
  • もどかしさを感じる
  • 不眠
  • 悪寒がはしる
  • 性機能障害
  • 全身が発熱する
  • 首やみぞおちにしこりがあるように感じる
  • 循環器系、消化器系の症状

東洋医学での火病

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もともと「火病」という病名を用いたのは、中国の明の時代の漢方医であった張介賓です。朝鮮半島へは李氏朝鮮の時代に伝わりました。ちなみに英語ではanger syndrome(憤怒症候群)と言われます。この病気は、抑鬱した感情を発散しないで、抑制された中で起こる神経性的な火(鬱火)によって現れる全ての症状を指します。

シベリアについて

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エベンキ族ゆかりの地であるシベリアについて、探求してみます。シベリアとはいったいどのようなところなのでしょうか。人が住むようになったのは、どのくらい前なのでしょうか。他にはどのような民族がいるのでしょうか。

地理的な把握

シベリアは、ロシアのウラル山脈より東にあるアジア部です。東は太平洋岸まで、北は北極海、南はモンゴルやカザフスタン国境までです。東西7000km、南北3500kmの広大な地域で、面積は約1000万平方キロメートル以上になります。この土地に1999年の調査では約3100万人の人が住んでいます。

歴史

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アムール川流域のシベリア南部に、火を使った最も古いピテカントロプス型人類の痕跡が確認されています。これは考古学者が、30万年前から50万年前頃のものだと推定しています。その後シベリア南部地方が発達し、紀元前3000年から紀元前2000年頃にアルタイ地方やミヌシンスク地方に金石併用文化が存在しました。

気候が大変厳しく、北の地域には永久凍土が広く分布しています。16世紀後半にロシアが進出する前には先住民の諸民族たちがわずかに居住していただけでした。これらの諸族は牧畜や狩猟をして生活していました。

シベリア開発

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シベリアの本格的な開発は1890年代のシベリア横断鉄道の建設以降でした。この地域には地下資源があることは分かっていましたが、広大な土地と厳しい気候のために、工業開発は遅れていました。そしてようやく1960年代以降に西シベリアから開発が進み出しました。これ以降、鉄道沿いにようやく開発が進みました。

住民

現在の居住民は、ロシア人が95%程度、シベリア鉄道の沿線に住んでいます。これ以外は多種多様な先住民達で、森林地帯やツンドラ地帯に住んでいます。先住民の人口は18世紀には4割でしたが、20世紀初めには1割程度に低下し、1989年には160万人程度です。言語で分類すると次のようになります。

    • ウラル語族のフィン・ウゴル語群:ハンティ人、マンシ人
    • サモエード語群:ネネツ人、ガナサン人、セルクープ人
    • アルタイ語族のトルコ語群:北方にサハ人、ドルガン人、南方にハカス人、タタール人等
  • モンゴル語群:ブリヤート人
  • ツングース・満州語群:東シベリアおよび極東方面の「エベンキ人」、エベン人、ネギダル人、ウデゲイ人等
  • その他:エスキモー、アリュート人など

韓国人のルーツはエベンキ族だった

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最新のDNA解析の結果、韓国人のルーツがエベンキ族と判明しました。しかしルーツは同じといっても現在シベリアに居住するエベンキ族は、韓国人とは全く異なる歴史や文化を有していることが分かっています。遠く離れたふたつの民族の間に、最新科学によって共通点が見いだされたのは驚くべきことです。

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