サーベルタイガーは巨大な歯があっても弱かった?絶滅理由や生き残り説を解説!

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ここからは、この生物の特徴について詳しく紹介して行きたいと思います。まずは、この生物の大きさについて紹介します。数字でも紹介しますが、どれくらいの大きさだったのか現在生息している生き物と比べて実感いてみましょう。※注意:この仲間には色々な種類が存在しています。種類によっての差異があります。

体長は2.1mに及ぶ

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体長は約2.1mにもなります。思ったより小さいような印象をうけますが、実際大きな生物が沢山いた当時ではそれ程大きな体ではありませんでした。ちなみに、現在生息しているトラは約1.4mから2.8mなので、やはり大きくはありません。しかし、トラも十分大型の生き物です。決して小さいとは言えないでしょう。

肩まで高さは1.2m

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では、体の高さはどうだったのか、見てみましょう。肩までの高さは1.2mでした。これもまた小さく感じるかもしれませんが、ちなみにゴールデンレトリーバーの体高は約60㎝なのを考えると実は大きいことが分かります。イヌでいうと、体高とは地面から背中までの高さなので、両方とも頭の高さが入っていないことを知っておきましょう。

体重は約270kg

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では、体重はそうだったのでしょうか。骨格などから推定される数値は約270㎏だとされています。この重さは現代に生存する生物でみるとツキノワグマが大きい個体でも約150㎏なので、体重でみると体の大きさも実感できます。この体重と大きな前脚で押さえつけられると逃げだすことは困難だったと考えられます。

サーベルタイガーの歯や顎は弱かった!?

 

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この生き物を見ていると、その容姿は、怖くてとても強そうに見えますね。特徴的な牙を見るとなんでも噛み砕いてしまいそうです。しかし、実際は少し違っていたようです。では、どのように違っていたのか詳しく紹介していきましょう。

歯が脆く骨を噛み砕けなかった

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まずは、代表的な特徴である歯について紹介します。歯や骨を詳しく調べると、思った以上に、その構造は脆かったようです。実際、歯を調べると、骨を噛み砕くことは出来なかったと思われます。ライオンやトラなどは、歯で傷をつけることもあったようですが、強じんなアゴで骨まで噛み砕いて獲物を取っています。

骨を噛み砕くことが出来ないので、持っている鋭い牙で、獲物の血管を突き破って失血死させていたと思われます。また、特徴的な牙ではありますが、突き刺すことには見ていますが、何かを加えることには、邪魔になっていた可能性も考えられます。

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