旧千日デパート跡地は、現在ビックカメラなんば店になっています。火災後は幾度かのお店の開閉業があり、2001年5月からビックカメラがこのビルに入った形になっています。フロアは1階から7階まであり、今なお営業をしています。
今現在も怪奇現象が後を絶たない
現在は姿を変えて家電量販店へと変わってはいますが、跡地での火災があったことが影響しているのか、今なお怪奇現象が幾度となく起こり、それを体験した人達も多くいます。そんな恐怖の怪奇現象を紹介していきましょう。
怪奇現象① 助けてとささやく声
ある日会社の仕事で大阪を訪れることになった体験者さん。仕事帰りにこのビッグカメラに上司とよることになったそうです。別行動で一通り見終わった体験者さんは、3階から2階フロアへと階段を使って降りようとしていました。そんなとき、急に体が重く白い靄のようなものを感じました。
寒気も感じ、空調の不備や換気の呼称かなとおもっており始めたところ、さらに体が重くなり、早く降りていきたいのに全く体がついてこないという体験に見舞われたそうです。そして、2階から1階に差し掛かろうといたときに急に体の重さや白い靄が消え、走り始めたその瞬間、冷たい小さな声で「助けて」と言葉が聞こえたそうです。
怪奇現象② 漂う影
とある日にショッピングに出かけた体験者さん。大通りを抜けて細い道に出たところに黒い影がぽつりとたたずんでいたそうです。周りの人も見えていないのか全く視線を向けることなくただそこに立っているだけでした。
体験者さんは、興味本位で少し地下ずくと目が合ったような感覚になり背筋に寒気が走ったと言います。走って逃げだすと寒気はなくなり、もう一度影の方に目をやると誰もいなかったのです。その場所は旧千日デパート跡地でした。
怪奇現象③ 不可解な足音
2階フロアの女性トイレに入った体験者さんは、個室に入っているとカツカツとほかの客が入ってくる音が聞こえたそうです。しかし、個室の扉の閉まる音もなく鏡で化粧でも直しているのだろうと思い、個室を出ました。するとそこには誰もおらず、個室を振り返っても誰も入っていません。出ていく足音も聞こえなかたといいます。
怪奇現象④ 隣で待つ女性
体験者さんはその日タクシーを待っていました。タクシーを見つけ捕まえて乗ろうとしたところ、運転手の人が窓を開けて体験者さんに向かってそんなに濡れた状態では乗せることはできませんよと言ったのです。
体験者さんは雨も降っていないので濡れてませんよと返したそうですが、運転者はその隣の女性に行ってるんだと話しました。体験者さんの隣には濡れた女性どころか誰もいないのです。そのまま走っていったタクシー。見えない何かがいたということなのでしょう。
怪奇現象⑤ たたずむ女性
夜中でお人通りの多い市内であるこの土地では、道路でも不可解な現象が目撃されています。体験者さんは交差点を歩いている最中、青なのに信号機までの立ち止まる女性を見たことがあるそうです。一向にわたる気配のない女性は、服装が一昔前のものでボロボロになっている格好をしていたようです。
怪奇現象⑥ アーケード内に響く音
千日前にはあーーどどおりがあり、昼間はそこで人でにぎわっているのですが、昼夜問わず時折大きなバーンと何か落下するような音が聞こえるといいます。アーケード内の多くの人が聴いており、天井付近からするこの音の正体は、火災で飛び降りた時の音ではないかといわれています。
怪奇現象⑦ 彷徨う男性
ビックカメラになって心霊現象はそれでも減少傾向にあるといわれていますが、まだまだ不可解な現象を目にする機会は多いようで、体験者さんは有るフロアで服装の古い男性を見かけたそうです。その男性はフロアを行き来して彷徨い誰の目にお留まることなくただずっと移動していたといいます。
当時は体験者さんもそれが何かわからず興味本位で近づきました。するとふとした瞬間に消えた男性。体験者さんは見間違いかと目を疑い買い物を続けたそうです。そしてお店を出る際に助けてと声を聴くとともに体が非常に重くなりました。足元を見ると先ほどの男性が自分の足を掴んでいたそうです。
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千日前デパートの立地はその昔処刑場や墓地だった
怪奇現象は火災後のデパートでも、今現在のビックカメラでも続いていると言います。そんな火災や怪奇現象について調べていると歩きになること情報がありました。何とデパート跡地は昔処刑場や墓地だったというのです。火災もその跡地が関係していたのでしょうか。
その昔、無縁仏や餓死者を葬った大型墓地だった
どういった土地だったのかというと、その昔無縁仏や餓死者を葬った大型の墓地だったのです。1615年の江戸初期の時代にそのあたり一帯で千日墓地といわれる大型墓地をつくられました。そこでは基金に見舞われ餓死した人やそのまま無縁仏となった人を主に祭っていたと言われています。
処刑場だった過去も
墓地だけにとどまらず、当時その墓地には処刑場や焼き場も併設されていたといいます。そして過去の処刑場と火災には不思議な共通点があるといわれています。それが火災で亡くなった方の人数と、当時ここで処刑された人数が同じなのです。
当時処刑された人数は118人といわれており、火災で亡くなった人は全員で118人といわれています。大惨事が起きたことは決して偶然などではなく、処刑された人たちの思いや怨念による影響で行ったといえるのではないでしょうか。
千日前の名前の由来
千日前デパートで起きた火災は大変悲惨なもので、今なお不思議な現象が確認されているほどに大きなことだった雄ちうことが分かりました。心霊スポットとして今でも数多くの心霊現象も散見される土地の由来について紹介していきましょう。
鎮魂のためにお坊さんが千日掛けて読経をあげた
千日前の名前の由来にはいくつか説がありますが、そのうち有名なものをご紹介します。この土地はかつて焼き場も兼ねていたと先ほどお伝えしましたが、焼き場として機能したのが大坂夏の陣といわれています。当時この一帯は大坂夏の陣で亡くなった者を焼き供養した場所となっています。
その際に、お坊さんが除霊のためにこの土地に赴き千日もの間毎日お経を呼んだといわれているのです。それ故に、この名前が名付けられたといわれています。
千日念仏を唱えていたお寺があった
二つ目の説が、当時墓地があったことで近くにあるお寺の法善寺と竹林寺のお坊さんが千日かけて念仏を唱えていたことと関係しているというものです。
このことから、両方の寺を千日寺を言うようになったそうですが、とくに法善寺を千日寺と呼ぶようになり、その寺の前で栄えた町が今の千日前のエリアになるため、この名前が付けられたといいます。
千日墓地内にあったお寺の前だった
現千日前エリアに千日念仏を唱えていたお寺があったことも有力な説です。その昔、千日墓地内には千日山安養寺というお寺が存在したそうです。そのお寺の位置が現千日前の横にあたり、お寺の前で栄えた町がこれにあたるため命名されたといわれています。
千日デパート火災の犠牲者は今もなお彷徨っている
千日デパートで引き起こされた火災はとても凄惨なもので、とても多くの犠牲を伴った事件でした。そして、現在も心霊スポットと呼ばれるほど、彷徨い続けている霊を見かける情報が後を絶ちません。かつての事故を忘れず、そして彷徨う霊たちの思いがいつかはれるように願いたいものです。
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