見た目はまるでエイリアン!?気になるワラスボの生態と食べ方をご紹介!

ワラスボの産卵期

ワラスボの産卵期は、6月から9月にかけての夏の時期になります。巣穴の中に卵を産み付け、孵化するまでオスが卵の世話をします。孵化した仔魚は一般的な魚のように目と水平に開いた口を持っていますが、成長するにつれ目が退化していき、口が上向きになり牙が発達していくのです。

ワラスボは有明海のエイリアン!?

ワラスボの名前の由来

ワラスボの名は、稲わらを束ねて作る筒のような形に似るための名称と考えられ、漢字で「藁素坊」と書きます。また、ワラスボには九州各地に地方名が存在します。佐賀県では、「スボ」、「ジンキチ」と呼ばれそれを干したものを「ワラスボ」と呼んでいます。他にも、長崎県では「ドウキン」、福岡県では「ワラス」と呼ばれているんです。

ワラスボと有明海との関係

有明海といったら福岡・佐賀・長崎・熊本の4県に囲まれた九州最大の湾のことをいいます。この有明海は、日本の湾の中でも最大の干潟で知られてます。固有種も数多く確認されており、変わった珍種や怪魚といった類が多いです。その中でも、「有明海のエイリアン」として1位、2位を争う知名度を持っているのがこの「ワラスボ」なんです。

ワラスボと佐賀県との関係

有明海にしか存在しない絶対危惧種の指定も受けているワラスボを、県の特産物として起用したのが「佐賀県」なんです。佐賀県佐賀市が、国内外への知名度アップを目的としてユニークなホームページとPR動画を作成したのです。YouTube動画再生は30万回を超え、WRSBで注目を集めています。

https://www.youtube.com/watch?v=r6EpktKvUg4

(引用:佐賀市WRSBワスラボ公式サイト)

ワラスボの旬と味

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