目が光るからメヒカリ?実はおいしい深海魚!生態・捌き方・レシピを紹介

文字通り目が青く光っている魚「メヒカリ」。全国的な知名度は低いですが、脂がのった柔らかい白身がおいしい深海魚で、地域によってはよく食べられています。この記事ではあまり知られていないメヒカリに注目して、生態・特徴、捌き方からレシピまでまとめてあります!

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海と山に囲まれて生活するアラサー女子。自然をこよなく愛し、新しい発見を求めて月に1度は旅をしています。

目が青く光っている魚「メヒカリ」

メヒカリとは深海に棲む魚で、体長は15~20cmほど。目が大きく青く輝いていることから、漁師の間でメヒカリの愛称で親しまれています。肝心の味は、白身特有の淡白な味でありながらほどよく脂がのっていて、クセがありません。刺身や唐揚げ、干物など様々に調理して食べることができ、子供から大人まで人気の魚です。

メヒカリという魚は主に2種

実はメヒカリという名前は呼称で、実際は「マルアオメエソ」もしくは「アオメエソ」が正式な名前です。ですが、この2種類は非常に似ていて見分けが付きにくく、アオメエソの方がわずかに目と頭部が大きいと言われています。よってこの記事では、マルアオメエソとアオメエソを呼称であるメヒカリとしてご紹介していきます。

メヒカリってどんな深海魚?

全国各地で水揚げされるメヒカリですが、昔は今ほどメジャーな魚ではありませんでした。深海魚特有の見た目もあり食べようとする人が少なく、あまり市場に出回ることがなかったと言います。ここからはその理由と、メヒカリの生態や特徴について詳しくご説明していきます。

メヒカリはすり身で使う魚だった

出典:PhotoAC

元々メヒカリは、水揚げの際に引っかかる雑魚として、漁師からやっかいものにされていました。そういった経緯から鮮魚として出回ることがなく、かまぼこなどに使用するすり身として使われていました。しかし最近では、くせのない風味に脂ののり加減が現代人に好まれ、鮮魚として注目されています。

メヒカリの生態・特徴

気になる生態ですが、マルアオメエソとアオメエソともに深海に生息し、体長は大きくても20cmほど。主にオキアミや甲殻類を主食にしています。しかし多くは解明されておらず、産卵場が不明など生まれてから水揚げされるまで、どのように生活しているのか謎が残る魚です。

メヒカリの生息域

出典:PhotoAC

生息域はマルメアオメエソが青森から千葉にかけての太平洋側、アオメエソが神奈川から鹿児島にかけての太平洋側。ともに水深250~600mの深海に生息しています。また北から南まで各地に生息しているので、1年を通して水揚げされているのも特徴です。

メヒカリ以外の深海魚について知りたい方はこちら。

おいしい魚、メヒカリに旬はあるの?

様々な時期に出回っているメヒカリですが、せっかくなら旬のときに食べたいものです。果たしてどの時期に食べるのがおいしいのか、またどのような味がするのかをご説明していきます。あわせて鮮度の高い魚の見分け方もご紹介します。

メヒカリの旬は冬から春

出典:PhotoAC

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