日本航空123便墜落事故とは昭和60年に起きた大規模航空事故です。500人以上の方が亡くなったこの事故は各テレビ局とも大々的に取り上げ、NNN局でも終夜に渡り報道していました。この際、亡くなった人々の名前をリポーターが読み上げていたシーンが視聴者の記憶に強く残り、この都市伝説が誕生したのではないかと言われています。
とちぎテレビ「おくやみ」の真似説
こちらは栃木県のローカル番組「おくやみ」についての言及です。とちぎテレビ開局以来続く5分程のコーナーなのですが、栃木県内では高視聴率を保ち続ける人気番組とも言えます。夜9時55分から10時の間に放送され、自治体の協力のもと地元新聞に掲載されるおくやみを読み上げるといった内容です。この事から、この番組から着想を得た人物による創作ではないかと考えるのも妥当な線であると言えます。
NHK受信料未払い者リスト説
最後にご紹介するのは、この犠牲者の人々の名前はNHKの受信料を支払っていない料金滞納者ではないかというブラックユーモアな説です。アナログ放送時代は現在と違い放送事故が起こってしまう事態が度々ありました。この臨時放送もNHK内の内部情報が何らかの形で漏れてしまった放送事故ではないかとの見解もあります
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NNN臨時放送の真実
今ほどインターネットが人々の生活に根付いていなかったインターネット黎明期。その更に地下である2ちゃんねるは、まだまだアンダーグラウンドな場所でした。そんな場所から生まれた都市伝説の真実に迫ります。
NNN臨時放送は実は真っ赤な嘘
ここまで様々な方向からNNN臨時放送について解説してきましたが、実際のところその真相というのは分かっていません。そもそもの情報源が匿名掲示板であるという信憑性に欠ける場所での発言であった事や、寄せられている目撃情報が余りにも少ないという点から考察すると、あの時代にありがちなエンターテイメントとしての創作であったと考える方が妥当です。
実際に流れたことはない
実際に流れたのであればその映像が残っていたり、NNN局側に保存されている筈です。しかし現在に至るまでフェイク動画以外の証拠映像が発見されていない事から、都市伝説のエピソードが一人歩きし、人々の中で歪曲された結果の産物であると言えます。
犠牲者説が現実的だったので信じる人が続出した
先にご紹介した日本航空123便墜落事故の発生時期と、NNN臨時放送の都市伝説が世に出回ったのはほぼ同じ時期にあたります。更に、航空事故による犠牲者についての報道が深夜帯に放送されていたのは事実なので、事故に絡めた考察があたかも事実であると印象付ければ自ずと信憑性が高まったのだと考えられます。
NNN臨時放送と同じくテレビに関する都市伝説
NNN臨時放送同様に、テレビに関連する都市伝説がいくつか存在するのをご存知でしょうか。ここでは未だに度々語られる幻の番組から、今どきの都市伝説を併せてご紹介します。
ドラえもんの都市伝説
国民的長寿アニメドラえもん。子供から大人まで誰しもが一度は見たことがあるのではないでしょうか。そんなドラえもん、実は幻の最終回を見たという声がインターネット上で多く寄せられています。その内容とは、いつものオープニングすら流れず唐突に本編が始まり、のび太の歩く後ろ姿が10分間延々と続きます。ふいに「行かなきゃ」とのび太が呟くとそこで終わりというものです。奇しくもその放送日は藤子先生が亡くなった日であったと言われています。
死後の世界が映るテレビ
口裂け女や人面犬など子供の頃は身近にあった都市伝説。今の子供達も時代は違えど同じように怪談めいた噂を楽しんでいるようです。「死後の世界が映るテレビ」もその一つで、アナログ放送に切り替える事によって流れる砂嵐を子供達は「あの世が映っている」と怖がっているそうです。テレビが完全に地デジに切り替わった今、砂嵐を始めて見た子が恐ろしく感じるのも分かる気がします。
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大勢で見た夢 マンデラ・エフェクト
マンデラ効果と呼ばれる都市伝説を聞いた事はありますか?これは大勢の不特定多数の人々が、自分の記憶の中に事実と異なる記憶を持っている現象を指す言葉です。自分一人の記憶ならただの思い違いで済みますが、この都市伝説の怖いところは何の接点もない人物間で同じ記憶を共有しているという点にあるのです。
マンデラ・エフェクトの起源
事の発端は南アフリカの政治家ネルソン・マンデラ氏が存命であるにもかかわらず、多くの人々が彼はもう亡くなっていると思い込んでいた事に起因します。こういった例は海外に留まらず日本国内でも多くの実例が挙げられます。
日本国内で起こったマンデラ・エフェクト
陰謀論、超常現象ともされるマンデラ・エフェクトですが、私たちのごく身近にその現象は起こっています。こちらでは国内で多くの人が語っている、事実と異なる「もう一つの記憶」についてご紹介します。
日本は48都道府県だった?
ご存知の通り日本は1都1道2府43県ですが、日本に住む人の中には日本は47都道府県ではなく48都道府県だったと記憶している方々が存在します。彼らいわく、九州は9県あったというものや、北海道は南北に別れていた等の証言が多々見られます。また、幻の48県目の名前は岡崎県であったとの噂も存在します。
ピカチュウの尻尾は何色?
国民的アニメポケットモンスター。主人公サトシの相棒である電気ポケモンピカチュウ。愛らしい見た目で今なお人気のキャラクターですが、そのピカチュウの尻尾の先が何色か思い出せますか?こちらも人によって証言が異なり、尻尾の先までピカチュウは全身黄色だと答える人と、尻尾の先は黒だったと記憶している人で別れます。ちなみに筆者は後者だと思い込んでいたのですが、正解は全身黄色だそうです。
NNN臨時放送はネット黎明期に現れた都市伝説
NNN臨時放送についての都市伝説、いかがでしたか?テレビという私たちの日常に溶け込んでいる媒体からは時々、目を疑うような光景が映し出されるのかもしれません。今後もしかしたら、似たようなことがあなたの側でも起こるかもしれません。
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