オオハシは骨格が面白い鳥!その生態や種類を徹底解説!ペットとしても飼える?

Array

序盤で簡単に触れましたが、ここでは改めて彼らの生息地について説明します。南国の鳥であるというイメージ通り、彼らは暖かい森に暮らしていることが知られています。もう少し具体的に見てみましょう。

南米の鳥

stokpic / Pixabay

アルゼンチン、コスタリカ、ブラジルなどといった南米の熱帯雨林の中で暮らしています。長距離を飛ぶ飛行能力はないため、海に囲まれたカリブ諸島には生息していません。

森の中では虫や爬虫類、果実などを主食とし、強い雑食性を持ちます。

オオハシを日本で見るには?

zoosnow / Pixabay

写真を見るとまさに極彩色の美しいクチバシを持ち、さらに性格はフレンドリーであると聞くと実際に会ってみたくなりますよね。どんな声で鳴くのか、羽ばたくとどれほど大きいのか、想像が膨らみます。

ここでは日本でオオハシに会える場所を3つほどご紹介します。

オオハシを見られる場所①掛川花鳥園

鳥と触れ合いたい方に絶対におすすめなのがこちらの掛川花鳥園です。オオハシはもちろんフクロウなどの猛禽類からペンギンまで様々な鳥類が放し飼いにされており餌をやったり近くで観察したりすることができます。美しい花も咲いており室内展示なので雨の日でもみんなで楽しめるでしょう。

  • 住所:〒436-0024 静岡県掛川市南西郷1517
  • 電話:0537-62-6363
  • ホームページ:http://k-hana-tori.com/

オオハシを見られる場所②神戸どうぶつ王国

続いてもオオハシと触れ合うことができる施設です。こちらは兵庫県神戸にある動物園で、エサを手から上げる体験に参加できます。

ふれあいを中心に様々な動物がコンパクトに展示されており、一日中楽しめることができるでしょう。

オオハシを見られる場所③いしかわ動物園

トキの分散飼育も担っていることからも高い飼育技術がうかがえる「いしかわ動物園」にもオオハシがいます。

南米の森をテーマにナマケモノやカイマン、ハナグマなどと合わせて自然に近い環境で飼育されているオオハシの姿を間近に見ることができます。

他にもかわいい動物がたくさん見られるマランダーについて詳しく知りたい方はこちら

鳥と仲良く触れ合うコツ

Oldiefan / Pixabay

せっかくオオハシに会いに行くのですから仲良くなりたいと思いませんか?鳥と触れ合うときにはいくつか気を付けていくといいポイントがあります。

クチバシを連想させるような動きや物を見せない

Capri23auto / Pixabay

クチバシを向けられると鳥は威嚇されていると感じます。敵対された!と思われると仲良くなれません。人差し指を向けたり傘などの先端を向けたりするのはやめましょう。

大きな声を出したり急な動きをしない

Pezibear / Pixabay

こちらをよく観察している鳥たちを脅かさないようにすることも大切です。やっとみつけた!と喜びから大きな声を上げると驚かしてしまいます。

急な動きをとれば敵がやってきたと勘違いしてしまうこともあるので優しくそっと近づきましょう。

オオハシをペットとして飼育するには?

umamichelle / Pixabay

オオハシたちと触れ合ったり実際に近くで見てみることでペットとして飼いたいと思う方もいらっしゃるでしょう。ここからはオオハシと一緒に暮らしていくにはどうすればよいのかお伝えしていきます。

個人での飼育は可能?

joaobalao / Pixabay

オオハシを個人で飼育することはずばり可能です。ここまででお伝えしてきたように体は30センチ近くあり、鳴き声も大きいです。

野生では50年生きると言われていますが人間の飼育下においてはその半分にも満たないの寿命しか全うできないと言われています。

せっかく家族の一員として迎えるのであればこれらのことも頭において、彼らが少しでも幸せな生涯を全うできるようにきちんと準備してから迎えましょう。

エサ

Couleur / Pixabay

オオハシ専用のフードが販売されていますからまずはそれを与えるのがいいでしょう。人工飼料に慣れていなければ野生と同じように虫や果実、昆虫などを与えてやる必要があります。

また彼らは南国の鳥なので果実も南国のものを好みます。毎日の食事で満足いくだけ与えてやるには経済的にもしっかりした基盤が必要といえるでしょう。

飼育環境・スペース

AngieToh / Pixabay

飼育環境は広いに越したことはありません。体長ですでに30センチを超える個体がほとんどですから、羽ばたこうと思って翼を広げた際にはそれよりも大きなスペースが必要であることは想像に難くありません。

さらに彼らの最大の特徴である大きなクチバシをぶつけて傷つけないようにすることも大切です。骨折しないように最低でも150㎝の大きさのケージが必要でしょう。一部屋あったっていいかもしれないほどです。

また室温や湿度も生まれ育った熱帯雨林の環境を再現してやるために重要になります。加湿器やエアコンなどで24時間365日調整する必要があります。水浴びも好きなのでプールなども用意してあげるといいでしょう。

飼う場合の注意点

DarkWorkX / Pixabay

様々な困難を解決し、実際にオオハシを飼う条件がそろったのであればさらに飼う場合の注意点も考慮していきましょう。鳴き声や飛行方法などについて詳細にお伝えします。

鳴き声は?

鳴き声はとても大きいです。騒がしい熱帯雨林の中でも響き渡るほどの大きな声です。1キロ近く離れた場所でも聞こえるとされています。飼い主になつくので、構ってもらえなかったりすれば大きな声で鳴いて呼ぶことも考えられます。

どうやって飛ぶ?

大きな翼を持つオオハシですが、特徴的なくちばしを持つため長時間の飛行や他の鳥たちのように旋回しながら飛んだり枝と枝の間をする抜けるような動きは苦手です。

体をほっそりとさせてからぴょんぴょんと羽でバランスをとりながら素早く木々の間を飛んでいきます。

値段と購入方法

Finy / Pixabay

値段は種類にもよりますが安くても20万円以上はすると思っておきましょう。広い飼育スペースが必要なことからもペットショップなどで見かけることは少なくネットショップなどで探すのが一番確実でしょう。

オオハシに会いに行こう!

manfredrichter / Pixabay

美しく大きなクチバシを持ち、明るく人懐っこい性格をしたオオハシの魅力は伝わりましたでしょうか?飼育するのは率直に言って難しいですが、その代わり日本の様々な動物園などで会うことができます。

彼らの生まれ育った地での個体数は年々減少の途をたどっていると言われています。会いに行った際にはこんな魅力的な生き物たちがいつまでも暮らしていけることを願わずにはいられないでしょう。

マランダーに関する記事はこちら

タチヨタカに関する記事はこちら