掛け針→実際に川の鮎が掛かる針です。イカリ型の3本や4本のタイプが主流となっています。
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鮎釣りに必要なものは?鮎釣りのタックル
釣り初心者の方の中には「タックルって何?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか?タックルとは釣り道具のことを言います。鮎釣りにはどんな道具が必要なのかご紹介していきます。
鮎釣りの服装はどんなもの?
鮎釣りは基本夏場に行われるため、日差しが強い中長時間釣りをしなければなりません。日焼け対策として上半身は長袖の服を着ましょう。首筋も日焼け対策のため隠れるタイプがおすすめです。帽子も忘れずに被りましょう。さらに、長時間川の水に入っている状態になるため下半身は寒いです。ですので鮎釣りの際は、『鮎ウェーダー』と呼ばれる、水中に立ち入るための同長靴もあります。こちらはタイツと足袋が一体となったタイプです。なるべく保湿性の高いものを選びましょう。
鮎釣りで最低限必要な釣り道具は?
まず何といっても釣竿ですね。鮎釣りでは専用の竿があり、長さは8m~10mくらいです。鮎釣りの竿は値段が張るものが多いですが、必ずしも高いものが良いとは限りません。高級な竿程軽くて操作性が良いのですが、素材が薄く折れやすいのが難点です。ですので初心者の方は、最初から高級な竿は使わない方が良いと言われています。
次に『タモ』と呼ばれる、鮎をすくう際に使う網です。枠の大きさは36cm~39cmが主流です。高級なものほど網目が細かくなるのが特徴です。
次に鮎を入れておくための『引き舟』です。こちらは水が通りやすい構造になっており、入れた鮎を逃がさずに元気に泳がせておくことができます。後ほど説明する鮎釣りの釣り方において、この道具は必需品となります。
次に『鮎ベルト』です。こちらはタモをさしたり、引き舟を繋ぐためのベルトです。他にもポーチやペットボトルをつけることができるため、大事な道具の一つですね。
最後に、釣り針などの小物を入れておくための『ベスト』です。すぐに必要なものを取り出せるようにしておくのは大事ですね。
以上が最低限必要な道具となります。その他に必要な鮎釣りの仕掛けについては、コンテンツより『初心者でも大丈夫!鮎釣りの仕掛け』をご覧下さい。
鮎の旬はいつ?鮎釣りの時期
鮎は資源保護のため、11月から5月の間は釣るのを禁止しているのがほとんどです。解禁シーズンは6月から10月頃までとなります。旬は6月から8月の間、特に7月の若い鮎は骨が柔らかくて美味しいと言われています。
好みによりますが、産卵前の子持ちの鮎が美味しいという方もいます。子持ちの鮎が釣れる時期は各地域によってズレがあります。例えば東北ですと8月時下旬頃から、近畿なら9月から10月頃、九州なら10月になってからとなります。もし魚卵好きの方は、子持ちの鮎を狙ってみるのも良いのではないでしょうか。
どの時間が一番釣れる?鮎釣りおすすめの時間帯
鮎は時間帯によって釣れるポイントが変わってくる魚です。そのため「この時間帯なら確実に釣れる」とは一概に言えません。「鮎釣りのピークは午後3時以降である」と一般的には言われていますが、鮎釣りはどの時間帯にどの場所にいるのかを把握した上で行うことが大事です。
鮎釣り初心者が釣りやすい時間帯はある?
鮎釣り初心者の方なら、『トロ場』と呼ばれる川の流れが緩やかである程度水の深さのある場所がおすすめです。こちらは午前10時頃が狙い目となっています。鮎釣りは川に直接入って釣るので、早朝だと寒いですし、流れの激しい場所だと初心者の方は怪我をする可能性もあります。その点を考えると、『トロ場』が一番初心者には釣りやすいのではないでしょうか。
その他の時間帯は?
例えば、午前8時頃はトロ場に続く『瀬脇』(『瀬』とは川の比較的浅くて水の流れが速い場所のこと。その両岸でやや流れが緩やかになっている所を『瀬脇』という)が狙い目です。午後3時頃までなら上流のトロ場に続く『瀬頭』(緩やかな流れから速い流れに変わり始めるところ)を、午後4時以降なら下流の深場や淵に続く『瀬尻』(速い流れから緩やかな流れに変わり始めるところ)が狙い目となっています。
初心者でも安心!鮎釣りの釣り場(ポイント)の選び方
鮎を釣るには、まず川のどの場所で泳いでいるかを知る必要がありますが、これは非常にわかりやすいです。前述でお話したとおり、鮎は川底にある石や岩についているコケなどをエサとしています。そしてエサを確保するために縄張りも作ります。ですので、エサとなるコケのついた石や岩を探せばいいのです。
さらに、その岩付近を縄張りにしているかどうかを判断する必要があります。こちらも比較的簡単です。もし鮎がそこを縄張りとしている場合、コケを食べた痕跡が残っているからです。鮎がコケを食べると、その石が黒光りして見えるのです。
初心者でも見つけられるものなの?
鮎の釣りポイントとなる縄張りを見つける際は、直接川の側から確認するよりも、橋の上など少し高いところから偏光サングラスを使って見ると見つけやすいです。もし、どうしても見つけられない場合は、近くにいる釣り人さんたちに教えてもらいながら見ると良いでしょう。
まとめ
「鮎釣りは敷居が高い」と言われがちですが、初心者でも楽しめる釣りです。もし「やってみたい」という方は、他の釣り人さんと交流しながら、その釣り場のルールを守って鮎釣りを楽しんでみてください。