素晴らしい色をした、妖艶な生物でもあるアオミノウミウシですが、実際にはどこに生息しているのでしょうか。また、日本でも目撃することが可能なのでしょうか。具体的に潜んでる場所について事前に知っておけば、危険を回避することの参考になります。
温帯域、熱帯域の海に棲んでいる
過去には、気象の影響でオーストラリアにあるクィーンズランド州の海沿いに大量に発生したこともありました、そしてかなりの人々が被害にあってしまいました。基本的には、外見からもイメージしやすいように、鮮やかなルックスをしている生きものなので、緯度が低い一年中暖かい地域に棲息しています。
日本でも見ることは可能!
日本では本土と言うよりは、小笠原諸島や南西諸島などの島々がある暖かい地域で目撃されます。具体的な生息する場所の種類としては、海の底などにいるのを好みます。外洋性ですが、たまに海岸に姿をあらわすこともあります。そちらに足を運ぶ機会があった時は、意識して見渡してみる価値があります。
アオミノウミウシの探し方
生きている地域まではわかりましたが、実際に発見するためにはどのような方法があるでしょうか。気象状況などの自然の点から考慮すれば、見つけることができるチャンスが増します。そしてその際、遭遇した時の注意点についても述べていきます。
漂着物を探してみよう
まず、クラゲに注目してみるとことをおすすめします。よく注視してみると、クラゲにアクセサリーのようにくっついている可能性があります。また、漂着物を狙うのであれば、潮の満ち引きや風向きである程度予測して狙うこともできます。しかし、基本的には運がかなり影響するとも言えます。
見つけても素手では触らない
アオミノウミウシは、場合によっては猛毒を所持してる可能性があるので決して素手ではさわらないほうがよいです。なぜ、場合によってはと断りをいれたかというと、他の生物の毒を武器にするので、その時々によって持っている毒が異なるからです。発見して、心が躍ったとしても決して触らないことをおすすめします。
アオミノウミウシの繁殖
今まで、生息地域や生態について紹介してきましたが、ここではどのようにして種を維持しているのかをみていきます。繁殖方法と、なぜそのような形で種を増やしているのかについて紐解いていきます。小さい生物だけに納得の事実があります。
一度に大量の卵を産む
やはり例にもれず、いくら毒に耐性があるとは小さな体です。なので、子孫を残していくことは困難をきわめますので、大量の卵を産みます。海中に拡散させるように、なんと1日に3000から9000個もの卵を絶えず産み落とします。強力な武器をもってはいますが、そのぐらい膨大に生まないと種を存続していくことは厳しいです。
アオミノウミウシは飼育できる?
好奇心をそそられた方もいると思いますが、果たして実際に飼育することができるのでしょうか。とても綺麗で見栄えがするので、お部屋に彩をそえるには持ってこいといえます。また、購入する場合のお値段はどのくらいになるでしょうか。
個人で飼うのは難しい
残念ながら、飼うのはとても困難です。毒があるのもさることながら、なによりも餌が大変です。毒を持つクラゲを好むため、コスト面や安全面からもとても厳しいです。また、カツオノエボシのようなものだとコスト以前に入手することすら大変です。
購入する場合の値段
中にはどうしても手に入れたくなった方もいると思いますが、結論から言うと購入すら難しいです。実は、ウミウシに属するものは水族館ですら飼うのが難しいと言われています。なので、なおさらアオミノウミウシのならば飼育が困難でありストックも保持しにくく、流通している情報も見つけることすら難しいのが現状です。
ゲームの世界にも登場
ビデオゲームの世界でも登場します。そこまで知名度は高い生物ではないのですが、知ってる方にとってはこのゲームをした時、思わずにやりとしてしまうかもしれません。確かに、現実の世界と言うより、仮想の世界の方がしっくりくるような出で立ちをしているアオミノウミウシは納得の採用でもあります。
ダライアスバーストというシューティングゲームにも
動画を見ていただいてもわかるように、容姿は実物そのまんまです。また、レーザービームを出したりするのも何ら違和感がなく、ファンタジーの要素も持ち、近未来な雰囲気まである、アオミノウミウシは特に飛行するものを扱った世界観にはとてもまっちしてます。
アオミノウミウシは美しい生き物
色や形どれをとっても美しい生き物であり、危険で不思議な生態です。この目で見るのすら困難で、生ける伝説といえます。これを機に日本の島々の海岸に足を運んでみてはいかがでしょうか。ただし、魅了されてくれぐれも素手で触ることのないようにしましょう。
他の神秘的な生き物の記事はこちら
共食いに関する他の記事はこちら