雨の日に釣りをしよう!装備などの対策や釣果アップのポイントをご紹介

淡水は表層に集まりやすいので、海水面には塩分濃度の低い層が集まり、活性が下がってしまうというのが通常の現象です。なので、表層を攻める際は活性が下がっているバスがいると念頭に置きましょう。じっくり見せる釣り方が必要です。

魚は塩分濃度が低いと活性が弱まる

先に触れましたが、塩分濃度が低い水面近くのバスは活性は低めです。どういった釣りをするのかにもよりますが、活性だけを考えるなら底狙いでいいかもしれません。しかし、「エサとなる虫等は表層にいる」、「魚から視認されにくい」、そういった点を考慮して総合的に攻め方を考えるのが良いでしょう。

雨の日の釣り環境の変化②水温

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雨がある程度の量で降ると、水温にも変化が生じます。その時に降った雨水がどのくらいの温度なのかが極めて重要になります。水温より雨水が低い場合は、水温低下をもたらし、水温より雨水が高い場合は、水面を上昇させます。

水温と雨水の温度差が大きいほど釣果に影響を及ぼす!

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釣りを行う上で、特に考えなくてはならない時期は春と秋です。季節が大きく変わる時期なので、水温と季節風に乗ってきた低気圧との温度差が大きくなります。一時的に雨量が増えて、水温の変化が早くなる、もしくは遅くなると本来釣れる魚が釣れないという現象をもたらします。

釣れる魚の切り替わりに変化が起こり、一時的に釣れる魚が釣れない時期を作り出す

先に触れた「水温の変化」が上手く移り変わらないと冬の魚がなかなか日本の海にきてくれないということになります。そういった情報が先に入っているうえで、釣りに出掛けた際は、例えば冬であるなら、「秋に釣れる魚がまだいるかもしれない」「冬に釣れる魚はまだ釣れないかも」と頭の片隅にいれておくといいでしょう。

雨の日の釣り環境の変化③酸素量

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溶存酸素量は雨が降ると変化します。変化をもたらすのは二つの要素が関わって酸素量を変化させます。一つは、雨が水面をたたくことで泡が発生します。この泡は酸素を含んでいるので溶存酸素が増えます。もう一つが水温の変化です。水温が低いと溶存酸素量が増えます。

水温の変化と雨水発生を味方につける

降雨の少ない時期に、急に降雨があったことで、水泡の発生と水温の変化を起こし急激な溶存酸素量の変化が魚にとっては刺激になります。雨による刺激と同時にプランクトンが発生しやすく拍車をかけるように魚は活性化するでしょう。

酸素量が上昇することで活性化

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基本的に魚もエラから酸素を取り込み、エラブタから水を吐き出し呼吸を行っています。溶存酸素量が増加すると、楽に酸素を取り込めるようになり活性化につながります。

雨の日の釣り環境の変化④気圧

気圧についても注目しておきましょう。雨が降るときは蒸し暑いことが多いはずです。もちろん、季節や気象状況によっても異なりますが低気圧が良く起こります。基本的に気圧が高いと水面が押し下げられます。気圧が低いと水面は押し下げる力が下がって水位が常時高い状況となります。

低気圧の影響は釣果を上昇

水位が低気圧によって変化すると全体として釣りやすくなると言われています。具体的にどういうメカニズムで影響が変わるのかはハッキリと解明されていません。わかっていることは気圧の低下は遊泳深度を調整する浮き袋と呼ばれる場所を膨張させやすくなるため魚の浮き上がるのを楽にするため活性化につながるのではないかと言われています。

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