オイルマッチでネット配信中に火事!その正しい使い方と注意点とは

これらの注意点に気を付けたうえで、正しく安全な使用方法を知っておくことも事故やケガを防ぐための大きな要因になります。購入したばかりの未使用オイルマッチへの対処やオイルの注入、着火・消火のそれぞれについてご説明します。

オイルの注入方法

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まず芯棒を取り外し、本体にオイルを注入します。中が見えにくいので芯棒を戻したときにオイルが溢れてしまうこともありますが、しっかり拭き取ればOKです。その後しばらく放置して本体を乾かしましょう。溢れたオイルが気化するので安全に使用できます。

オイルマッチの付け方

本体側面にある火打石にマイナスドライバーのような形をした芯棒の先端を合わせて擦りつけます。火花は出るけれど着火しないという場合は芯棒の綿にオイルが浸透していない可能性もあるので、本体に一度戻してから再度行ってみましょう。

初回はコーテイングを削る

購入したばかりのオイルマッチは、出荷などの摩擦で事故が起こらないよう火打石がコーティング剤で保護されています。このコーティング剤を削らなければ火をつけることができません。専用の器具がないので、目の細かいサンドペーパーなどを使用しましょう。

つけるときにオイル口をふさぐ

着火するときに本体のオイル注入口をしっかりと押さえずに着火すると、オイルが漏れてしまい本体や衣服に付着してしまいます。もしそうなっても、決してその状態のまま再び着火せずしっかりと拭き取ってから使用して下さいね。

オイルマッチの消し方

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着火方法には色々とコツがありましたが、これでスムーズに行えると思います。着いた火はしっかりと消さなければいけませんので、次は消火方法をご説明します。着火ほど難しくないですが、若干勇気の必要な消火方法もあります。

芯棒の先に息を吹きかける

至ってシンプル。ろうそくを消すように、芯棒の先端に息を吹きかければ火は消えます。火のついている綿の部分に吹きかけても耐風性があり消すのが難しいので、先端にするどく素早く吹き込むと上手く消えてくれると思います。

芯棒を本体に差し戻す

芯棒を火の付いたままタンクの中に戻す方法です。少し勇気が必要ですが、空気が遮断されるので燃え続けることはなく確実に消すことができます。消すのと同時にしまえるので、手間が少なくすぐに収納することができます。最後ネジの閉め忘れに注意して下さい。

オイルマッチの購入方法と価格帯

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注意点と正しい着火・消火方法さえ理解していれば、オイルマッチも危険なく快適に使用できますね。だんだんオイルマッチの印象が良くなってきたのではないでしょうか?「ほしい!」と思って下さったあなたへ、購入方法の手引きをさせて頂きます。

オイルマッチの購入方法

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普通のお店ではオイルマッチが取り扱われていません。ネットショッピングでも購入できますが、苦手という方は雑貨屋さんやホームセンター、アウトドア専門店などで探してみてはいかがでしょうか。お店によっては100円ショップでも販売しています。

オイルマッチの価格

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ネットショップを見てみると、ほとんどが¥1000以下で購入できるものばかりです。革製品で加工してあるような少しこだわった商品ですと¥3000前後で、ちょっと使い方が違いますが本格的なアウトドア用の「メタルマッチ」という着火器具は¥6000以上なんてものもありました。

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オイルマッチは永久的に使えるのか?

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記事中ほどで「オイルマッチは半永久的に使える」とご紹介しましたが、本当にそうなのか?と考えるといささか信じがたい部分もありますよね。“形あるものみな壊れる”という諸行無常の格言に抵触してしまいそうです。

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