西鉄バスジャック事件【ネオ麦茶】 の全貌と犯人の現在に迫る

これは名鉄バスや東急バスなども名案であると追随しています。他にも窓を脱出しやすい構造に改良するなど、あらゆる事態が想定・対処されるようになりました。

ハザードランプ・蛇行運転で知らせる

Skitterphoto / Pixabay

新型のバスには、ハザードランプの高速度点滅や、非常(防犯)灯の点灯など多くの新機能がつきました。そのほとんどが犯人に察知されない状態で発信できるため、乗務員や乗客を危険にさらすことなく使用できます。
また異常事態周知の運転方法として、通常は禁止されている走行(蛇行運転)もマニュアルに組み込まれています。

「SOS 110番へ」「緊急事態発生」を見たら至急警察へ!

Santa3 / Pixabay

これらの対策は功を奏し、平成26年に発生したバスジャック事件で、運転手が通報装置を作動させる、「SOS 110番へ」の表示を見た他のドライバーが通報するなどして、実際の事件解決にも結び付きました。

もしこういった表示を見かけたらバス会社に連絡するか、速やかに警察に通報してください。

そもそも○○ジャックってどういう意味?

12019 / Pixabay

もちろんバスジャック事件は日本だけで発生しているわけではありませんし、バス以外に乗っ取り被害にあっている輸送機関はたくさんあります。

そもそも何を持ってして○○ジャックなのか、身近な犯罪でないだけに、実はよくわかっていない人も多いのではないでしょうか?次からは○○ジャックのちょっとした雑学になります。

バスジャックは和製英語

そもそも「バスジャック」は和製英語であり海外では通じません。バスも電車も電波も飛行機もすべてまとめてハイジャックと呼ばれます。

飛行機は高いところを飛ぶのでhigh…と思いがちですが、英語は「hi」なのでスペルも意味も違います。近代に入って生まれた新語ですが、語源は諸説あり特定されていません。

何をすることがハイジャックなのか?

Tama66 / Pixabay

西鉄バスジャック事件は人質を取ることが目的でしたが、本来ハイジャックは移動機関を強奪すること自体を指します。なので乗客全員を下ろし、人質がいなかったとしても定義的にはハイジャックです。その動機は暴力以外にも、金銭、政治、亡命の要求など実に多様です。

日本で起きた〇〇ジャック事件

それは船舶も例外ではありません。昭和45年の瀬戸内海上で起きた客船乗っ取り事件、それが瀬戸内シージャック事件です。船の名を取ってぷりんす号シージャック事件と呼ばれることもあり、国内唯一のシージャックとして記録が残っています。

事件は警察の狙撃により解決、人質は無事救出されました。

信じられない!そんな理由でハイジャック?

Holgi / Pixabay

中には信じがたい理由でハイジャックを試みた犯人もいます。平成11年に発生した全日空61便ハイジャック事件です。その動機はなんと「飛行機を操縦してみたかったから」という度肝を抜くものでした。

重度の飛行機好きであった犯人は、ただ思い通りに飛んでみたいという子供のような欲望のために、信じがたい犯行に手を染めてしまいました。

世界の一風変わったハイジャック

Yuri_B / Pixabay

ハイジャックは世界中で発生していますが、その中には「作り話じゃないの…?」と疑ってしまうぐらい奇抜な事件もあります。

次にご紹介するのは、世界は本当に広く、人間に限界はない!と感心すらしてしまう事件簿です。

追いつけるはずがない!究極の逃亡手段

WikiImages / Pixabay

1971年のアメリカで発生した未解決ハイジャック事件、それがD.B.クーパー事件です。なんと犯人が飛行機からパラシュートで降下するという大胆な逃亡劇を果たしました。その奇怪さから、アメリカでは下記のように半ばオカルトじみた事件として扱われることもあります。

怒り爆発!被害者の逆襲

gdakaska / Pixabay

2015年のテキサス州に、一人のカージャック犯がいました。とある車を強奪したところ、怒り狂った持ち主が猛烈な勢いで追いかけて来て、逃げても逃げても諦めることなく、ついには捕らえられてしまったのです。

実は犯人が乗っ取った車には、持ち主の赤ちゃんが乗っていました。子供を奪われた親の怒りには、さしもの凶悪犯も勝てなかったようです。

NEXT もしあなたがハイジャックに巻き込まれたら