バジェットガエルとは?
キモカワイイ、で人気のバジェットガエル。実際に見たことない、バジェット?と聞いてわからない方も多いです。生態を知れば知るほど魅力に引き込まれていきます。また、飼育しやすいといわれているので、動物の飼育初心者でもおすすめ!
ずんぐりとして丸い目のカエル
ずんぐりとしていて、扁平な体つきをしています。幅が広めの口、丸いくりっとした目が、第一印象強めです。見る角度によりにんまり笑っているように見える為、かわいい!と心打たれる方も多いカエルです。
キモカワイイと人気
見た目がなんとも気持ち悪い・・・けど愛嬌があって可愛い!そんなキモカワイイバジェットガエルは爬虫類好きのハートを射止めます!こんな顔で見つめられたらたまりません。キモイ展という人気な展覧会にも出場し、人気を集めた実績もあります。
【別名】マルメタピオカガエル
水分をぷるっぷるに含み、つるりとしたタピオカのような体と丸目の特徴から、日本ではマルメタピオカガエルとも言われています。名前だけ聞くとどんなカエルか気になりますが、見ると納得の姿です。
丈夫で飼いやすい
ずっと水辺の中で生きる水棲カエルの一種です。常に水があるので脱皮不全になりにくい為、細菌の感染症にかかりづらいです。住んでいる環境の変化に強く、他のカエルに比べて病気になりにくい為、初めての方におすすめ!
マルメタピオカガエルの親戚紹介
マルメタピオカガエルはツノガエル科のタピオカガエル属です。タピオカガエル属のうち、下記種類が親戚になります。
- マルメタピオカガエル(バジェットガエル)
- キメアラタピオカガエル(クーガーバジェットガエル)
- ネコメタピオカガエル(ドワーフバジェットガエル)
マルメタピオカガエル以外の2種類についてご紹介します!
キメアラタピオカガエル
マルメタピオカガエルとネコメタピオカガエルのハーフ!目の黒い部分がネコメを引き継いでいる、という印象です。体の大きさはマルメ程大きくはなりません。
ネコメタピオカガエル
日本ではあまり流通されていないレアな品種です。マルメは最大種と言われていますが、逆にネコメは最小種といわれています。見た目は目の部分がその名の通り、猫の様な目をしています。皮膚は黒いぶつぶつの模様です。
バジェットガエルの生態
バジェットガエルの姿や名前について知ったところで、詳しく生態について知っていきましょう。元々どこからやってきたのか、寿命の長さ、かわいらしさとは到底似つかない食についてご紹介します。
南米原産のカエル
アルゼンチン・パラグアイ・ボリビア、といった南米に生息するカエルです。暖かい場所で育ってきました。
他に、生態について基本データとしては、
- 色:緑色 (腹部:白)
- オレンジ色の斑点
- オスの特徴:喉が青黒。メスと比べると半分の大きさ
- 全長:10~13cm
- 体重:100g程
上記が特徴となります。
成長が早く長寿命
オタマジャクシの状態から手足がしっかり生えてくるまで一週間、成体に成長するまで2週間ほど、すくすくと成長します。平均寿命は5~10年程、その環境や個体のによりますが、17年程生き延びるご長寿なバジェットさんもいるとのこと。
大きい口で何でも食べる
体の大きさに対し、見合わない程横に大きな口をしています。また、動くものを見つけるとすかさずパクリ。雑食です。飼育していると、人間の指も食べ物だと勘違いしてパクっといってしまう程食べ物を選びません。飼育しやすいポイントのひとつです。
バジェットガエルの鳴き声
カエルといえば、ケロケロ、ゲロゲロっ。この鳴き声を誰もが想像してしまいますが、バジェットガエルはその想像をはるかに超えます。「そんな顔してなぜその鳴き声!」とツッコミたくなる程です。実際の鳴き声の動画もございますのでご覧ください!
カエルらしからぬ鋭い鳴き声
ぐええ!と聞いたら二度見どころではない鋭い独特な鳴き方をするため、注目があつまりました。ギャップにびっくりしてしまいますが、そこがまた爬虫類好きの心をくすぐります。他にも猫の様な、赤ちゃんの様な鳴き方をするバジェットガエルも!
動画が話題に
実際の鳴き声の動画が話題に。他にもその個体ごとの性格により違い、いろいろな鳴き声の動画が公開されていますので、もしバジェットガエルを育てようかな、と検討している方は飼い始めて鳴き声に急にびっくりしないように、いろいろなバジェットガエルの動画を観るのもオススメです!
バジェットガエルの飼育方法
実際に飼育しようとした場合、どのような点に気を付けなければいけないのか、バジェットガエルの為にも、自分の為にもしっかり事前に情報収集しておくことが大事です!それでは、いくつかポイントを把握しましょう。
水槽を準備する
成長しても13㎝程の全長になる為、小さめのアクリルケースで十分飼育する事が可能です。重たい水槽よりも軽めの方が日々の水の入れ替え作業が楽なので、その点も考慮しながら水槽を選びましょう。
水温は25度前後
もともと南米の沼や川辺に生息していた為、水温はぬるめの水温の25度前後がベストです。夏場はそのまま常温の水で問題ないですが、冬場は水の冷たさで負担がかかってしまうので、ヒーターの設置は必須です。
水は毎日全て入れ替える
環境や水質の変化に比較的強いバジェットガエルですが、長生きさせるには日々の水の取り換えは必須です。特におしっこは水と同じ色をしているので汚れているのか一見するとわかりづらい為、気付かない間に汚れてしまい、最悪病気に繋がる可能性もあります。
水の深さは伸ばした足がつく深さ
ずっと水の中で生活する水棲のカエルなのですが、ずっと水に潜り続けている訳ではありません。肺で呼吸するので、水の深さは伸ばした足がつく深さにして顔を水面に出せるようにしてあげることが大事です。深すぎると溺れてしまいます!
基本的には1匹で飼育
どうせ飼うなら仲間もほしいな、と思う方も多いです。その場合は水槽をしっかり分けましょう。先になんでも食べる、と述べましたが、同じ仲間も同様に食べてしまう、共食い競争が始まってしまいます。
バジェットガエルの餌は?
育てる上で気になるポイントとしては生き延びてもらう為に欠かせない餌です。バジェットガエルを購入する際に餌もどこで購入するのがベストか合わせて確認しながら飼育する準備をしていきましょう。
バジェットガエルは雑食で何でも食べる
主に動物食です。ツノガエル科なので、ツノガエルが食べるものや、専用フードも与えることができます。水で練って団子にしてあげます。専用フードは与えすぎるとおなかにガスがたまりやすいので注意が必要です。
- 金魚
- 昆虫(コオロギ)
- アカムシ
- ピンクマウス
- 川エビ・・・etc
給餌の間隔
子供の頃はたくさん食べます。間隔としては、3日に1回の間隔です。1年すぎたあたりには7~10日に1回の間隔で大丈夫です。最悪、1カ月以上何も食べなくても死にはしません。与えすぎたり、消化不良を起こすとお亡くなりになりますので、注意します。
餌の金額はどれくらい?
後ほどバジェットガエルの金額について説明しますが、餌の金額についてもご紹介します。そもそも餌をあげる間隔がワンちゃん猫ちゃんと違って空くので飼いやすい魅力の一つです。必ずピンセットを使ってあげることに注意しましょう。