しじみの砂抜きの簡単な方法をご紹介!時間や50度洗いについても!

しじみは味噌汁などによく利用され、なじみの深い貝の一つです。潮干狩りやスーパーなどで手に入れたしじみには、砂抜きが欠かせません。この記事ではしじみの砂抜きの方法を2種類紹介します。時間や50度洗いについて知ってみましょう!

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たくさんの魚をさばきたい!料理を愛する主婦です。
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しじみについて

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しじみは、小さい形の二枚貝です。貝が小さく縮んでいるところから、しじみと名付けられた説があります。

漢字では「蜆」と書きます。貝なのに、なぜ虫へんなのかというと、獣(哺乳類)や鳥、魚以外の動物を表すときに、虫へんが付くからです。タコやエビも「蛸」「蝦」と虫へんが付きます。

古くから日本人に親しまれてきた味

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しじみは、季節を問わずスーパーなどに並び、値段も安く購入できますので食卓に並ぶことが多くなります。一般的な料理にしじみの味噌汁が挙げられます。現在ではコンビニなどでインスタント食品として売っているので、お湯を入れただけで美味しくいただくことができます。

しじみの味噌汁は、産地の島根県と青森県ではしじみ汁として郷土料理にもなっています。

しじみの生態

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日本には、ヤマトシジミ、マシジミ、セタシジミの3種が生息しています。ヤマトシジミは日本全国の淡水と海水の混じった汽水に分布し、砂泥底に生息しています。一般的に食べているしじみはこのヤマトシジミです。

マシジミは全国の淡水に分布し、泥底に生息しています。近年、タイワンシジミという外来種が日本に持ち込まれて繁殖し、マシジミが減少するという問題が起こっていて、希少なしじみです。

セタシジミは滋賀県の琵琶湖に分布し、水深10m程度の砂泥底に生息しています。3種の中で最も味が良いとされています。

しじみの栄養と効能

しじみと言えば、健康食品やサプリメントとして注目を浴びていて、テレビのCMで聞いたり、広告等で目にします。摂取したら体に良いと言われているしじみには、どんな栄養や効能があるのでしょうか。

オルニチンが豊富

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オルニチンとはアミノ酸の一種で、肝臓の働きをサポートします。二日酔い、疲労回復、美肌作りやダイエットなどに良いとされています。しじみにはオルニチンが豊富に含まれていて、じしみの味噌汁を食べれば、二日酔いに効果があるとされています。

貧血を予防する

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鉄分は吸収力があまり良くないのでビタミンB12と一緒に摂取することにより貧血対策に役立ちます。しじみには鉄分とビタミンB12が多く含まれていますので、しじみを食べるだけで貧血予防になります。

歯や骨も作る

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カルシウムも豊富に含むしじみは、歯や骨も作ります。成長期のお子様はもちろん、骨粗しょう症にかかりやすい閉経を迎えた女性にはピッタリな食材です。しかも、しじみのカルシウム量は、あさりの倍以上とされています。

しじみの砂抜きの簡単な方法をご紹介!

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砂泥底で生活しているしじみには砂が入っています。砂も一緒に口に入れてしまいジャリっと噛んでしまうと、もう一生涯しじみを食べたくない気分になります。

そんな気分にならないように、しじみを調理をする場合は、最初に砂抜きを行います。あさりの砂抜きに関する記事はこちら

しじみの砂抜きをしよう!:必要なもの

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しじみの砂抜きをする場合に用意するものがあります。できるだけ自宅にあるもので行っていただきたいので代用品等もご紹介します。でも、その代用品がない場合は、ご購入することをおすすめします。

しじみの砂抜きに必要なもの:その①

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まずは、水を用意します。水道水でも良いのですが、カルキが多く含まれる水道水では、砂を吐かない場合があります。その場合には、水道水を一晩汲み置きてカルキ抜きをしてから使用することをおすすめします。

冷たい水を用意しよう

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水の温度は15~20度が適しています。水温が低いと砂抜き時間が長く掛かってしまいます。また、水温が高いと、しじみが弱わりますので水温には注意してください。水量は1リットルを用意してください。

塩水でも真水でもOK

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汽水に生息していたしじみは、真水で砂抜きした場合、浸透圧の違いにより、旨味成分が減少します。ですので、1%程の塩水で浸透圧を同じにすると、旨味成分が増しますので、1リットルの水に対して10g(小さじ2)を入れます。

しじみの砂抜きに必要なもの:その②

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しじみの砂抜きは、自宅にある入れものを用意していただければ結構です。もしも無い場合の代用品も紹介しています。しじみはゆっくりと時間を掛けて砂を吐き出すので、少々時間が掛かります。その時間、使用しないものを用意してください。

ざるとボウルを用意しよう

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しじみをざるに入れ、そのざるをボウルに入れます。その場合、ざるがボウルの底に着くものですと、ボウルの中のしじみが吐き出した底に貯まった砂を、また吸い込んでしまうことがあります。ざるの底に隙間が空くものを用意して下さい。

ボウルとざるの大きさに注意

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しじみはざるに並べるときに、しじみの殻の上に殻が乗らないように並べないと、上にいるしじみが吐き出した砂を下のしじみが吸い込むことがあります。底が丸いボウルやざるよりは平らなものがおすすめです。

ボウルの代用品として鍋やバットなど、ざるは良く洗った、揚げ物バットや水切りカゴなどをおすすめします。

しじみの砂抜きをしよう:手順

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必要なものを揃えたら、しじみを砂抜きをしましょう。もしも、潮干狩りで捕ってきた大量のしじみは、小さい入れものに一気に入れても砂抜きしても、砂が残る場合がありますので注意してください。

手順①ざるにしじみを入れる

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ざるに、できるだけしじみが重なり合わないように並べてください。しじみとしじみがくっつきすぎても酸素不足になり砂を吐きにくくなります。少し、しじみとしじみの間に隙間を空けて並べると、砂がしじみの中に残りません。

手順②ボウルに重ねる

ざるをボウルの中に入れます。しじみ同士がくっつかないように並べたしじみが動かないように注意して入れてください。代用品の揚げ物バットなどを使う場合はボウルに揚げ物バットを先にボウル等入れものに置き、その後、しじみを並べます。

手順③水を入れる

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