混ぜ合わせた塩水をゆっくりボウルに注ぎ入れます。この時、水量が多いとしじみが窒息死してしまいます。酸素が吸えるように、しじみがギリギリ浸かる程度の水量を注いでください。
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しじみの砂抜きをしよう:時間
そのしじみの入ったボウルに新聞紙等を被せて暗くし、夏の期間は3~4時間程度、冬の期間は4~5時間程度置きます。砂を吐いた塩水の中に長時間置いておくとしじみが弱りますのであまり長く置かないように注意してください。
しじみを放置するときは半日程度置いておく
砂抜きしたしじみを塩水から出します。その場合ざるごと上げてしまえば簡単です。そして、しじみの乾燥を伏せぐため濡れた布巾やキッチンペーパーを被せます。
最低3時間程度置いておきます。しじみは貝類の旨味成分であるコハク酸を多く生み出し美味しくなってくれます。
放置した後は洗おう
しじみの殻には色々な汚れが付いています。しじみを調理する際は殻ごと使いますので、しじみ同士の殻と殻を擦り合わせるように、水を貯めた中でゴシゴシと良く洗います。
しじみの殻にはカルシウムが豊富に含まれているので味噌汁を作る際、殻ごと入れることにより栄養価が更にアップします。はまぐりの砂抜きに関する記事はこちら
しじみはお湯で砂抜きもできる?
塩水で砂抜きすると、最低3時間はかかってしまいます。忙しい毎日を送っている人には待ちきれません。そんな待ちきれない人にぴったりな、時短で簡単な砂抜きをする方法がありますので紹介します。
しじみをお湯で砂抜き:必要なもの
しじみをお湯で砂抜きするときに使うものは、先ほど説明しました砂抜きするときと基本的に同じです。しじみが重なり合わないように並べることはお湯での砂抜きでも大切なことなので入れものは同じタイプのものを用意してください。
基本は通常と同じ
基本は通常と同じで、しじみが重ならない程度の大きさのざるとざるの底に隙間ができるボウルや鍋やバットなどを用意してください。お湯での砂抜きは、温度を活用しますので、塩は使わず、真水を温めて使います。
お湯は温度に気を付ける
この場合のお湯の温度は50度です。水温計で測れない場合は、熱湯と水を同量混ぜると50~55度のお湯になります。沸騰しているお湯を入れてしまうと、しじみから旨味の入った出汁が出てしまいますので気を付けてください。
しじみをお湯で砂抜き:手順
野菜がシャキッとしたり、肉や魚にも効果があるという50度洗いは、50度に温めたお湯をかけることで、食材の気孔が開いてその中に水分が入り込み旨味が出ます。しじみをお湯で砂抜きする方法のことも、50度洗いと呼びます。
手順①水を入れるまでは通常と同じ
50度洗いの手順は水を入れるまでは通常と同じように進めます。ざるにしじみを並べて、ボウルにざるを入れて通常の半量の水を注ぎます。そのとき、通常と同じで、しじみ同士が重なり合わないように気を付けてください。
手順②お湯を入れてこすり洗いする
温度を50度にするため、水と同量の熱湯を入れていきます。その後お湯の中で、しじみの殻と殻とをゴシゴシと擦り洗います。そのまま5分置きます。するとお湯が濁ってきて砂が抜けてきたことがわかります。
汚れがひどいときは、お湯を捨てて、もう一度同じ事を行います。時間がある場合は2回目を15分程置くと上手に砂が抜けます。
しじみをお湯で砂抜き:保存
お湯で砂抜きしたしじみは、そのまま調理しても美味しくいただけますが、保存の仕方によって、すぐ食べてしまうよりも旨味成分と栄養が増加します。その保存方法とは、どんなものなのでしょうか。
一時間冷凍するとうまみが上がる
その保存方法とは冷凍です。しじみは冷凍することにより、旨味成分を吸収しやすくなり美味しくなります。また、肝臓の働きを助けて二日酔いに良いとされているオルニチンは、冷凍することにより増加します。
冷凍したしじみは半年保存できる
購入した冷凍したしじみの保存期間は半年ほど可能ですが、塩水または、お湯で砂抜きしたしじみは、1ヵ月から2ヵ月間ほど冷凍保存できます。
冷凍するとしじみは死んでしまいますので解凍後に砂抜きはできません。できるだけ新鮮な内に冷凍保存することをおすすめします。
料理に使うときはそのまま使用できる
料理に使うときは、温めた調理器具に入れます。例えば味噌汁を作るときは沸騰したお湯に冷凍のまま入れます。解凍してから入れると、ドリップが出て少し匂いがする場合がありますので、そのまま使いましょう。
しじみの味噌汁の食べ方
しじみの料理と言えば味噌汁が代表的です。丁寧に砂抜きをしたしじみを水に入れ火にかけます。しじみの殻が全部開いてきたら火と止めて味噌を溶かせば、しじみの味噌汁の完成です。江戸時代には朝の定番メニューとされたほど愛された料理です。
しじみの身も食べるのか
小型のしじみの貝の中の小粒なしじみの身を、みなさんは食べていますか?
しじみの出汁がたっぷり出た味噌汁だから汁を飲めば栄養は十分取れます。しかし、しじみに含まれるミネラルのほとんどが身に残ります。せっかくの栄養ですので身もしっかりと食べることをおすすめします。
しじみの身を食べるときのマナーはあるのか
小粒なしじみの身をお箸で取るのは大変です。そんなときは、マナーとして、左手で殻を押さえながら、お箸で身を取り、身が外れた殻をお椀の中に戻します。身を外した殻をお椀の蓋の上に重ねて置くことはマナー違反です。シジミの味噌汁を食べ終わったらお椀に蓋をします。
しじみの砂抜きは簡単にできる!
しじみの砂抜きの方法を2種類紹介しました。冷たい水を使用する場合もお湯を使用する場合も手順は簡単なのですぐ挑戦できます。ただ、冷たい水を使用する場合は時間がかかってしまいますが、じっくり時間をかけた料理は格別の味わいがしますので、ぜひ挑戦してみてください。
あさりの砂抜きに関する記事はこちら
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