キアゲハってどんな蝶?その生態や飼育方法を徹底解説!

春先になるとどこからともなく現れるキアゲハ。普段何気なく見ている虫ですが、その生態を詳しく知っている人は意外と少ないです。この記事ではどういった成長過程で普段見ているキアゲハが空を舞うようになるのか詳しく解説します。

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彼にはもう八十四日間も一匹の魚も釣れない日続いていた。 釣れない時は、魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい。
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キアゲハってどんな蝶?

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文字通り、黄色アゲハ蝶のこと言うのでしょうか?その場合、どの部分が黄色なのでしょうか。蝶々は基本的に、幼虫、サナギ、成虫として姿を変えて行きますがキアゲハも例にもれずそのように成長するのでしょうか。

また、成長の過程のある時期にキアゲハはある影響を外部に与えると言われています。

黄色い羽の大きな蝶

画像からもわかる通り、黄色の羽を持つ、見た目が美しいチョウです。典型的なチョウを思い浮かべる時、このようなルックスのものを思い浮かべる方も少なくないと言えます。また、幼虫からサナギになり、最終的に成虫になります。

幼虫は害虫扱いされる

成虫になれば綺麗ですが、幼虫の形態の時には野菜などにとってもとても害を及ぼします。とても食欲旺盛で、育っている野菜をあっという間に平らげてしまいます。

生物界にはたくさんの害をなす虫がいますが、興味のある方はランキング形式にした記事がありますので、どうぞこちらもご覧ください。

キアゲハの特徴

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どこに住んでいて、どの時期によく目撃することができるでしょうか。また、発見する場合の注意点として、中にはとても見た目が似ているチョウもいます。場所と時期、そして見分け方を含めた解説をここではしていきます。

日本に生息しているのは亜種

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実は、日本に住んでいるのは純正な種ではなく亜種です。北米や北西部、ヨーロッパからアジアなど広範囲に渡って亜種とともに分布しています。

北米には、よく似た蝶のアメリカアゲハがいますが、それに対し英語圏ではキアゲハのことをOld World Swallowtail(古い世界の蝶)と呼び区別しています。

ナミアゲハとよく間違われる

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画像をみてわかるように、とても似ています。しかし、よく見ると違いが見えてきます。そのなかでも特に、二点ほどわかりやすく区別しやすい特徴があります。

黄色の色味が強いという点と、前部の羽部分の付け根が黒ずんでいるのでナミアゲハのような縞模様をでないという点です。

春頃に見ることができる

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基本は、春の初めの3月下旬から10月まで見ることができます。発生する回数は年数回となり、河川敷や高山帯で見晴らしの良い所、畑などの野菜のある場所でよく見られます。

また、市街地などでもやはり家庭菜園などがある場所でも見ることができます。

キアゲハの生態①幼虫

どのような見た目で、どのような物を具体的に好み食すでしょうか。また、幼虫時は危険が迫ってきたときどのような行動をとって、その場を凌ごうとするでしょうか。成体とは、まるで違う容姿をしているゆえに行動も異なります。

見た目が変化する

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キアゲハは画像のとおり、緑と黒の縞模様でを有していて、黒い帯がありその中にはオレンジ色の点がついて、毒々しく複雑な見た目をしています。

比較すると、アゲハ蝶などは成体になるとキアゲと近い見た目になりますが、幼虫では全体的シンプルな緑色をしていて、双方は幼虫時はとても見た目に違いがあります。

セリ科の植物が好き

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とても、食べることにおいて活発で、それゆえに害虫として認識されています。実際に、被害を受けやすい野菜はセリ科の野菜になります。具体的には、パセリ、セロリ、ミツバ、ニンジンなどがその系統の野菜に属しています。

危険を感知すると肉角をだす

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外敵からの狙われそうになっている時などに備えてある武器を持っています。それは、とてつもない異臭を放つという防衛手段です。キアゲハは幼虫の時、ツノを持っていて、そこに何者かが触れてしますと強烈な臭いを発します。このツノは、アゲハ系の種は有していることが多く、このツノのことは臭角と呼ばれています。

キアゲハの生態②サナギ

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先ほどは幼虫について触れていきましたが、ここではサナギについて詳細を述べていきます。どのようにしてサナギになっていくのか、またどのような見た目をしているのかを紹介していきます。また、サナギはある環境下の厳しさをも凌ぐこともできます。

糸をだしてサナギになっていく

サナギになる前に、便のようなものを出し体の中をすっきりさせます。そして、安全な場所を確保したら、白い糸を出します。その糸に頭をくぐらせて、糸を利用しながら脱皮していきます。

殻を脱ぎ捨てた後もしばらくからだを動かし、時間が立つとまるっきり動かなくなります。

葉っぱの様な見た目になる

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脱皮後は、一瞬みると葉っぱと全然見分けのつかないような、緑色のからだになります。そのルックスは、色だけでなく形すらも葉っぱにそっくりになります。これは、外敵から襲われない上でもとても見事な擬態としての効果があります。

越冬することもできる

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キアゲハのサナギは寒さにも強く、冬の厳しい環境も凌ぐことができます。擬態の上手い昆虫に、ムラサキシャチホコという生きものがいます。興味がわいた方は、是非こちらの記事もご覧ください。
この記事でも、幼虫からの成長過程についても記載もあるので、一見の価値があります。

キアゲハの生態③成虫

幼虫からサナギになり、ついに成虫になるのですが、生態について詳しく述べていきます。どのくらいで成虫になり、どのような物を摂取して生きているのかを紹介していきます。

また、卵を産む時にはどのような場所で実行するのかについても触れていきます。

10日程度で成虫になる

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