世界最大級の蛙・ゴライアスガエルの実態に迫る!飼育方法も要チェック!

ゴライアスガエルは体が大きいので鳴き声もさぞうるさかろう!と想像しますが、このカエルは鳴くための器官をもっていません。鳴かないカエルではなく、鳴けないカエルなのです。カエルが鳴くための器官を鳴嚢(めいのう)と呼びます。ゴライアスガエル口をすぼめて口笛のような「ヒュー」という鳴き声が精一杯です。

世界最強の毒を持つモウドクフキヤガエル

体の大きさが世界一がゴライアスガエルなら、世界最強の毒を持つカエルがモウドクフキヤガエルです。中南米に生息し自分の身に危険が迫ると毒性の体液を分泌します。この毒を吹き矢の先に塗ったことが名前の由来です。

青酸カリの1000倍の毒性を持つ!

猛毒の代名詞である青酸カリ。サスペンスドラマでもよく登場します。青酸カリで人間が死ぬには150~300㎎の量が必要です。モウドクフキヤガエルが分泌する毒の致死量は0.1~0.3㎎です。単純に1000倍の毒性があるのです。体中から毒を分泌するので背中を撫ぜるだけで死ぬことが出来ます。

ゴライアスガエルの飼育はできる?

ゴライアスガエルは日本でもペットとして極少量ですが流通しています。日本で飼育するためには非常に大掛かりな設備が必要で軽い気持ちで飼育することはできません。絶対におすすめしません。アフリカの家庭ではゴライアスガエルがペットとして飼育されることも珍しくないようです。

アフリカではペットとして飼われることも

ゴライアスガエルが生息する現地のアフリカではペットとして飼育されることも珍しくはないようです。もともと野生で生息しているので逃げ出しても生態系を破壊したり、逃げ出したカエルが生息していくことも可能な環境です。食用にされる事が多いカエルなのでペットの他にも家畜的な意味もあるのかもしれません。

ジャンプ力が強く家での飼育は難しい

日本で飼育をおすすめしない理由に驚きの「ジャンプ力」があります。80㎝を超す巨体にまで成長するゴライアスガエルはジャンプ力が凄まじいのです。なんと3m以上ジャンプするのです。3m以上飛び跳ねて水面に落ちる姿はまるでワニ。迫力は満点ですが飼育を考えるとお風呂サイズの水槽ではとても足りません。プールサイズの水槽が必要です。

ゴライアスガエルの他にもいる巨大蛙!

それではここでカエル界のビッグ3を紹介しましょう。トップはご存知ゴライアスガエルです。では3位と2位はどんなカエルなのでしょうか?この2種類も中々に興味深いカエルです。何と2位のカエルは日本にも生息しています。

アフリカウシガエル

アフリカウシガエルはその名の通りアフリカ原産のカエル。オスの体長は20㎝程度で1.4~2.0kgまで成長します。メスはオスの半分ほどのサイズです。下あごには敵と戦うための「牙」のような3本の突起があるのが特徴です。

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