黄泉戸喫(よもつへぐい)ってどういう意味?その由来や対処法などを徹底解説

スレッド主の男性は、ゴールデンウィーク中に家でダラダラ過ごしていたところ、昼寝を試みるのですが、目が覚めるとそこは自分の部屋ではなく、高層ビル街でした。人が全くおらず不気味でしたが、しばらく歩いたのち、大きく手を振るおじさんが見えたので、それを目標に歩きます。少し内容を端折ります。

手を振っていた人物を超えた先の部屋に入ると、長いテーブルの上にズラッと料理が並んでいたのです。その料理を口に運んだ瞬間、男性はなぜだか友人の家の前に飛ばされてしまうのです。異世界で何かを口にしてしまっていますが、男性は本当に元の世界に戻ってきているのか、疑問です。

山登りでおきた話

出典:PhotoAC

ネットに投稿された体験談として『山盛りのどんぶり飯』というお話があります。大学の登山サークルに所属していた男性が、サークルの先輩にとある写真をみせられます。それは山の景色に不釣り合いに置かれた炊き立ての「ご飯」の写真でした。そのご飯はどんぶりいっぱいに盛られ、箸が突き立てられていました。

後日その写真の撮られた山へ登山へ行くと、そのご飯は実在しました。写真を撮った時から気になっていた、という先輩は、そのご飯を食べてしまいます。そしてその後、行方不明になってしまったのです。詳細が気になる方は、書き込みを参照してみてください。

黄泉比良坂でおきた怖い話

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話半分で聞いていただいても良いのですが…この「黄泉比良坂」では実際に、『古事記』におけるイザナミの話をきかせ、「黄泉戸喫」の説明をしたあと、ガムを手渡してくる青年が現れるといいます。ガムを口にしないでいると、青年はがっかりして立ち去るそうです。「黄泉戸喫」をさせようとしていたのか否か、真相は不明です。

一番初めに紹介したお話にも「おじさん」は登場しましたが、異世界で必ず会う、と言われている「異世界おっさん」という都市伝説も存在します。「異世界おっさん」について詳しく知りたい方はご覧ください。

「黄泉戸喫(よもつへぐい)」を題材にしている作品

現代のアニメや小説においても、「黄泉戸喫」が作品の展開に大きな影響を与えている場合があります。「黄泉戸喫」がどのように作用しているのか、いくつかの作品を取り上げつつ、解説していきます。

千と千尋の神隠し

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トンネルをくぐり抜けた先の異世界で、主人公千尋の両親は、むしゃむしゃと屋台の料理を食い散らかし、豚にされてしまいます。「豚にされる=異世界の住人になる」ということを表現しています。

千尋はずっと何も食べておらず、この異世界において姿が消えかけるのですが、そのときにハクという少年からもらった食べ物を口にしたことで、元に戻ります。ここでも「黄泉戸喫」が描かれています。

仮面ライダー鎧武

ライダーの一人である龍玄が、一番さいごに変身する際に装着する鎧が、「ヨモツヘグリアームズ」という名前です。動画の3分10秒頃から変身シーンとなります。しかし、龍玄は鎧を装着する時点からとても苦しそうな声を上げます。「ヨモツヘグリアームズ」を装着した時点で、どんどん黄泉の世界へ導かれてしまっています。

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