ガマの穂の爆発が話題!ふわふわの綿毛の正体や超万能な活用法まとめ

火口(ほくち)とは、火打石や火打金などで起こした火を最初に着火させるために用いる燃えやすい燃料のことで、ガマの穂が表面積が多く火をつけるのに適しているため使用されます。もちろん乾燥させないと使えませんが、江戸時代から、よく使用されていたようです。

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蚊取り線香

乾燥しているガマの穂の先端に火をつけていくと徐々に煙が出てきます。ガマの穂は茎が硬いので地面に刺したり、ひっかけたりして使うことが出来るので使い勝手が良く、長さにもよりますが約1時間ほど使えます。

また効果もあり蚊が寄ってこず、においも不快ではないようです。ここまで使えるのは凄いです。

ガマの穂の生育地

ガマは池や沼などの水辺に生える抽水植物で冬場はいったん枯れたような見た目になりますが、翌年も穂を実らせます。都会では埋め立てが進みあまり見なくなってしまいましたが、繁殖力や生命力が強く生態系を守ってくれるので大切にしましょう。

北半球の温暖な地域やオーストラリア

ガマの生息地は日本各地、北アジアなどの北半球の温暖な地域に広範囲に分布しています。温暖な気候で育つにも関わらず以外にも寒さに強い植物であり、冬でも寒冷地以外は屋外でも育ちます。しかし極寒地では育ちません。

池や沼などの水辺に生える

各地の池沼や、河川の水辺、原野の水湿地に群生しています。水底に泥のある場所から直立に生えており長さは1~2mほどです。また、ガマは魚の産卵や動物たちの避難場所(カマキリが卵を産んでいく)、さらには水質浄化にも役に立っています。

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