3つ目は、加害者こそいませんが人目に付きにくいダム周辺には、自殺を考える人も訪れてしまうのかもしれません。富士山の樹海など、自殺者の多い場所はオカルトマニアの間でたびたび話題になります。
湖底からの白骨化男性遺体発見
平成4年、ダムの底から軽トラックと自殺したとみられる男性の遺体がみつかりました。誰かによって殺されたという可能性は低く、男性が自ら死を選ぶためにダムに向かった可能性が高いといわれています。
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力丸ダムで起きた事件④
どのような場所でも、男女の交際を巡るトラブルはつきものです。同時期に起きた事件としては、平成5年に東京都日野市で、交際トラブルの末に放火・殺人された事件が有名ですが、力丸ダムでも男女関係のもつれによる事件が起こりました。
女性突き落とし殺害事件
平成6年、交際を巡るトラブルが発展し、男性3人が被害者である女性に暴行を加えました。その後、3人は女性を連れて力丸ダムのつり橋に向かい、転落させて殺害しました。
3人は別の事件で逮捕されていましたが、この事件で再び逮捕されています。
力丸ダム周辺には廃墟もたくさん
建設当初は付近にスケート場などが作られ、観光施設目当てで多くの家族連れが訪れていました。他のレジャー施設が増え、客足が次第に遠のいてくると、施設は草木に飲み込まれ、人が近寄らない場所になっていきました。
力丸十二支苑
この場所には、薬師如来と薬師如来を守る十二体の武神たち、十二神将がまつられた建物と、建物の周辺には庭園が整備されていました。庭園の中には二重の塔や胎内巡りなどがあり、現在でも残っています。
力丸花ホテル
現在では監視カメラが設置され、許可を得ない立ち入りは不法侵入となります。付近の施設と同じ時期に作られましたが、閉鎖されると荒れてしまい、人を寄せ付けない場所となりました。野生の犬がいるため、容易に近づくことはできません。