ナメクジを生で食べるのは危険!実際にあった死亡事故と原因の寄生虫をご紹介

1930年大東亜戦争の始める前に沖縄の食糧不足を改善するためにアフリカマイマイが輸入されてきました。約10年間の試験養殖の末、戦争のどさくさにまぎれ野外で繁殖し現在では害虫化しています。食糧不足改善の目的で同時期に日本に輸入された外来生物は意外とたくさんいます。代表的なものをあげてみましょう。

  • ブラックバス
  • ウシガエル
  • アフリカマイマイ
  • アメリカザリガニ
  • ヤギ

鉄腕ダッシュで害虫化したアフリカマイマイを食べる企画が放送

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人気テレビ番組の鉄腕ダッシュでは、厄介な生物を調理して食べるという企画の中で沖縄のアフリカマイマイが取り上げられました。番組では「死のカタツムリ」とアフリカマイマイの危険を説明しながら、最終的には調理して食べました。非常に反響が大きくネットでも大きな話題となりました。

そもそもナメクジって?実は巻貝の一種

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ナメクジは貝殻がありませんが実はれっきとした貝類の仲間。肺もあって空気を呼吸しています。子供たちに人気のカタツムリと同じ仲間になります。見た目はぬるぬるして気持ちが悪く、危険な寄生虫を宿し、農産物を食い荒らす害虫でもあります。

ナメクジの特徴・生態

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ナメクジの食性は種類によって異なります。農産物を始めとした植物を食べているイメージが強いですが、他の種類のナメクジやミミズを襲って食べる肉食性のナメクジも存在します。また日光が苦手なので夜間に活発に活動します。

ナメクジの生息域

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ナメクジは湿気のある所を好み山間部を初め民家にも多く現れます。特に梅雨の湿気の多い時期にはカタツムリと並んで目撃情報は激増します。梅雨の雨とアジサイとカタツムリは風物詩でもあります。

ナメクジは害虫

ナメクジは植物を食べる害虫という側面を持っています。農産物や園芸品を食い荒らし直接的な損害を与えます。農家にとっては天敵でしかありません。その為ナメクジの駆除方法が多数考案されています。

海外ではナメクジやかたつむりの料理を食べない方が良い?

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広東住血線虫は加熱調理すれば死滅するのでかたつむりやナメクジを安全に食べることが出来ます。広東住血線虫による症例は東南アジアに多く見られます。これらの地域では特に注意が必要です。火の通りが甘かったらと考えると背筋が寒くなります。

特に危険が多い地域

広東住血線虫は、熱帯や亜熱帯地方に多く生息しています。国では台湾、タイ、インドネシアなどが該当します。これらの地域にはバリ島を始めとした日本人にも馴染みの深い観光地が沢山あります。かたつむりを食べる風習も現地にはあります。しかし、現地の人には大丈夫でも慣れない日本人には危険なこともあります。

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