ナメクジを生で食べるのは危険!実際にあった死亡事故と原因の寄生虫をご紹介

三重県にカタツムリを養殖する施設があります。ワインで有名なフランスのブルゴーニュ。このブルゴーニュ地方で取れるエスカルゴを特別にブルゴーニュ種と呼びエスカルゴの王様と称されています。このブルゴーニュ種のエスカルゴを世界で初めて養殖に成功したのが、三重エスカルゴ開発研究所です。

三重にカタツムリを生で食べられるところが

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三重エスカルゴ開発研究所では徹底した衛生管理のもと、広東住血線虫を始めとした寄生虫のいないエスカルゴの養殖に成功しました。寄生虫のいないエスカルゴなので生食でも食べることが可能です。

ナメクジを食べる動物がいる?

ナメクジを食べる生き物はたくさんいます。これらの動物は寄生虫に感染したナメクジを食べたからといって死んでしまう事はありません。ヒキガエルやヒルの仲間等がナメクジを捕食するナメクジにとっての天敵です。

コウガイビル・プラナリア・ヒキガエルなど

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コウガイビルはヒルの中まで血を吸うヒルとは種類が違います。ミミズやナメクジを専門に捕食します。ナメクジを目当てに家庭菜園に集まってくることもあります。見た目はグロテスクですがナメクジが減るまでは活躍してもらうのもいいでしょう。またヒキガエルはナメクジを捕食するカエルとして有名です。

ナメクジを食べる時は注意しよう!

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ナメクジを食べるにはとにかく寄生虫に注意する必要があります。ナメクジに寄生している広東住血線虫は幼虫で成虫ではないので目視では確認できません。絶対に生食はしてはいけません。また、温暖化の影響で広東住血線虫の活動範囲が北上しています。今まで寄生が確認されなかった地域でも危険があることを十分に認識してください。

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