ダイアウルフを大特集!生態や特徴から登場するドラマやゲームまで紹介!

7万年前から1万年までの期間を最終氷期(氷河期)と呼ばれる時代があります。日本では沖縄に落葉広葉樹が生い茂り、北海道付近は氷河が大陸とつながり、ナウマンゾウや、マンモスが渡っていた時代です。

完新期とも呼ばれる時代ですが、約23000年前ほどから、最寒気に入った為、草が生えなくなり、その時代の草食動物のほどんどが死滅していきます。それにより、肉食草食問わずにほとんどの哺乳類が地球から姿を消していきました。

気候変動など環境変化も起因

この時代は平均気温がおよそ7度以上も下がり、各動物たちは、壮絶な生存競争が起こっていました。それにより、狩る側だったダイアウルフは、人間も含む他の動物に狩られていた。

もしくは単純に寒さに適応できなかったなど諸説あり、要因が分かっていません。ただし、同じ生存域にいたヨーロッパオオカミは絶滅を逃れています。

ダイアウルフ以外の氷河期の動物

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この時代には、数々の生物が生存競争をしていました。現在の人間もホモ・サピエンス以外のヒト属もこの時代に姿を消しています。ダイアウルフ以外にはどういった動物が暮らしていたのでしょうか?少しここで紹介していきます。

スミロドン

南北のアメリカ大陸に生息していた大型の動物で、確認された中でも最後の携帯でした。彼らも絶滅した一種ですが、特徴的な大きな犬歯を持っており、断面が楕円形のおよそ24cmの長さを誇っています。この特徴をとって「サーベルタイガー」の語源にもなっている動物です。

彼らも、ダイアウルフと似たような生息域で狙う獲物も似ていましたが、大きな牙があったため、柔らかい肉の部分や、内臓のであった事や、血を啜っていただけなど、諸説あります。彼らは発達した肩で獲物を抑え込み、牙を打ち込んで獲物をしとめていました。

マンモス

言わずも知れたマンモスもこの最終氷河期(第四紀氷期)に絶滅した一種です。この時期に生存したソウ科はアフリカゾウ、アジアゾウ、マルミミゾウの三種のみでした。彼らも生き残れる可能性はごく僅かでした。

彼らの歴史は、ダイアウルフよりも長く、およそ400万年前にさかのぼります。シベリアや北アフリカなどに生息していました。彼らはイネ科の植物が主食で草食でした。仮説として、氷河期を乗り切った彼らでしたが、温暖化に伴い、湿度が上がり一年の半分が雪に覆われ、草木が育たなかったからだと推定されています。

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