ウジ虫がチーズの熟成をしっかりとするために容器に入れて保管をします。食べる時もこの幼虫がついているので、ちょっとした食べ方のポイントがあるのです。
食べるときはウジ虫が飛ぶので目を保護すること
チーズと一緒に過ごすウジ虫は、何かが触れると15㎝ほど飛び跳ねるほど元気です。ですから食べる時には目を守りながら食べるよう促されます。顔にあたらないように、ゴーグルをはめて食べると安心でしょう。
ウジ虫は光に反応する
明るさがわかる虫なので、丸い形のまま熟成をしたカールマルツゥを切る際に、ウジ虫がうようよと動き逃げ出そうとするのは光を感じ取っているからです。体に沿って光を感じる細胞があるので、瞬時に反応するのです。
保管するときはウジ虫が酸欠にならないように注意
保管容器は、生きている虫なので酸素が必要です。紙袋に密封してしまうと酸欠でチーズから出てきてしまい熟成しません。大きなツボのような深い器に入れて通気性のよいところで保管をします。
世界で一番気持ち悪いグロ珍味と評される
世界では、たくさんのグロテスクな珍味があります。サソリや幼虫などといった虫を使った料理もたくさんある中で、うようよと動く大量のウジ虫の強烈なインパクトから、世界一のグロ珍味といわれています。
たくさんのグロテスクな珍味がある中で、世界ナンバーワンがとれることは素晴らしいことですね。
世界一臭いグロ珍味は?
見た目のグロテスクさナンバーワンは、カールマルツゥですが、強烈な臭いを放つ珍味はどんなものがあるでしょうか?見た目のインパクトは忘れることができますが、臭いは手につくと数日間取れなかったり、部屋の中の臭いが消えなかったりと、存在感たっぷりです。
シュールストレミング
見事ナンバーワンになったのは、スウェーデンで生産されているニシンの塩漬け缶詰です。密閉された部屋で缶詰を開けてしまうと数日間臭いが消えないほどの強烈さです。
生ごみを数日間、炎天下に数日間放置したような臭いを放つそうです。
味は美味しいの?
塩漬けなので、塩辛のような味付けで鼻から抜ける強烈な臭いのせいで、味は感じないほど臭いが強調されています。ワインと一緒に食べられる保存食です。
強烈な匂いを放つ花に興味がある人はこちらをどうぞ。
カースマルツゥの味は?おぞましい見た目とは裏腹な評価
グロテスクなチーズですが、味はというと意外にも高評価なのです。気持ち悪い見た目が衝撃的ですが、思い切って食べてみると古くから伝わっているのも頷ける味わいなのです。
非常にクリーミーで濃厚な味
熟成されているので非常にクリーミーでチーズの塊がわからないほど柔らかく濃厚な味わいです。香りが強いことで有名なゴルゴンゾーラのような強い香りがあるため敏感な人には、刺激となり舌がヒリヒリする感覚があるようです。
パンと赤ワインによく合うらしい
サルディーニャの地元の人たちは、この熟成チーズをパンに挟み、赤ワインと一緒に堪能します。通常のチーズは牛の乳が原料となりますが、こちらのチーズは羊の乳が原料です。
羊の乳は、濃厚な味わいと香りが特徴でクセが強いため、チーズが苦手な方は食べるのが難しいかもしれません。
羊の乳は貴重品
牛の乳に比べて摂取できる量が少ないため、貴重品として扱われています。栄養価は牛乳に比べてミネラルが豊富で近年ではギリシャヨーグルトが羊の乳を使った食品として、よく知られています。
世界の美味しいチーズ
強烈なインパクトがあるカールマルツゥですが、世界には美味しいチーズがたくさんあります。特にイタリアやフランス産のチーズは風味が豊かで濃厚な味と世界中にファンがいます。
マスカルポーネ
皆さんご存知のティラミスに使われてるクリームチーズです。イタリア生まれで酸味が弱く乳脂肪分が高めのクリーミーな味わいが特徴です。
日本人にも愛されてるチーズです。
グラナパダーノ
イタリア産のチーズで、最も一般的でよく食べられている種類です。パスタやリゾットに使われていて、とても硬いので粉チーズのようにポロポロにして使います。
カッテージチーズ
チーズは脂肪分が多いですが、このチーズは1/3ほどのカロリーに抑えたヘルシーなチーズです。ダイエット中でも安心して摂取できるタンパク源です。脱脂粉乳が原料になっているので、ヘルシーに仕上がります。