タイムスリップは実在するのか?タイムスリップ事件と可能性に迫る

タイムスリップオタガール

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佐々木陽子氏の漫画です。アラサーのアニメオタクの女性、城ノ内はとこ(30歳)が、電車のホームで押されて落ちて電車に轢かれると思ったら、タイムリープして1996年の中学生時代に戻ってしまいました。体は13歳ですが、頭の中はアラサーのままです。つまり彼女は13歳からの人生をもう一度生きられることになったのです。

見どころ

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1996年ころからのアニメオタクの暮らしを追体験できるコミックです。かつてオタクだった30代、40代の人たちが懐かしくこのコミックを読めます。まだインターネットも流行っていない頃、紙媒体のコミックを必死に読んでいたオタクの、半ば滑稽ながらも微笑ましい日常が描かれています。

元祖タイムトラベル

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SFの世界でタイムトラベルを扱ったのは、イギリスの小説家のH.Gウェルズです。彼が1895年に発表した小説「タイム・マシン」は、以後のタイムトラベルブームの火付け役となりました。日本には1913年に紹介されています。その時の題名は「八十万年後の社会」でした。

タイム・マシン

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主人公の科学者は、時間が第4の次元で、ある装置を使えばこの第4次元を航行し、時間旅行が可能なことを突き止めます。そして自らタイムマシンに乗り込んで、紀元802701年の未来へ行きます。そこは平和な牧歌的な世界でした。人類はイーロイと呼ばれる身長120cmの女性的な穏やかな姿でした。知的には退化した幼児のようです。

ところが、ユートピアに見えたこの世界には、地下にモーロックというもう一つの人類が住んでいました。彼らはもともと労働者階級だったのですが、地下の工場で労働をしている間に体も頑健になっていました。そして夜になると地上に出てきてイーロイを捕らえて食用としていました。

科学者のその後

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科学者は襲いかかって来るモーロックと戦いましたが、戦いの最中仲良くなったイーロイが死んでしまい、大変悲しい思いをしました。その後、さらに遠い未来へ時間旅行をし、地球の滅亡の様子を見ました。それからまた現代に戻ってきて、友人たちにこの体験を話しました。そしてもう一度タイムマシンに乗った彼は二度と戻ってはきませんでした。

日本の元祖タイムトラベラー

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日本にも古来タイムトラベラーがいました。それは皆さんがよく知っている、浦島太郎です。京都府の丹後の伊根町に浦嶋神社があります。創建は825年です。ここには浦嶋伝説が伝わっています。

丹後国風土記

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8世紀にまとめられたと言われている丹後国風土記(たんごのくにふどき)には、「浦島伝説」が記載されています。雄略天皇の世に浦島子が小舟で海に出かけると、亀に会い、浦島が寝ている間に美しい女性になっていました。導かれるままに海の中の御殿へ行くと歓待されました。館に3年留まった後、家へ帰ると既に300年が経過していました。

横浜市に残る浦島伝説

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もう一つ紹介します。京浜急行の神奈川新町駅を降りると、すぐ「浦島町」があります。このほかにも、「浦島丘」、「亀住町」、「宝町」があります。そして子安通りに行くと、「足洗いの井戸」があります。これは浦島太郎が海から上がった時に足を洗ったそうです。七島町には蓮法寺があり、ここには浦島太郎のゆかりの品々が残っています。

いかにも、このあたりには昔、浦島太郎が住んでいたと思わせる証拠が沢山残っているのです。もっとも、浦島太郎が持ち帰った玉手箱や釣り竿は、明治初期に火災で焼失してしまったということですので、大変残念です。ところで、浦島伝説の地は日本全国に150箇所はあるそうです。これは、パラレルワールドの証明になるのでしょうか。

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