タコの足の雑学②
タコを食べる時、足先は包丁で切り落とすことが多いです。なぜ足先は食べることが少ないのでしょうか。「毒があるから」と聞いたことがある方もおられると思いますが、実は、違う理由もあるんです。
タコの足先を落とす意味
タコの足先には毒はなく、細かい吸盤に雑菌が溜まりやすいために切り落とすのす。よく洗ってからであれば、足先を食べても問題はありません。雑菌対策としては、塩をしっかり揉みこんでから水洗いするのが効果的です。
タコの足の雑学③
イカの足には「ゲソ」という通称があります。では、タコの足の通称は何でしょう?タコの足が「ゲソ」と呼ばれないことには理由があります。その理由を、「ゲソ」という語源の観点から紹介しましょう。
どうしてイカの足のように通称がないのか
昔はイカは胴体の部分だけが食べられていました。そして、捨てられたイカの足の部分が脱ぎ捨てた履物である下足のように見えたのです。これが、以下の足が「ゲソ」と呼ばれるようになった由来です。タコの足は昔から食用として扱われていたため、イカのように特別な通称はつけられなかったのです。
タコの足の雑学④
タコといえば、吸盤が目につきますよね。タコの足は付け根から足先にまで、とても小さい吸盤がびっしりついています。タコの足の吸盤はいくつくらいあると思いますか?スーパーなどで見かけた時は、是非数えてみてください。
吸盤の数
タコの種類や体の大きさによって差はありますが、タコの足には、1本の足に約200~240個の吸盤がついています。タコの足は8本なので、1匹のタコについている吸盤の数は、約1600個となります。
タコの足の雑学⑤
タコの足にある吸盤は、ゴム製の吸盤のように、物に張り付いて中を真空状態にすることで吸着します。しかもタコの吸盤には、ゴム製の吸盤より何倍も優れた能力があり、とても強い力を持っています。