タコの足の雑学10選!知ってるようで知らないその秘密とは

タコの吸盤は一つ一つが独立しており、吸盤内の空気圧を調整することができ、約16キロもの物を持ち上げられる力があります。また、タコの足の吸盤は味覚や嗅覚を司る器官でもあります。特に吸盤の縁には受容器が多く、一つの吸盤に約1万個の受容器が存在します。そのため、タコは触れただけで味や臭いを感じ取ることができるのです。

タコの足の雑学⑥

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タコの性別の見分け方はご存知でしょうか?タコにも性別があり、その体の特徴には違いがあります。タコの吸盤をじっくり見てみてください。吸盤で見分ける、オスとメスの違いを紹介しましょう。

吸盤の並びで性別がわかる

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オスの吸盤は大きさが不揃いで、ところどころに大きな吸盤があります。これは、オスが縄張りやメスをめぐって争う時に、大きな吸盤が武器となるためです。一方、メスの吸盤は比較的小さく、同じ大きさのものが綺麗にならんでいます。

タコの足の雑学⑦

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タコは淡水に生息することはできませんが、海水であれば、潮目から深海まで様々なところに生息しています。そして、南極にも20種類ほどのタコが住んでいます。寒い地域に住むタコの足の吸盤には、少し変わった特徴があります。

南極のタコの吸盤は1列

南極に住むタコは、足の吸盤が1列に並んでいます。また、通常のタコの血は青いのですが、南極のタコの血は更に青くて濃いことが報告されています。これらは、水温が氷点下になることが関係していると考えられています。

タコの足の雑学⑧

タコにもオスとメスがあると前述しましたが、タコはどのようにして子孫を残すのでしょうか。実は、オスのタコの足には、1本だけ違う機能を持つものがあります。オスのタコの足先をよく観察してみてください。

オスの腕の一つは生殖器

オスの足の内、1本だけ足先に吸盤がないものがあります。それは交接腕と呼ばれる、オスの生殖器です。交接腕の有無により、オスとメスを見分けることができます。交接腕についているヒダも、他の足のヒダとは違う構造をしています。

タコの足の雑学⑨

脳は神経細胞の一種ですが、9つの脳を持つタコの神経の中枢はどこにあるのでしょうか。腕や足を1本1本器用に動かし、大脳だけでは制御しきれない独立した動きを可能にした神経の秘密を紹介します。

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