1988年の殺人事件
事件が起きたのは1988年のお昼のことでした。その日被害にあった横山さんは仕事終わりで帰宅途中の車に乗って信号待ちをしているときにこの事件に巻き込まれました。少年5人グループが横山さんに近寄ってきたのです。
少年たちが横山さんに、女性を送るのに車を貸せと言い出したことが始まりでした。当然その時点で、横山さんは少年たちの申し出を断ったそうなのです。すると少年たちは、突然横山さんに暴行を始めました。
さらに、拉致してまた暴行を重ねたのです。傷ついた横山さんは、それでも何とか決死の思い出見張りを振り切り逃げ出したのですが、通りすがりの車などに助けを求めることができず、再び少年たちに見つかることとなります。
そして、再び拉致され横山さんは少年たちにより殺されたのです。証拠が残らないようにということで、数々の暴行の末ガソリンを体にまかれ火をつけられて殺されたのです。
何度も逃げ出そうとした横山さんでしたが、その行動もあり、若者たちも向きになって何度も暴行を重ねて焼き殺したのでした。当時の殺害現場にはその焦げた匂いやガードレールに服がこびりついたり、血が飛び散っていたそうです。
そして、この殺害現場こそこの犬鳴にある旧トンネルだったそうです。峠で暴行を受ける横山さんは何度も悲鳴を上げ、トンネルを抜けて逃げ出そうとしても少年たちにつかまり幾度も暴行を受け、そのたびに声を上げていたと言います。
今でも都市伝説の絶えないトンネル、心霊現象なども確認されているトンネル内に、当時横山さんの叫び声が響き渡ったともいわれています。そして、さらに怖いのが横山さんの死因です。死因は頭からの失血死だったそうです。
つまり、失血をしながらも死に至るまで燃やされ暴行を受ける痛みを感じながら亡くなったということになります。想像を絶する苦し痛みや苦しみの中で息を引き取ったということです。
事件後
事件後の顛末も消化敷いておきましょう。暴行を行った少年グループは翌日逮捕されました。翌日には横山さんの死体が発見されたのです。当時19歳となる主犯の男性は、無期懲役を言い渡されています。
また、その他のメンバーについても有罪と判決が下っており、この事件は最期を迎えました。しかし、このようなむごたらしい事件が起こったことでこの地の恐怖の噂はさらに増長したともいわれています。
その他数々の事故が存在する
先述した過去に合った凄惨な殺人事件ですが、紹介した以外にもまだまだ数お多くの事故や事件音情報が報告されています。その多くが交通事故ですが、この地で起きた恐ろしい事件や事故の一部を紹介します。
トラック正面衝突
過去には壮絶な事故もありました。幽霊を見に好奇心に駆られた若者5人が、峠の帰り道でトラックと正面衝突する事故が起きたのです。トラックの運転手は軽傷でしたが、若者グループは4人が死亡、1里が重傷という物でした。
肝試しで今でも多くの人が訪れる土地ですが、この事故だけはこれまで起きた事故の中で非常に大きな規模の被害だったと言います。この地を訪れる人は軽はずみな気持ちで訪れてはダメなのです。
カップル死亡事故
とあるカップルも肝試しで訪れた際に、行方不明となった事件も存在します。カップルたちは、肝試しも兼ねてこの地を訪れました。しかし、村を入ったのを最後に消息不明で連絡もつかず、戻ってこなかったそうです。
そして、実はこのカップルが訪れた際に使用されていたのが、セダンだといわれています。村入り口に存在したものかどうかまでは確証がありませんが、古くからあるセダンということもあり、共通点は少なくありません。
映画「犬鳴村」が2020年公開予定
都市伝説を紹介しましたが、実はこれらの都市伝説をもとに犬鳴村を舞台にした映画が公開されることが決まっています。ジャンルはもちろんホラーであり、公開は2020年といわれています。
監督はあのリングを生み出した監督である清水祟氏で、すでに世界中の映画製作会社から数多くのオファーがあり、大きな反響を呼んでいるとのことです。
心霊現象などといったホラー要素ではなく、侵入者を拒む村や今なおそこに住む人にまつわる話なのでしょうか。数多くの伝説や心霊現象を噂される地を舞台にするだけに、非常に評判を呼んでいる作品のようです。
まだまだ詳細情報は少ないですが、前評判としてもかなり好評で、日本に伝わる都市伝説をどのように表現するのかと注目が集まっているようです。また、監督自身もまつわる話をどのように表現し伝えられるか楽しみにしていると語っています。