ここで気になるのは、オニグモに刺されたら危険なのではないかという事です。蜘蛛で1番心配なことは毒があることで、蜘蛛が持っている毒によっては命の危険があるものもいます。ここではオニグモの毒性や、益虫と言われている訳などを解説していきます。
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オニグモの毒は人間には効かない
オニグモは獲物を捕らえる時に毒を出して相手を麻痺させることができます。この毒は人間に有害だと思われる方もいますが、人間には害は全くないので心配は要りません。
また、人間に向かって襲い掛かってきたり、何か悪い液体などを吹きかけてくると言う事もないので安心しても大丈夫です。
ほかの害虫を食べてくれるため益虫とされている
オニグモは攻撃的ではなく、毒がとても弱い上に、人間が苦手な虫を食べてくれる蜘蛛なのです。追い払ったりしないで、人間と共存することが十分可能な蜘蛛なのです。また、悪い虫を食べてくれるので、逆にそれがありがたいと思う方も多くいます。
他にオニグモが食べられる虫はいる?
オニグモは一般家庭によく出るゴキブリ、ハエなども食べることができます。ゴキブリを処分するのが苦手な方からみれば、非常に助かるでしょう。
また、稀にハチも食べることがありますが、与える際は針を取ってあげると良いでしょう。ゴキブリとハエは人間にとって衛生的にも悪いので、とても助かります。
オニグモを含めた蜘蛛は全般的に水分は取らないの?
虫には水分も意外に多く含まれており、捕食する時に一緒に水分も取ることができるので、わざわざ水を摂取する必要はありません。また、巣を作る蜘蛛は、糸についた露などを舐めることも稀にあります。
逆に餌が無くても水場がある所は探すことができるので、水さえ補給できていれば、しばらくの間は生きることができます。
蜘蛛の水場での飲み方
蜘蛛は基本的に水がある場所に近づき、口を直接付けて飲みますが、稀に脚を使って飲むこともあるのです。
口で飲むと油断をしてしまう事が多く、逆に脚を使って飲んだ方が敵に狙われそうになった時に逃げやいという利点があるのです。また、脚を使って水を飲んでる姿は可愛く感じてくるので、とても心が癒されます。
要注意!意外と身近にいる国内の毒グモたち
毒蜘蛛には狙った獲物を動けなくする「神経性の毒」と、消化器官を壊死させる「組織性の毒」の種類が2つあります。ここでは、日本国内に潜んでいる毒蜘蛛はどのような生物なのかを詳しくご紹介していきます。ほとんどの毒蜘蛛は見た目が気持ち悪く、色が派手なものが多いです。
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セアカコケグモ
この蜘蛛は外国にしか存在しないと思われておりましたが、関西地方で初めて発見された外来種です。オーストラリアで主に生息しておりますが、その他アメリカやヨーロッパなどでも出没している事が多々あります。
また、メスだけが神経性の毒を持っており、こちらから攻撃などしない限り、刺される心配はありません。
クロゴケグモ
北アメリカに生息しており、日本では関東地方や関西地方などで生息の確認が取れていおります。体全体は黒く、背中の部分には赤い模様があるのが特徴です。また、毒は非常に強力で、刺されると呼吸困難や血圧が異常に上がることがあります。
特に子供や高齢の方が刺されると命にかかわるので、注意しなければなりません。
ハイイロゴケグモ
オーストラリア、南アメリカなどに潜んでいる毒蜘蛛で、国内では関東、関西、離島などで確認されております。オスよりもメスの方が体のサイズが大きめです。
メスのみが神経性の毒をもち、刺されると強力な痛み、吐き気や嘔吐などの消化器官による症状が起こります。また、死に至ったと言う報告はされておりません。
カバキコマチグモ
この蜘蛛は日本全土、中国、韓国などに生息しております。メスとオスの体の大きさはそれほど変わらなく、噛まれると刃物で刺されたような痛みがあります。
また、高熱が続くなどのインフルエンザのような症状になることがあります。数日で治りますが、あまりに酷いと1週間以上苦しむむことも多々あります。
アカボシゴケグモ
セアカゴケグモと同じ種類と扱われておりましたが、現在では別種として扱われております。主に沖縄のいたるところで生息しており、体の模様はテントウムシのような斑点があるのが特徴的です。噛まれると腫れ上がり、激しい痛みや高熱、悪心などの症状が出ます。
オニグモは身近な益虫!共存がおすすめ
オニグモを怖がったりする方もいますが、人間には無害で良い蜘蛛なので、それ程怖がる必要はありません。意外に自宅で普通に飼っている方も多いので、少しでも興味のある方は飼ってみるのも良いかもしれません。