オニグモってどんなクモ?毒があるけど実は益虫?その疑問にお答えします!

日本では北海道から西太平洋付近の島にかけて生息しております。ただし、小笠原諸島では見たという記録は未だに残されておりません。また、国内だけでなく、韓国、中国、台湾などでも出没することもよくあります。

人家の近くに主に棲息している

オニグモは新築の家に住み着くことはあまりなく、どちらかと言うと、古い住宅で見かけることが多いです。一般宅の他に、神社や廃墟の建造物などにも多く生息している事が多いです。また、比較的狭い所を好むので、人間や動物などが入れない隙間にいることが多いです。

あっという間に完成!オニグモの巣作りはかなりスピーディー

オニグモは巣を作り始めて30分ほどで完成させることもよくあります。朝に無かった場所に、夕方になったら蜘蛛の巣がいつの間にかできていたという事はよくあります。また、軒下に住んでいるので玄関周辺で巣を張られることも多々あります。

オニグモの寿命はどのくらい?

蜘蛛と言うと、長生きするというイメージを持つ人の方が多くいるでしょう。実は蜘蛛には寿命が長いものと、短いもので別れているのです。

そこで、オニグモはどのくらい生きて、繁殖する時期はいつなのかを詳しく解説していきます。生き物の寿命に関して興味がある方は、知っておいて損はないので必見です。

寿命はたったの1年ほど

他の種類の蜘蛛は3~4年などと長生きするものが比較的多いです。反面オニグモは、約1年しか生きることができない蜘蛛なのです。この蜘蛛の他に、ジョロウグモというものも同様1年しか生きることができません。

1年以上生きるオニグモは全くいないと断言はできませんが、ほとんど1年と思っておいた方が良いでしょう。

8~9月ごろが繁殖期

オニグモが産卵をするのは夏の中旬8月から夏が終わる9月頃です。秋の季節には卵が孵り、冬を越します。

春になると暖かくなるので、獲物を狩りやすく、一般的な蜘蛛よりも早く成長することができます。また、完全な成体になるのは、翌年の6~10月くらいが基本的です。

まれに越冬する成体も

オニグモは卵から孵って冬を越すのが基本的な育ち方ですが、稀に生体が冬を越すこともあります。また、オニグモは冬の季節になると、数ヶ月何も食べずに過ごすことがほとんどで、蜘蛛としては珍しいです。

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