ここまでは障がいのある男性を対象にした介助を紹介してきました。では女性に対する介助はどのように考えたらいいのでしょうか?先に紹介したホワイトハンズは女性向けの介助は提供していないといいます。
女性にだって性欲はある!
女性も性欲があることは社会的にも理解が深まっています。しかし、介助として女性へのサービスを提供する場合は、何をゴールとするべきなのかが不明だという大きな問題があります。また、ホワイトハンズでは女性への介助サービスは問い合わせ自体が非常に少ないと話します。
見えない壁…
女性の性の壁は未だに取り除けないものがあります。例えば男子の場合10人の女性が居たら8人以上とヤレる。ところが女性の場合は2人しかイヤとなるようです。性的な欲求は男女が同じでも、趣向面では大きく異なるのが実態です。単に性別としての男性を派遣すれば成立するわけではありません。
射精介助は海外ではすでに当たり前!?
海外ではセックスボランティアとして障害者へのサービスが当たり前に行われている国があります。その実態をオランダとスェーデンを例に紹介します。この2都市は先進的なサービスを提供している代表例です。
オランダは性的サービスが保険適用!
オランダは性的サービスが保険の適用という日本人の感覚では驚きの精度を持った国です。オランダはもともと売春も合法化されている国。障がい者向けのセックスボランティアに対する助成金を設けている自治体もあります。
スウェーデンでも介護として認められている!
スェーデンでもセックスボランティアの仕事が福祉として認めらている国の一つです。福祉としてだけではなく、健常者の方と同じように、お金を払って娯楽として楽しめる障害者向けのサービスを提供する風俗もあります。
こんな都市伝説を知ってますか?桃の天然水で不幸になる?
射精介助への今後の課題!
日本の射精介助やセックスボランティアが直面する問題や今後の課題について掘り下げます。障がい者への性的介助を継続し、障がいを持つ方が少しでもQOL(=人生の質)の向上が図れるようにしていきましょう。
人員不足と従業員のメンタル
サービスを提供する人員不足は深刻です。現在ホワイトハンズで活動する人数は10人です。日本の障がい者の人数は300万人以上いるといわれています。障がいの程度は様々ですがとても足りる人数ではありません。