食用の生き物として海外では普通に各家庭やレストランで調理され、メニューとしてポピュラーなものとされています。一方で全国に生息しているにも関わらず、食用として普及していないのは日本くらいなのです。
ザリガニを食べる時の注意点
世界的に見て、たいへん一般的な食糧として知られているザリガニはカニやエビの味と似ていてとても美味しいと評判です。では個人でザリガニを捕らえて、家庭で気軽に調理できるのか注意点としてまとめました。
寄生虫がいる可能性も
エビやカニといった他の甲殻類と同じように、ザリガニにも肺吸虫(はいきゅうちゅう)という名前の寄生虫がいます。熱処理をせずに食べた場合、肺などがやられると熱や下痢、かゆみといった強い症状に悩まされます。
しっかり火を通せば大丈夫
田んぼや、沼、用水路などで暮らしていたものは淡水に入れて泥抜きをしたうえで、しっかりと加熱処理を行いましょう。加熱処理をする時の目安として、沸騰したお湯の中で15分ほどゆでれば大丈夫でしょう。
ザリガニを食べる国はどこ?
日本では親しみやすく庶民的なイメージが思い浮かぶ生き物でも、食用として普及する海外の国々では実は高級食材として通っています。食用としてたくさん消費されている国はどこなのか主な物を取り上げます。
北欧
スウェーデンなどでは昔から漁が盛んであり、乱獲がたたって捕るのを制限されているようです。スーパーではザリガニが並び、8月に漁が解禁となると、恒例のザリガニのパーティーが開催されるほど国民の人気は高いのです。
中国
漁が伝統となっている北欧とは異なり、国をあげて最近たいへんなブームが来ているのが中国です。特に若い世代を中心に揚げたザリガニがとても人気となっており、繁殖力の高いザリガニも価格が高騰しています。
ザリガニを食べよう!①入手方法
ザリガニの入手方法として自分で出かけて捕獲する方法とネット等でお取り寄せする方法があります。自分で捕ってきて調理するには注意が必要だったり、ネットだと送料がかかる等それぞれなので自分に合う方法で手に入れましょう。
田んぼで捕獲する
日本の各地で生息している生き物なので、高いお金を出してお店で購入しようとは思わない方が多いでしょう。無料で簡単に釣れますが、そのかわり自宅で泥抜きや加熱調理を正しくじゅうぶんに行うよう注意が必要です。