文鳥の平均寿命は?愛くるしい生態や飼い方、長生きさせる方法も!

文鳥の愛情深い一面を知ると、ぜひ文鳥のパートナーに選ばれたい!と思いませんか?ここでは文鳥のパートナーになり、その愛を独り占めするにはどうすればよいのかお話しします。

雛から飼うのがおすすめ

春か秋ごろになるとペットショップに文鳥の雛が出回ります。雛には挿絵(さしえ)と呼ばれる親が雛に本来してやることを飼い主がする必要がありますが、そのお世話の分、雛はとびっきり飼い主に懐いてくれます。

最初は親と認識しているかもしれませんが、やがて成鳥になるにつれ、そのまま飼い主をパートナーとして愛してくれることもよくあります。

どんなにお世話しても飼い主をパートナーとして認めないこともある

これが文鳥のある意味大きな魅力でもあり、まさに「猫らしい」一面なのですが、そこまでお世話をして、たとえ雛から育ててももパートナーに別の人を選ぶこともあります。人間の家族の中で一番世話をしていなかった人をパートナーとし、お世話を一番頑張った人に懐かないこともあるのです。フィーリングでパートナーを決めてしまう文鳥。これも文鳥の賢さゆえの大きな魅力でしょう。

もう一つの文鳥の魅力、豊富なカラーバリエーション

文鳥のイメージは真っ白なものや白と黒の2色のものが有名でしょう。近年ではその他にも魅力たっぷりな様々なカラーバリエーションの文鳥が誕生しています。

並文鳥(ノーマル文鳥)

まずは歌川広重の浮世絵にも描かれた文鳥です。もっともポピュラーなタイプとなります。性格は比較的優しくおっとりした個体が多い印象です。

桜文鳥

並文鳥と次にご紹介する白文鳥が交配することで誕生するのが桜文鳥です。胸にある白い斑点が桜の花びらに見えることからこのように呼ばれます。年に1、2回ある羽の生え変わりの時期ごとに模様が変わるのでそれを楽しむ愛鳥家も多いです。

白文鳥

真っ白な体に黒い目と赤いクチバシが実に美しいのがこちらの白文鳥です。実は白文鳥だけは日本で誕生した種で、愛知県弥富市が発祥の地です。

シナモン文鳥

白色とシナモン色のコントラストが美しいのがこちらのシナモン文鳥です。遺伝学的に色素が薄い個体なので目が赤いものもいます。比較的最近誕生した種で都会的なカラーが人気です。配色のニュアンスによってはクリーム文鳥と呼ばれる文鳥もいます。

シルバー文鳥

白と薄いグレーのコントラストが美しいのがシルバー文鳥です。シナモン文鳥同様、比較的最近固定された種でこちらも色素が弱い傾向にあります。こちらも配色のニュアンスによりライトシルバーやダークシルバーなどと呼ばれることもあります。

文鳥の鳴き声は?

文鳥の魅力をたっぷりとご紹介してきましたが、デメリットになりえてしまう鳴き声の面もしっかりお伝えしておきましょう。文鳥はインコのようにおしゃべりすることはできませんが実に多彩な鳴き声を持っています。

鳴き声で気持ちを伝えようとする

短く返事をするように「ピッ!」「チッ!」と鳴いたり、威嚇するときは「キャルルルル!」と鳴いたり、気持ちを鳴き声で上手に伝えてきます。一緒に暮らしていると何が言いたいのか鳴き声としぐさでわかるようになるでしょう。

オスの文鳥は歌も得意

文鳥は求愛するときにオスがメスに歌いかけます。頭を下げて歌いながらぴょこんぴょこんとダンスを繰り返し、それにメスが応じれば晴れてカップル成立です。飼い主をパートナーとしているときはパートナーに向かって手のひらの上で歌やダンスを披露してくれることも珍しくありません。

オスの歌は一子相伝

オスの求愛ソングはそれぞれのオリジナルソングになります。何世代と続けて文鳥を飼っていると先代のオスの求愛ソングを見た次の世代のオスがその歌を覚え、歌い継がれていきます。全部同じなのではなく、一部の節だけコピーして残りはオリジナルだったりと、楽しませてくれます。

騒音が気になる場合も

一方でかなり大きな声で鳴くこともできます。特に飼い主をパートナーとしているときはパートナーに構ってもらいたい一心で鳥かごからひたすら「キャン!キャン!」と甲高い声で鳴き続けることもあります。大型のオウムほどのボリュームではないですが窓を閉めるなどの対策が必要になることもあります。

でもそれもパートナーと寄り添いたいがための呼び鳴きでることがほとんどです。毎日触れ合う時間を作り、ストレスのない環境を作ってあげることで騒音になるほどの鳴き声の問題は減らすことができます。

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文鳥の平均寿命は?

文鳥の魅力も短所もたっぷりお伝えしてきたところで、ペットとして飼う際に気になるのがやはりその寿命でしょう。手のひらに収まるほど小さく、鶏の卵一個分の重さもない小さな命を持つ文鳥ですが、その平均寿命はどのくらいだと思いますか?

平均寿命は7~8年

平均寿命はどの種類でも大体7、8年です。ここまで生きると人間でいうところの80歳くらいに相当します。この時間を長いととらえるか短いととらえるかはもちろん人それぞれですが、自分に愛情をたっぷり向けてくれる存在が7年も8年もそばにいてくれるのは幸せであり、そして責任ある時間といえるでしょう。

同じように小動物のペットで人気のあるハムスターの寿命が2,3年であるということを考えても小さなペットとしては長生きしてくれると言えるでしょう。

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