ポイズンリムーバーって?
そもそも馴染みのない人にはどんなものかすらも見当つかない人も多いでしょう。どんな時に使えばいいのか、使い方はどうなのかと疑問だらけのはずです。そこでまずは、このアイテムがどんなものかを触れていきましょう。
アウトドアには必需品!毒抜きアイテム
このアイテムの役割はなんといっても刺された毒を抜くことにあります。アウトドアをしていると昆虫などから刺されたりするケースは沢山ありますが、一部の昆虫は毒針を持っていたり、毒に感染するケースがあります。
身近な毒を持っている虫としては、蜂などが有名でしょう。毒針に刺されると痛みを伴い、体に毒が回るわけですが、そんな時に必要となるのがこの毒抜きアイテムになります。
聞いたことのある人であれば、有名どころのインセクトポイズンリムーバーが有名ですが、これらのアイテムは市販で売られており、価格も安いものもあるので手に入れやすくアウトドアには備え付けておきたい常備アイテムです。
毒虫への対策はなかなかできるものではありませんが、何か有事の際に毒抜きをするにはこのアイテムがあったほうが簡単にスムーズに対処できるのです。
毒や毒針を取り除いてくれる
毒を抜いてくれるアイテムと紹介しましたが、体内の毒針を取り除く役割も持っています。虫などによっては、毒を入れるだけでなく毒針ごと体内に入れてくる輩もいます。
その場合、毒針が体内を駆け巡って、さらに毒を感染させるケースもあったりと厄介です。その時もこのアイテムは非常に有効で、刺されたすぐであれば毒針も取り除いてくれます。
ニキビの対処法にも有効
アウトドア専門で活躍する機会の多いアイテムと思われがちですが、実は日常生活でも活躍するシーンはあります。それが、ニキビ対策です。
ニキビは、膿がたまりそこがはれ上がるわけですが、アクネ菌なども存在し、それらをとりのぞかないと再びニキビとなる可能性があります。そこでこのリムーバーの登場です。
これを使って、毒を吸い出すのと同様に皮膚下の膿や菌を取り除くことができるのです。このアイテムのおかげで、しっかりと対処を行えばニキビも早く治すことができるというわけです。
ポイズンリムーバーの使いどころは?効果は?
本アイテムの活躍シーンについては大まかにでも把握することができたでしょう。しかし、ただ行く効果を発揮するには、正しい使いどころを把握する必要もあります。最大の効果を得るためにも、使いどころや効果が最大になるようにポイントを紹介します。
使いどころは毒虫に刺されてすぐ!
リムーバーの使いどころは刺されてすぐのタイミングになります。例えば、アウトドアで見かける虫としてはスズメバチやブヨ、蚊や蛇などがおりますが、これらにかまれたり刺されたりした場合、すぐに使う必要があります。
遅くてもかまれてから2分以内がベストです。しっかりと毒抜きを行うためには正しくこのタイミングで行わないと、毒針や毒が体をめぐる可能性が高くなります。
15分以上時間が空くと効果が薄い
最大の効果を得るためにはベストなタイミングで使用することの重要性が分かったと思いますが、この2分をはるかに超えてしまい、15分以上経過した段階で用いても効果は薄いといわれています。
毒虫などにかまれたり刺された場合、その瞬間に毒が体を巡り始めるためこれだけ時間が開いてしまうと毒を完全に吸い出せないのです。もちろん、多少は良くなるかもしれませんが、気休め程度にしか変わらないでしょう。
効果を最大に出すのであればできる限り2分以内に使用し、手元にない場合でも15分以上の時間を空けないようにして使用しないと、効果はほとんど見込めません。
正しい手順で使わないと効果が薄い可能性も
使用するにあたりそのタイミングの重要性が分かったと思いますが、しかし万全の効果を得るには、時間だけを気にしていればいいわけではありません。使用上の注意にもなりますが、正しい手順と方法を把握したうえで使用する必要があります。
特にメンテナンスという意味では、使用する前にしっかりと準備をしておく必要もあります。リムーバーの種類によっては何度も繰り返し使えるタイプのものがありますが、その場合一度使ったものはパーツごとに薬用せっけんで洗う必要があるものも。
これを怠るときちんとリムーバー自体の消毒や毒が消えていないので効果が薄くあんります。また、正しくパーツをセッティングしていなかったり正しい手順で使用していなかったりしても同様に最大の効果は得られにくくなるでしょう。
効果を得るには仕様のタイミングはもちろんですが、正しい手順やそれまでの用意段階でもきちんとセッティングし、消毒洗いが必要な場合はその準備を終えたうえで使用する必要があります。
ポイズンリムーバーの使い方を動画も交えて徹底解説!
使用するタイミングの重要性や下準備の段階がいかに重要かが分かったところで、正しい使い方の手順を紹介していきましょう。商品によっても細かく異なる点がありますが、今回はドクターヘッセルの商品をもとに使い方について紹介します。
まずはセッィング
正しく使用して効果を得るためには、まずは正しい状態にセッティングする必要がありあります。商品の種類によっては、取り出してそのまま使用できるタイプもありますが、本体に吸引カップをセッティングして使用するものが多いです。
吸引カップはサイズでわかれており、幹部の大きさや指先など細かいところを吸引する場合とでカップサイズを変える必要があります。正しくセッティングを行い吸引中に取れないように固定しましょう。
患部に当てて吸引
吸引カップの固定が終わったら次はいよいよ吸引です。吸引カップを患部に当てて、本体のレバー部分を引き上げて吸引を始めます。ゆっくりとレバーを上げていき、最大まで引きあがった状態で吸引をします。
この時、吸引状態は60秒から90秒ほど維持するようにし、しっかりと毒を抜きましょう。吸引が終わったら次は取り外していきますが、ここでも正しい手順で取り外しましょう。
まずゆっくりとレバーを押し下げていきます。ここで急いでレバーを下げずに取り外すと吸い上げた毒液などが飛び散る可能性もありますので、焦ることなくゆっくりと下げて対応しましょう。
毒性が強い虫に刺されてしまったりなどは、この工程を3分ほど繰り返し行うと効果があります。異常が正しい吸引までの手順です。決して難しくないので、製品ごとの使い方を正しく把握し、いざというタイミングで使えるようにしておきましょう。
吸引後の対応
正しい処置を行ったからといって終わりえはありません。リムーバーを使用したら、吸引後の対処も必要となります。具体的には、吸引後のリムーバーを清潔に保たなけばなりません。
吸引に使った吸引カップは取り外し、しっかりと薬用せっけんを使用して洗いましょう。洗い終わってからケースに片づけないと、ケース内で毒感染を引き起こす場合があります。
そして、吸引カップを除いた本体については商品にもよりますが、今回の手順では洗わないようにしましょう。もしも、内部まで血液や毒液が入っている恐れがあるのであれば、そのまま捨てるようにしてください。
処置後のケア
本アイテムを使用後は、幹部のケアも大切になってきます。必ず吸引後には清潔なタオルで傷口汚れを取り除き、清潔に保つようにしましょう。そして、傷口についてもケアが必要です。
消毒後に軟膏を塗り応急処置でも絆創膏を張っておくことをおすすめします。感染症を引き起こさないためです。また、皮膚の弱い方は吸引の影響で痒みを覚えるケースもあります。
傷口を掻いてしまうと悪化してしまうケースもありますので、痒み止め効果のある軟膏や薬、絆創膏などを用いてしっかりと対策しておくことをおすすめします。
ポイズンリムーバーの選び方って?
大まかな使い方や効果が把握できたところで、どんな商品を選んでいくべきなのかも知っておきましょう。やはり使いやすくて効果が高いものがいいですが、選び方のポイントを押さえておくと、自分に合ったものを選ぶことができます。
片手で使いやすいタイプ
刺されたらすぐに取り出して使うことが肝要となるアイテムです。そのため、片手で操作がしやすいものであることは重要なポイントです。特に、片方の腕などを毒虫に刺された場合、あまり動かすことができなかったりします。
その時に片手でも出し入れできて、そのまま吸引まで持ち込めるモデルであればより使いやすさは高いでしょう。主な注目ポイントとしては、レバーが片手で扱いやすいか、また、ケースに入れて出し入れしやすいかどうかという点です。
使い慣れているものがあるのならば、それを選んだほうがいいですが、いざ刺されてみると焦ってしまい正しくスムーズに扱うことが困難になるケースもあります。可能な限り自分に使いやすいモデルを選ぶようにしてください。
携帯しやすいタイプ
携帯のしやすさも重要なポイントです。特に活躍シーンとしてはやはりアウトドアシーンが考えられますが、この時に別の荷物と一緒に混ぜて運んでいては本体破損の原因にもなります。そのためにも専用ケースで持ち運ぶことをおすすめします。
とはいえ、専用ケースもコンパクトで持ち運びが容易にできるかはモノを運ぶときのスタイルにもよるでしょう。自分の荷物との兼ね合いでよりコンパクトな物を選んだりする必要があります。