外見は、ウミウシとアメフラシは貝殻を持つように見えないものが多いです。両者とも貝殻が退化していった種になります。しかし、基本的に体の内部に殻を有しています。アメフラシの背中部分の外套膜の内部には、変形している板のような殻があります。
アメフラシを飼育する方法
今までアメフラシをご紹介しましたが、飼ってみたいと好奇心をお持ちになった方もいるかもしれません。そこで、飼うにあたって、どのようなものが必要になってくるかご説明していきます。また、エサは飼育する場合はどのようなものをあげてるでしょうか。また、そもそも飼育がしやすいかどうかついても考察していきます。
用意するもの
水槽をはじめ、砂やライブロックを用意します。水槽の水は、出来れば実際の海水を用いるのが望ましいです。水の環境を維持するために、ヒーターやクーラーを設置したり、ろ過装置を設置します。また、水流を作る必要もあり、基本的にはアメフラシは単体で水槽で飼うのが望ましいです。
エサはワカメやノリなどでも代用可能
アメフラシは藻や海藻類を食べます。なので、ワカメやノリなどを与えて飼育すると良いです。実はかなりの食欲旺盛な生物でもあります。しかし、寿命が短いので、エサ代はかかるかもしれませんが、最後の時までしっかり面倒を見ることをおすすめします。
アメフラシの食べ方!①
実のところ、アメフラシは知る人ぞ知る珍味として名高い食べ物でもあります。具体的にはどのような調理で食べるのでしょうか。そして、料理の仕方は何種類もあるので、ここでは代表的な食べ方をピックアップしました。
珍味の卵海素麺
代表的な食べ物として有名なものに、アメフラシの卵を食べる卵海素麺という食べ方があります。素麺と言われるだけあって、見かけは素麺のようです。一般的には食されているものではありませんが、海の近くに住む人々の間では珍味として親しまれている地域もあります。
海素麺の食べ方
まず、採取してきたら水で汚れやゴミを洗い流します。おすすめの食べ方は、そのまま麺つゆや三杯酢につけて食べます。実は食感は、素麺のようなものではなく、シャキシャキとした食感をしています。また、ご自分で採って食べる時は、前述したように毒を持つ場合もあるので注意が必要です。なので、基本的にお店で食すことをおすすめします。
アメフラシの食べ方!⓶
ここでは、食べる前にどのような調理方法をするのかより具体的に迫っていきます。また、気を付けなければならないことがあるのかも述べていきます。この記事でおすすめの調理方法と海外ではどのような食べ方をするのかについてもご紹介していきます。
アメフラシ本体を食べるために下ごしらえ
先ほどは卵の食べ方について述べましたが、こちらでアメフラシ自体の食べ方について述べていきます。まず、包丁を使い半分に割ります。そして、アメフラシの内臓をきれいに取り出したら、大量のお湯を用いて塩ゆでにします。
おすすめの料理法
今回おすすめするのは、隠岐の島でメジャーな食べ方である煮つけです。塩ゆでしたものをスライスして、クセを軽減するためごま油で炒めます。その後、煮汁をかけて煮れば出来上がりです。ちなみに食されている地域の海草は毒性がない為、食すのが可能と言われているが、気候の変化によって絶対ではないと言えます。
海外では
お隣の韓国では、下ごしらえをすましたアメフラシをスライスしてコチュジャンで食べる場合もあります。ただし、日本と同様そんな食卓に浸透している料理ではなく一部の地域でのマイナーな食べ方だと言えます。やはり、毒性もあったり調理に手間がかなりかかるため、どの国でも普及するのは難しい食材と言えます。