アメフラシってどんな生き物?その生態や飼育方法、食べ方までをご紹介!

アメフラシ。ドラゴンクエストのモンスターではなく、現実の生き物であるアメフラシをご存知ですか?今回は海水浴などでたまに見かけることがあり、触れると紫色の液体を出すなど、見た目と相まってなかなか好む人がいないアメフラシを詳しく解説します。

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彼にはもう八十四日間も一匹の魚も釣れない日続いていた。 釣れない時は、魚が考える時間を与えてくれたと思えばいい。

そもそもアメフラシとは?

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この名詞を聞いて、どんな生物か思い浮かぶ方は多くないかもしれません。ここでは、どのような種に属するか見ていきます。また、日本ではどのような漢字が当てられているでしょうか。地域によっては違う呼び名もあるので、そちらも添えて紹介していきます。

貝の仲間の軟体動物

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アメフラシとは、腹足綱後鰓類(ふくそくこうこうさいるい)の無楯類(むじゅんるい)に属している軟体動物の総称のことを言います。無楯とは楯を持たないという意味になり、ここでは貝殻を持っていないという意味でそう呼ばれています。

漢字で「雨降」や「海虎」と書く

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アメフラシが海中のいる時に液体を出すと、雨雲が現れると言われていてそこから「雨降」と漢字で書かれるようになりました。海の虎と書いて一文字ならば鯱(しゃち)になりますが、分けて書くと「海虎」で「あめふらし」となってしまいます。

地域ごとの呼び名

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鳥取県では「うみしか」、島根県では「べこ」、千葉県では「ござら」などに属するそれぞれのある地域では、このように呼ばれています。他には、ウミウシと呼ぶ地域まであります。どちらにしても、角のある生き物になぞらえて名前が付けられている傾向があります。

アメフラシの種類

さらに詳しく、アメフラシの種類にはどのようなものがあるか紹介していきます。分類には大きく分けて二種類あり、アメフラシ科とウツセミガイ科があります。それぞれの特徴とその科の中でも、特に代表となる生物について述べていきます。

アメフラシ科

どちらかという体が大きなものの大部分はこちらの科に属します。代表的なものに、ジャンボアメフラシとクロヘリアメフラシがいます。こちらの2種は、画像を紹介しながら、どこに棲息するのかなど、特徴を交えて述べていきます。

ジャンボアメフラシ

大きさはなんと75センチメートルもあるものまで発見されています。しかし、通常は十分大きいですが35センチメートル前後です。画像からもわかるように、殻を持たない、カタツムリのようなルックスをしています。主に、メキシコの北部、カルフォルニア、フロリダなどの海に生息しています。

クロヘリアメフラシ

見かけは、体の各部分に黒い縁取りがあるのが特徴です。こちらは、アメフラシの中でも小さい部類にはいり、体は6センチメートルと非常に小柄です。日本において、北から南までの全域の浅瀬で目撃しやすいです。生息してる場所は、主に熱帯から温帯域の暖かいところです。

ウツセミガイ科

こちらは、巻貝に分類されます。体は小さく、前後に長いものが多く、樽のような形の薄い殻などを有しています。ここでは、画像を交えながら、ウツセミガイ科のウツセミガイについて、特徴と生息範囲についてご紹介していきます。

ウツセミガイ

殻に関しては、大きいものでも40ミリメートル程度で、通常は25~30ミリメートルぐらいです。とても薄くて軽い殻になっています。インド洋では、南アフリカやマダカスカルやタンザニアまで生息しています。太平洋では、日本からオーストラリアまで生息しています。

アメフラシの名前の由来

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