高知県のエピソードは村が舞台です。村人や家畜を狙って現れた化け物を、武士が弓矢で助けたという出来事がありました。
この伝承はのちに祭りとして定着していきます。他にも穴に落ちてしまった牛鬼を助けた村は襲われなくなったなど、さまざまな伝承があります。
愛媛県でのエピソード
愛媛の宇和島で今でも続いているお祭りの由来となったエピソードです。
村を襲った怪物にホラ貝で威嚇をし、ひるんだ所で八つ裂きにして倒したとされています。倒したのは依頼された旅の山伏です。
牛鬼は実在した!?現存する牛鬼と思われる死体
本当にいたのかどうかを判断する材料として、「牛鬼」の死体が実在すると言われている部分にスポットをあてて考えてみましょう。
実際にインターネット上で目にした事があるという方もいらっしゃいます。
徳島県にある牛鬼の頭蓋骨
徳島県にある民家の祠に祀ってある頭蓋骨は、先祖が打ち倒した怪物の頭蓋骨だという話があります。
依頼を受けた人物が退治したとされていますが、退治した方法は不明です。発掘されたという話もある為、所説あるのではないでしょうか。
福岡県にある牛鬼の手のミイラ
福岡の観音寺には「牛鬼の手」と呼ばれている手首から上だけのミイラが収められています。
現在は一般公開されていない為、見る事は出来ませんが、インターネットなどで、ミイラと確認できる画像も残されています。
牛鬼は神?鬼?日本各地で異なる牛鬼の姿
存在が鬼なのか神なのかは明確にはされていません。
多くの絵師によって描かれてきた姿は蜘蛛の様な身体に牛の首という姿をしていますが、祭りも開催されている宇和島などでも首の長い獅子舞の様な姿をしているモノも存在します。
牛鬼は現代にも実在する!実際の遭遇体験談
遭遇体験の真偽は定かではありませんが、とある記者が観光地に近い滝のそばで遭遇したという話があります。
滝の側でいるはずのない牛の鳴き声が聞こえ、見た事もない怪物と遭遇し逃げてきたというエピソードです。
牛鬼が登場する本やゲーム
様々な作品にも登場する妖怪「牛鬼」ですが、どういった作品に登場しているのかご紹介します。
本やゲームなど、親しみを持つ事が出来る作品に触れて、知識を深める事を楽しんでみてはいかがでしょうか。