シマトネリコを育てていくうえで、必要不可欠なものが「剪定」です。剪定がどういうものなのか分からないという方も安心してください。分かりやすいように細かく説明していくので、初心者の方も参考にしてください。
「剪定」とは?
剪定(せんてい)とはどのような作業のことを指すのかご存知ですか?剪定は、庭木の枝を切りながら見た目を整えたり、風通しを良くする作業のことです。上記の画像のように全体を整えることで見た目もよくなり、インテリアとしての価値があがります。
剪定に必要な道具を準備
まずは、必要な道具から揃えていく必要があります。絶対必要になるのが、剪定バサミです。多くの方が手におさまる程度の小さなハサミを使用しています。基本的にこのハサミを使用します。もう一つ重要になる道具が、癒合剤です。大きい枝を切った後は、癒合剤を塗ると木にかかる負担が少なくなるため用意しておきましょう。
シマトネリコの剪定手順
必要な道具が分かったとこで、次は実際に行う手順について説明していきます。剪定したことがない方は、勇気が必要かもしれませんが回数を重ねるにつれて徐々に上手に行えるようになるため心配しないでください。
剪定を行うベスト時期
剪定は、枝を生やしやすい時期を狙って行うのが最適です。枝が生えやすい時期は、3〜4月上旬、6~7月上旬、9~10月上旬です。しかし、花が見たいという方は6月~7月上旬は剪定しないほうがいいでしょう。花を咲かせるのは、雌木のみですので注意しましょう。
剪定のやり方
まずは、枯れている枝や下向きに生えている枝など不要なものを切ります。次は、高さの調節を行いましょう。シマトネリコは、高さを調整しないと10m以上もの大きさまで成長してしまうため、手入れの行いやすい2~3m程度に整えましょう。最後に枝や葉の量を調節しましょう。この3ステップで剪定は終了します。
シマトネリコは株立ちをするとより美しく!
株立ちというものをご存知ですか?次は、シマトネリコをさらに美しく見せるための方法をご紹介します。もちろん、この方法も賃貸など狭いスペースでも行える方法なので、ぜひ参考にしてください。
「株立ちとは」
まずは、株立ちの意味を説明していきます。株立ちとは茎の根元から数本の茎が生えている状態のことです。植栽の場合は、地面から生えているのが本来の幹ではなく、茎の根元にある小さな木を株立ちと呼びます。
株立ちのやり方
株立ちはさまざまなやり方があります。今回は2つご紹介するので、自分に合った方法を探しながら実践していきましょう。一つ目は、本株立ちと呼ばれる方法で、一本の太い木の切り株を使用します。入り株から新芽を発芽させることで、細い木が育っていきます。
二つ目は、寄せ株立ちと呼ばれる方法で、複数の苗を寄せて植えることで、一本一本の木を細い状態で成長させていくという方法です。どちらのやり方も普通の育て方よりも手間がかかるため、時間に余裕がある方は挑戦してみてください。
シマトネリコの剪定での注意点!
剪定を正しく行うために、注意点をご紹介していきます。美しい状態で育てていきたいと思っている方はぜひ参考にしてください。剪定の方法によりインテリアとしての価値の左右されるため、注意点を守って行うようにしましょう。