人民寺院の悲劇|集団自決を決行させた教祖の正体や幻の音源テープとは?

人民寺院はカルト集団が引き起こした恐ろしい事件として人々の記憶に存在しています。また、世界中でカルトと呼ばれる集団が起こす奇怪な事件が時に大きく注目を集めます。それではカルトとはそもそも一体何なのでしょうか?

カルトとは

カルトとは過激な新興宗教全般を指す言葉とされており、集団の性格としては、救世主と呼ばれるリーダーが熱狂的な信者を引き連れて、外界から遮断された閉鎖的な社会のもとで、独自の教義を繰り広げる集団です。

カルトの語源は?

そもそもカルトという言葉はラテン語を語源としており、「崇拝」や「儀礼」を意味するcultusが起源とされています。そもそもは熱狂的な信者の集まりを指していましたが、次第にカルトと呼ばれる集団が引き起こす凶悪な事件に、犯罪行為を起こす「破壊的」なイメージがカルトに結び付けられることになったのです。

その他のカルト

人民寺院のほかにも世界には驚愕のカルト集団が存在します。人々の悩める心につけ込むカルトですが、このようなカルトに引っかからないためにも、どのようなカルトが存在したのかを知ることはとても重要です。

ヘヴンズ・ゲート

ヘヴンズ・ゲートは1970年代に設立されたオカルト的な新興宗教です。キリスト教の教えを都合よく用いながら、ヘール・ボップすい星からUFOが迎えに来て、新世界に旅立つことが出来ると教えていました。こちらも人民寺院と同様に、最後は教祖が信者たちと集団自殺を図るという結末を迎えています。

クー・クラックス・クラン

クー・クラックス・クランは1865年に設立されたと言われる秘密結社です。プロテスタントのアングロサクソンこそが聖書で言われるアダムの子孫であるとの信念のもと、白人至上主義を唱えました。一度衰退したものの、第一次世界大戦後に盛り返し、アメリカの政治にも大きな影響を及ぼしました。

世界を震撼させた衝撃の結末!人民寺院の最後!

ジム・ジョーンズは決して恵まれた家庭で育ったわけではなく、精神に何らかの闇を抱えて成長しましたが、当初の思いは決して大きく道を外していたとまでは言えないものでした。しかし、人々の注目を集めるなかで、次第にその独善的な姿勢が頭をもたげてきたのです。

人民寺院の最後は非常に衝撃的なもので、アメリカのみならず、世界の人々に多大な衝撃を与えました。日本でもオウム真理教のようにカルト集団が起こす事件が発生しています。心の闇につけ込むカルトの脅威に私たちも気を引き締める必要があるでしょう。

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