日々体は変化をしていきます。命を育む大切な10か月であり体作りの基盤となる食事は一番意識をして気をつけたいものです。気をつけるポイントと赤ちゃんの周期によって気をつけたいポイントをご紹介します。
妊娠初期は器官形成に影響あり
2カ月~4カ月までを妊娠初期と区切りますが、この時期は、脳や心臓などの臓器が形成される大切な時期です。胎盤が形成されていないので、つわりの症状が出やすい時期です。食べれるものを少しづつ口にしたほうが良い時期です。
要注意なこと
有害物質をブロックするフィルターの役目である胎盤が未完成なので、胎児の成長に大きな悪影響を及ぼしますのでアルコールや薬の服用、喫煙には十分注意をしましょう。薬を服用する時には医師や薬剤師に相談をしましょう。
妊娠中期以降も注意
5カ月~7カ月の中期では、つわりの症状も落ち着いてきて食欲が出やすいため、注意しましょう。お腹の赤ちゃんの身体が大きくなる大切な時期です。適した栄養を食事から摂りながら体重の増加にも注意が必要な時期です。
妊娠高血圧症候群に注意
妊婦さん特有の疾患ですが、注意していればなりにくいです。そのためには塩分摂取を守ることです。つわりが落ち着き食欲が増す時期ではありますが、濃い味には気をつけながら食べる量を決めて楽しみましょう。
妊娠月別の注意するべきこと
約10カ月間お腹の中で大切に育てる赤ちゃんのために、ママはどんなことに気をつけて過ごしていくと良いでしょうか?月別に注意するべき点をそれぞれご紹介します。
妊娠2カ月
妊娠に気づく頃で、まだ胎児の大きさは約2~3㎝という小ささです。つわりが始まるため、症状が酷くて食べられない人は病院で点滴を受けることができますので、症状に応じて専門医の診察を受けましょう。出血や腹痛にも注意です。
妊娠3カ月
流産しやすい時期です。無理しないようにして横になれる時はゆっくりと体を休めましょう。体を冷やすこと、激しい運動、腹部の締めつけに注意をしましょう。
妊娠4カ月
胎盤がほぼ完成する時期で、安定期に入ります。つわりが和らぐため食欲が出てきます。食べ過ぎには注意しましょう。体重管理を意識していく時期です。
妊娠5カ月
妊娠中期に入ります。早い人では胎動を感じます。胎動が極端に弱くなってしまった場合は、すぐに受診しましょう。お腹が張った場合は、横になったり休憩をしましょう。
妊娠6カ月
貧血になりやすく便秘にも悩みやすい時期なので、起きたてに水をコップ1杯飲んだり、鉄分の多い食品を食べたりして改善していけるような食生活にしていきましょう。
妊娠7カ月
お腹が目立つようになり、腰痛になりやすいです。骨盤ベルトで支えると和らぎます。マタニティ用を着用しましょう。妊娠高血圧症候群に注意が必要です。塩分には注意しましょう。
妊娠8カ月
妊娠後期に入り、比較的動きやすい時期なので赤ちゃん用品や入院グッズの準備を始めていきましょう。子宮が胃を圧迫し1回の食事量が少なくなります。こまめに食べて栄養補給するように心がけましょう。
妊娠9カ月
お腹の張りを感じやすい時期です。頻繁に張ったり規則正しく張る場合はすぐに病院を受診します。わかるところに病院の電話番号を出しておくと急な時にも焦りません。
妊娠10カ月
子宮が下がりお産の準備に入るため、胃がスッキリして食欲が出やすいため食べ過ぎに注意しましょう。睡眠時間が少なくなるので、昼間に眠気を感じた時は休むようにしましょう。
もしも妊婦さんが寿司を食べてしまった時の対処法
もしも知らずに食べてしまったら?食べてからしまった!ということは誰にでもあることです。後悔せずに、きちんとした対処法を知っておくと、慌てずに冷静に対応することができます。もしも食べてしまった時の対処法をご紹介します。