バスライズとは?
「バス釣りを始めたい!でもどんなリールを選べば良いのか分からない!」大手釣具メーカーであるシマノがそんなニーズに応えるべく生み出したのがバスライズです。
発売以来「安い!それでいて扱いやすい」という特徴で注目を集め、バス釣り「入門リール」としての立場を確立。その人気を不動のものにしました。安価な価格設定でバス釣り人口の拡大にも寄与。初心者~ベテランまで多くのファンに愛されているモデルです。
シマノのエントリーモデル
バスライズはシマノが「バス釣りのエントリーリール」として自信を持って発売したモデルです。エントリーモデルに相応しい安価な価格と高い基本性能が魅力といえます。
その魅力は、「潜在的需要の掘り起こし」にも申し分なし。「バス釣りを始めたい!でも‥」と二の足を踏んでいる多くの人達の心理的ハードルさえも大きく下げてくれる、まさにエントリーなモデルです。
超リーズナブルなのでガンガン使える
バスライズのメーカー希望価格は、なんと驚異の6,700円(税別)となっています。3.5号のライン付きモデルでも驚愕の7,400円です。
この超リーズナブルな本体価格がバスライズの大きな魅力の一つです。リールの操作や扱いに不慣れな超初心者の人や「始めたばかりの人」でも、故障を気にすることなくガンガンと使い倒すことができます。
一番新しいモデルはバスライズ18
そんな「良品安価」を地で行くバスライズですが、現在最も新しいモデルとして好評販売中なのが「バスライズ18」です。
2012年に登場したバスライズ12から6年。満を持してのリニューアルとバージョンアップを果たした同モデルは、新たな機能と性能を身にまとい、颯爽と私たちの前に現れたのです。
バスライズ18の基本スペックは?
さて、シリーズ最新鋭のバスライズ18ですが、特筆すべきスペックは全部で4つです。そのスペックのどれもが、他の「同価格帯」のリールよりも一歩先をいく大変素晴らしい出来栄えとなっています。
ポイントは①ハンドル長さ②ラインキャパシティ③自重④ギア比の計4つです。一つずつ詳しく見ていきます。
基本スペック①ハンドル長は小気味よく回せる42mm
「リールを回す」という動作に深く関係してくるのが「ハンドルの長さ」です。基本的に短いハンドルは「手首」を使い、長いハンドルは「腕」を使います。またギア比の高いリールには短いハンドルが適しているともいわれています。
バスライズが採用している42mmはどちらかというと短めですので、手首でサクサクと巻ける感覚を覚えます。後にも触れますが、ハイギア仕様にもなっていますので、疲労感も少なく、小気味よくグングンと巻き上げることが可能です。
基本スペック②ラインキャパは16lbで100mとたっぷり
ラインキャパシティーも16lb使用で100mと十分レベルです。「糸巻き量」はリールの回転力と遠心力に影響し、キャスト時の飛距離にも関わる重要な部分です。
バスライズはなんと16lbで100mの確保に成功。以下14lbで110m、12lbで130mとなっています。
基本スペック③重量は200g
釣りの疲労感のほとんどはロッドを持つ「腕」に現れます。さらにロッドにはリールがセットされているため「感じる重量感」は相当なものになります。
バスライズは「200g」とベイトリールの中では比較的に「軽量」なクラスをキープ。そのため腕に掛かる負担も少なく、また振りの重さも軽減、爽快なキャストを演出してくれることでしょう。
基本スペック④ギア比は7.2とハイギア
ハイギア採用の同モデル。そのギア比は「ラクラク巻き取り」を実現するには十分な「7.2」となっています。ギア比のイメージは自転車のギア変速を思い浮かべると、とても分かりやすくなります。
自転車の高ギアは「こぎ始め」こそ重さを感じますが、スピードがグングンと出始めるとペダルの回転が少なくとも、楽に「こぐ」ことが出来ます。リールにおける高ギア比の構造も「これ」と同様の働きをしています。
バスライズ18の特徴は?
続いてはバスライズ18の特徴を見ていきます。「18」モデルになり新たに装備された最新の技術や、シリーズが持つ基本的な特徴までをそれぞれ詳しく説明していきます。
特徴①イージーマグを採用している
シマノ製品ではちょっと珍しい?非接触式ブレーキとも呼ばれるブレーキシステムを採用しています。その名の通り「使い方&構造」はとても簡単なものになっています。
「マグ」の名前の通りマグネット方式によるブレーキシステムが特徴で、本体サイドのダイヤルを回すとユニット部のマグネットがせり出しスプールと接近。磁力によるブレーキが働きます。
特徴②海水でも使用できる
バスライズ18の「うれしい特徴」の一つとして「海水にも対応できる」という点があげられます。これにより同モデルで狙えるターゲットは大幅に拡大しました。
ブラックバスやシーバス以外にも、例えば岩礁やテトラポット付近に多く生息するメバルやアイナメなどのロックフィッシュもターゲッティングが可能です。
特徴③左ハンドルはなく右ハンドルのみ
こちらも特徴といえば特徴といえるでしょうか。バスライズ18には左ハンドルモデルはありません。右ハンドルのみのアイテム展開となっています。
しかしバス釣りファンの間では「左ハンドルモデル」を望む声も多くあり、今後のラインナップ展開には期待をしたいところです。
バスライズ18搭載のイージーマグの特徴や使用感は?
ここまでバスライズ18の特徴について3つのポイントに絞り詳しく見てきました。その中でも同モデル「最大の特徴」といえるのがイージーマグによるブレーキシステムです。
バスライズ18に搭載する非接触式ブレーキシステム「イージーマグ」。その特徴や実際の使用感は一体どんなものなのでしょうか。
外部ダイヤルで簡単に操作可能
本体サイドにある10段階の外部ダイヤルをカチカチと調節するだけの簡単操作です。このダイヤルを1~10で調節することで、内蔵されている6個のマグネットがせり出しスプールに接近、ブレーキ力を発揮します。
ダイヤルの目盛りの数字が大きい程、マグネットがスプールに接近しブレーキ力が強く働きます。反対に数字が小さくなれば、スプールから遠ざかるのでブレーキ力は弱くなるという構造です。
ダイヤルを6以上に設定したほうが良さそう!
実際の使用感としては、正直なところ6~8のダイヤル設定が好ましく感じます。1~5の弱設定だとバックラッシュが起こりやすい印象があり、又9~10の強設定だとブレーキが効き過ぎてしまう印象が残ります。
「バックラッシュを防ぎながらキャスト時の失速も防ぐ」とした場合、その適正値はやはり6~8。この辺りの設定値がバスライズ18が本来持つ力を十二分に発揮してくれる最適なポジションといえるでしょう。
バスライズ18となりリニューアルされたところ
バスライズは「18モデル」にリニューアルするにあたり、これまでのニーズに応えるカタチでいくつかのマイナーチェンジが施されています。