女郎蜘蛛は黄色と黒の派手な蜘蛛!実は儚いその生涯と生態に迫る

益虫であるならば殺すのではなく、なるべくならば他の場所に移ってもらうように誘導したいですよね。ここで他の益虫の仲間達も知っておきましょう。

アダンソンハエトリ(ハエトリグモ)

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ハエトリグモは10mm程度の小さな徘徊性の蜘蛛です。巣は張らずに、餌を求めて飛び跳ねて生活しています。非常に目がよく、その視覚を生かして小バエなどを捕食します。大きくてつぶらな瞳が特徴で、砂糖水などで歓待してあげると、必死に砂糖水を吸って大変かわいらしいです。

アシダカグモ

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アシダカグモは手足を広げた状態では10cm~13cmほどにもなる大きな蜘蛛で、その長い手足は悲鳴を上げてしまいそうなほどです。しかし彼らはとても臆病で、大きな音に驚いて逃げ出すほどです。人間に近づいてくることはありませんので安心してください。

彼らの主な捕食先は、なんとゴキブリ。夜行性の気が強く、人間が寝静まっているころに、家の中にいるゴキブリを片っ端から捕食してくれるその生活形態は、頼もしいこと限りなしです。強力に家を守ってくれる存在なので、是非とも共生関係を築いていきたいものです。

 

女郎蜘蛛の巣の撤去法をご紹介

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どうしても巣を移動しなければいけなくなった時の為に、今回のページでは巣の撤去法をご紹介いたします。女郎蜘蛛だけでなく、巣を張る蜘蛛に遭遇した時に共通して役に立つ知識ですので是非ともご確認ください。

使い捨てできる棒で巻き取る

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通販では蜘蛛の巣を撤去するためのアイテムなども販売していますが、それらのグッズや箒などで撤去しようとすると、女郎蜘蛛の巣は頑丈ですので、それらから巣を剥がすのに苦労してしまいます。

ですので、丸めた新聞紙などの一度使ったらそのまま捨てられるものを用いた撤去方法をお勧めします。

巣を作らせないために

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撤去の仕方も大事ではありますが、何よりも巣が作られることがないのが一番ですよね。巣を作らせないために、と題しまして蜘蛛の巣を予防していくコツや方法を記述しています。どうぞご確認ください。

巣をすぐ取り除く

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対症療法ではありますが、巣を何度も取り除かれることで、蜘蛛がこの場所は危険なのだと判断するようになり、結果的に巣の予防につながります。何度も巣を取り除くのは面倒と感じるかもしれませんが、取り除くこと自体に予防効果があると考えれば、モチベーションにつながるのではないでしょうか。

作られた場所を小まめに掃除する

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もっとも効果的なのが、定期的に作られた場所を掃除することです。蜘蛛が巣を張るのは、そこに蜘蛛が好む虫が出没するからです。掃除することで、その原因を除去していきましょう。

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