サングラスとは
まずは、サングラスとはどのような役割を持つアイテムなのかを紹介します。サングラスは、ファッション性が高いアイテムというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、それだけではなく目を守るためにも重要なアイテムです。
紫外線を防ぐためのアイテム
サングラスを着用する目的の1つ目が、目を紫外線から守るという点です。私たちは日常的に紫外線を浴びる生活を送っており、紫外線から逃れる方法はありません。そして目は紫外線を浴び続けると、涙が止まらない、目に違和感があるなどの症状が現れます。サングラスはこのようなトラブルを防ぐためにもとても有効です。
白内障予防に役立つ
上述の通り、眼に紫外線を浴び続けると、様々な目のトラブルが発生します。軽微な症状であれば、数日で自然治癒する場合が多いですが、長年の紫外線が蓄積すると、白内障という目の病気に罹る可能性が高まります。白内障は、眼の中にある水晶体が白濁したような状態になり、視力の低下や視界がぼやけたような症状が現れます
サングラスおすすめの選び方①形で選ぶ
サングラスは、単なるファッションアイテムだけでなく、眼を守るための重要なアイテムであるのがお分かりいただけたでしょうか。ここからは、サングラスのおすすめの選び方を紹介します。まずは、フレームの形から選んでみましょう。自分に似合うサングラスが分からない!と悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。
形①スクエア
「スクエア」は、最もオーソドックスな形のサングラスと言って良いでしょう。シンプルなデザインである点が特徴で、着ける人を選ばない形です。どちらかというと全体的なシルエットをすっきり見せたい人におすすめです。
形②ラウンド
ラウンドタイプは、文字通りフレームが丸型のサングラスです。どちらかというと個性的に見せたい人や、知的な印象を与えたい人におすすめのタイプです。色も派手めな色合いを用いているフレームが多く、華やかで明るい印象になりやすいサングラスです。
形③ボストン
ボストンタイプは、台形に近い丸型のタイプのサングラスです。尖った形をしていないため、優しく柔らかい雰囲気を醸し出したい人におすすめです。大き目のフレームになっているものが多く、顔の大きさをカバーしたい人にも人気となっています。
形④ウェリントン
ウェリントンタイプも数あるサングラスの形の中でもオーソドックスなタイプの形と言えるでしょう。サングラスだけでなく、普段使いの眼鏡でもウェリントンタイプは人気があります。サングラスの色合いによっては、どことなく懐かしくクラシカルな雰囲気を醸し出せます。
形⑤ティアドロップ
「涙のしずく」という意味のティアドロップ型は、他のデザインのサングラスと比較しても、レンズが大きいサングラスが多く、サングラスで顔の大きさをカバーしたいという人から高い支持を集めています。
形⑥フォックス
「フォックス」という名前の通りで、狐の目のような形状をしています。柔らかい雰囲気というよりは、シャープで凛とした印象を与えてくれます。目元をキリリと引き締めたい時におすすめしたいサングラスの形です。
形⑦オーバル
「オーバル」は、楕円形に近い形をしています。可愛らしさという印象と、スタイリッシュな印象が同居している。そんなイメージがオーバルにはあります。着用する人の年齢などは関係なく、どのような人にも似合う点が特徴です。
サングラスおすすめの選び方②顔の形で選ぶ
続いてのサングラスのおすすめの選び方は、自分の顔の形を考慮して選ぶ方法です。サングラスは、顔の形によって、似合う・似合わないが大きく変わってくる点が特徴です。どの形のサングラスがどのような顔の形の人にフィットするのかを見ていきましょう。
①丸顔さん
丸顔の人は、顔の凹凸が少なめで、印象が薄めになってしまうと悩んでいる人が多いです。そんな丸顔さんには、「フォックス」タイプのサングラスがおすすめです。目元をキリっと引き締めてくれるフォックスタイプは、目元の印象を強め、顔全体を引き締めてくれる効果が期待できます。
②三角顔さん
三角顔の人は、顔がシャープに見えてしまうサングラスを選ぶのはNGです。フォックスタイプなどのシャープ目の形状のサングラスは、顔の輪郭が強調され過ぎてしまい、印象がキツめになってしまう可能性があります。そのため、三角顔の人には、比較的丸みのあるフレームのボストンタイプをおすすめします。
③四角顔さん
四角顔の人も前述の三角顔の人と同じように、顔の輪郭が強調され過ぎないサングラスを選ぶとよいでしょう。特に顔の角の張りが気になる人は、丸みのあるオーバルタイプや、ラウンドタイプを選ぶと、顔に上手くフィットします。
④面長さん
面長さんは、サングラスを着用した時に顔の長さが強調されないようにするのがポイントです。選ぶ際には、縦長の形をしているサングラスを選ぶと、顔の長さが強調されてしまいます。そのため、「ボストン」や「ティアドロップ」といった、レンズを装着する部分が横に長いタイプのサングラスを選びましょう。
サングラスおすすめの選び方③レンズカラーで選ぶ
続いては、レンズカラーでサングラスを選ぶときのポイントを紹介します。サングラスのレンズは、青や茶色など様々な色のレンズがありますが、それぞれの色別に効果や特徴があります。レンズカラーと自分の使用用途などを合わせて選ぶと、自分にピッタリなサングラスが選べます。
①グレー系
1つ目のレンズカラーはグレーです。サングラスのレンズカラーの中でもオーソドックスな色味と言えます。グレーのレンズの特徴は、太陽光などの眩しさを軽減してくれる効果が期待できる点です。今までのサングラスでは眩しさが軽減できなくなってきたと感じたら、グレー系のレンズに変更すると、眩しさを低減できる可能性があります。
②ブラウン系
ブラウン系のレンズカラーは、より高コントラストな視界を確保できる点が特徴です。晴天で十分な光がある場合はブラウン系のレンズは不要かもしれませんが、曇天時などでよりくっきりとした視界を確保したい時には、ブラウン系のレンズが入ったサングラスがおすすめです。
③ブルー系
ブルー系のレンズは、先ほどのブラウン系とは異なり、コントラストを下げた視界を確保したい時におすすめです。特に夏場の晴天時などは、日差しも強く、眼に入る視界のコントラストが上がりすぎて、目が疲れる場合があります。そのような時にブルー系のレンズが入ったサングラスであれば、眩しさと、色味を低減した視界をもたらしてくれます。
④グリーン系
グリーン系のレンズは、よりナチュラルな視界を確保したい人におすすめです。サングラスを着用すると、普段の視界と違い過ぎて違和感があるという人はぜひグリーン系のレンズを選びましょう。ナチュラルな視界を得られますが、もちろん眩しさをカットできるなどのサングラスの本来の機能は有しています。
サングラスおすすめの選び方④機能で選ぶ
続いては、サングラスの機能で選ぶ際のポイントです。サングラスは、どれも等しく眩しさを低減するというものではなく、様々な異なる機能を搭載したレンズがあります。ここでは、各レンズの機能について紹介します。
①偏光レンズ
「偏光レンズ」は、レンズの内部に特殊なフィルムを挿入し、太陽光などの眩しい光をカットし、よりクリアな視界をもたらしてくれるレンズです。運転中に眩しい光で目に疲労がたまる、スポーツ時の眩しい光を抑えたいという人に特におすすめです。
②調光レンズ
調光レンズは、光の当たる強さの度合いに応じて、レンズの色の濃さが変化する機能を有したレンズです。通常のレンズをはめ込んだサングラスだと、屋外ではちょうど良い見え方だとしても、屋内に入ると、視界が暗すぎるという場合もあるでしょう。しかし調光レンズは、レンズが見え方を調整してくれるため、どのような場面でも使えるレンズです。
③UVカット
UVカットは、肌のケアを行っている人にはお馴染みのワードでしょう。肌への紫外線は、シミなどが現れるため、紫外線を浴びている実感がありますが、眼もしっかりと紫外線を浴びています。放置しておくと、白内障などのリスクがあります。特に眼科で白内障の可能性があると言われた人は、サングラスでしっかりとケアしましょう。
④度付きレンズ
度付きのサングラスは、視力矯正とアイケアが同時にできる優れものです。普段は、通常の眼鏡やコンタクトレンズを使用している人であっても、長時間のドライブなど、眼に負担がかかるときには、度付きサングラスを使用し、紫外線から目を守ってあげるという使い方ができます。
サングラスおすすめの選び方⑤人気ブランドで選ぶ
続いては、サングラスの主要ブランドを紹介します。レンズの機能などを紹介してきましたが、やはりブランドもののサングラスを持っていると何かと所有欲も満たされるものです。サングラスの世界にはどのようなブランドがあり、それぞれどのような特徴を持っているのかを把握しておきましょう。
人気ブランド①RayBan(レイバン)
レイバンは、1937に誕生したサングラスのブランドです。創業のきっかけは、アメリカ空軍のパイロットを、紫外線から守りたいという要望があったことがきっかけです。高空では地上よりも浴びる紫外線の量は多くなります。当然求められるクオリティは高くなりますが、レイバンは長年にわたりユーザーの要望を満たす製品を作り続けています。
人気ブランド②PRADA(プラダ)
プラダは、イタリア、ミラノに拠点を構える世界的ファッションブランドです。バッグや財布など数多くのヒット商品を売り出している同ブランドですが、サングラスも高級志向と確かな品質を求めるユーザーなどから高い人気を獲得しています。
人気ブランド③Oakley(オークリー)
オークリーは、主にスポーツで多用されることが多いサングラスブランドです。野球やゴルフなど競技を問わず、数多くのプロアスリートから支持されているブランドです。普段使いのサングラスとは異なり、銃弾にも耐えるという強固な耐久性が魅力です。
人気ブランド④TOM FORD(トムフォード)
「トムフォード」は、2005年に設立された比較的新しいブランドです。産声を上げてからの年月は比較的浅めですが、実績と知名度は世界的です。大ヒット映画007で使用されたことでも有名で、それ以来人気が急上昇しています。
人気ブランド⑤ OLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ)
オリバーピープルズは、クラシカルなデザインと、現代的なデザインを融合させたサングラスを数多く販売しているブランドです。丸みのあるフレームのサングラスは、フレームの色とも相まって、かわいらしさとレトロさを併せ持った雰囲気を醸し出せます。
本記事では、オークリーやプラダ、トムフォードなどの比較的高級志向のサングラスを主に紹介しています。そのためどうしても数万円の出費は避けられません。その分クオリティも高いのは確かですが、もう少しリーズナブルな価格でサングラスを手に入れたい人は、コールマンのサングラスがおすすめです。
サングラスおすすめの選び方⑥用途で選ぶ
最後に、サングラスをどのような用途に使うのかという点について紹介します。これまでに、様々な機能のレンズなどを紹介しましたが、サングラスは、スポーツ用や日常使いなど、その用途によって選び方が異なってきます。
用途①日常使い
サングラスを日常使いする予定の人は、レンズやフレームの耐久性よりも、レンズの機能やデザイン性を優先して選びましょう。普段使いであれば、フレームやレンズの破損を気にするほどの激しい動きなどは少ないはずです。そのため、自分の顔の形に合うかなどをじっくり吟味して選びましょう。
用途②アウトドア
キャンプや登山などのアウトドアにはサングラスはとても重要です。登山はもちろんですが、キャンプであっても、普段より高地に行く場合があります。例え標高100mであっても、地上よりは紫外線が強くなるため、サングラスは必須と言えます。アウトドアはUVカット機能が優れたレンズが装着されたサングラスを選ぶと良いでしょう。
海釣りや川釣りを楽しむ人にもサングラスは重要なアイテムです。もちろん紫外線から目を守るという目的もありますが、クリアな視界の確保は釣果にも繋がってきます。水面が眩しくて、アタリを逃したのではもったいないですよね。釣りにおすすめのサングラスを探している方は以下のリンクを参考にしてください。
用途③バイク
バイクに乗る際にサングラスを着用する人は、高コントラストな視界を確保できるブラウン系のレンズが装着されたサングラスがおすすめです。特に高速度域で運転する際には、視界が素早く流れていくため、瞬時の状況判断などの観点からも、くっきりはっきりした視界の確保はとても大切です。
用途④スポーツ
スポーツでサングラスを使用する場合は、競技によって選び方が異なります。野球などある程度のコンタクトがあるスポーツは、耐久性が最重要項目になります。対してゴルフなど、他の競技者との接触が少ない場合は、サングラスの耐久性よりも、レンズの機能などが重視されます。自分の取り組んでいる競技の特性に合わせて選びましょう。
サングラスが似合う人に遭わない人の違いとは?
ドラマや映画などで俳優さんがカッコよくサングラスを着用している様は、何とも絵になりますよね。しかしいざサングラスを購入してみても、イメージと違ったり、なんとなく野暮ったくなってしまった経験はないでしょうか。果たしてサングラスが似合う人、似合わない人の違いは何なのでしょうか。
サングラスにはまゆ毛が重要!?
サングラスがカッコよく似合っている人の特徴は、まゆ毛がしっかりと整えられている点です。似合っている人の写真をよく観察してみると、まゆ毛がサングラスのフレームから飛び出ていないのが分かります。サングラスを着用する際には、まゆ毛を見せない!というのがポイントです。