時に40mを超えることもあるという、全長というよりもはや距離のような単位を持つ、世界最長の動物です。人を攻撃することはなく、それどころか捕獲例がないほど大変に脆い生物です。
アイスランドガイ
一見普通の二枚貝ですが、実は類まれな長寿生物であり、なんと507歳という動物として最高齢記録を保持しています。
日本は室町時代から生きているという驚異のご長寿貝!たった8.6cmの大きさで、この記事を読んでいる誰よりも先輩であるというから驚きです。
アンコーレ牛のラーチ
アンコーレとは東アフリカにある王国であり、その国にいるラーチという名の牛は、世界で最も巨大な角を持つということでギネスブックに登録されています。
その重さ、左右合わせてなんと90kg!牛とはいえ肩が凝らないものか心配になるほどの大きさです。なお次の記事には、「かわいい」がすぎる動物の赤ちゃんたちが紹介されています。
昔は架空の存在だった動物たち
冗談じみたビジュアルのホッキョクウサギですが、同じように、昔は冗談…というより実在していると思われていなかった動物たちがいます。
確かに、予備知識なしみ見かけたら、目の錯覚かも?!と思うような個性的なアニマルたちばかりです。
カモノハシ
1798年、イギリスにカモノハシの剥製が持ち込まれた時、多くの人間が作り物だと言って信じなかったそうです。
なぜなら、鳥のクチバシ、ネズミの胴体、海獣のような水かきに毛の生えたしっぽを持ち、卵で生まれて乳を飲んで育つなんてメチャクチャな生き物を見たことがなかったからです。確かにこうして書き上げてみても冗談のようですね。
オカピ
世界三大珍獣とまで言われるへんてこ生物・オカピ。馬の頭にシマウマの足でキリンの仲間という大変混乱させられる特徴を持っていますが、森の貴婦人と呼ばれる優雅で美しい動物でもあります。
なおシマウマの頭に馬の胴体のようなクアッガという動物もいますが、残念ながらすでに絶滅しています。
レッサーパンダ
この中では一番ポピュラーな動物ですが、実は伝説の妖怪・鵺(ぬえ)のモデルではないかという説があります。鵺は猿の頭、狸の胴、虎の足、蛇の尾を持つと言われていて、まさにレッサーパンダの特徴に一致しています。
またかつて人の背丈ほどの大型個体がいたことも分かっていて、まさに昔の人々からしたら妖怪そのものであったことでしょう。
ホッキョクウサギの特異なビジュアルは厳しい北極を生き抜くため!
突飛に見えるビジュアルにも、進化の過程上の意味があります。ホッキョクウサギの特徴的な姿は、極寒の地での生存競争に勝つためのものでした。
動物たちの「なぜ?」をひとつ解き明かすことによって、色々なことが見えてくるものです。我々人間も動物の一種ですから、互いの生態を把握して、上手に住み分けて共生していかなくてはなりません。