茶色には、落ち着きのある印象を受けます。地面の、土の色であり、温かさすら感じます。しかし、一方で「汚い」イメージをもつ方もいるでしょう。茶色の「光の玉」として現れるときは、「穢れ」そのものですので、注意が必要です。憑りつくおそれもあり、「二度と近づくな」という意味も含む、と云われています。
茶色は先ほども指摘したとおり、土や木の色で、自然にあふれる色です。それらの色が何かに反映されて、茶色として映る可能性は高いです。いずれにしても、足を踏み入れるべき場所でなかったなら、謝り、行動を改める心は大切です。写真も本人も、お祓いした方が良いかもしれません。
紫色のオーブは「神秘的な力」を持つ!
紫には、高貴な色というイメージや、どこか妖艶な印象も受けます。この印象の通り、紫のオーブは「神秘的な力」を秘めており、紫の「光の玉」は、より神に近い存在であることを示すのです。同時に、その神秘的な存在に監視されている状態でもあり、悪い行いをすれば罰が与えられるとも云われます。
紫の光は、カメラを扱う人にとっても悩みの種だそうです。紫の光の玉や線は、「パープルフリンジ」と呼ばれる現象です。ホワイトバランスの調整の過程で、赤(R)と青(B)の度合いが引き上げられ、紫の色が予期せぬ場所にあふれ出てしまうのです。
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オーブの色の意味をご紹介⑤虹色
最後にご紹介するのは「虹色」、七色のオーブです。虹といえばファンタジーな世界観を連想したり、雨上がりに見上げた空にかかる美しい七本の光線をイメージすることでしょう。暗い印象は受けませんよね。
虹色のオーブは「天使」
虹色の美しい光の玉は、祝福を象徴する「天使」を表します。生まれたばかりの赤ちゃんを写すと、虹色がよく映るそうです。また、今が「人生の転機」であることを示しているとも云われています。
虹色の光が写る仕組みとしては、デジタルカメラの内部反射が原因だそうです。余談ですが、宗教画の天使や人物の周りにも、光の玉が漂うように描かれることがあります。
宗教画について興味がある方は、こちらの記事を参照ください。
「オーブ写真」がよく撮影される場所
オーブがよく撮れるスポットはあるのでしょうか。これまで「色」について説明してきましたが、ここからは、どんな場所でよくオーブという「光の玉」が撮影されているのかを取り上げ、それぞれに対して解説を加えていきます。
神社・仏閣
神社や仏閣は、そこに神様が祀られているので、光として映像に現れてくれることもあります。そこが自然に囲まれた場所であればあるほど、遭遇しやすくなるとも云われています。写りやすいもう一つの要因としては、湿っぽい場所であることが挙げられます。いずれにしても神聖な場ですので、くれぐれも無礼のないように振る舞いましょう。
イベント会場
コンサート会場やお祭り、結婚式場のような賑やかでおめでたい場所でも、よく「オーブ写真」を撮影できます。人が集まる場所には霊ももれなく寄ってくると言いますし、オーブに限らず霊が写っても不思議ではありません。
しかしイベント会場においては、照明の強い光や、他の人のカメラのフラッシュに影響を受けることもあります。多くの人が動きますから、ホコリがたくさん舞ったりと、オーブとは言えない「光の玉」の発生も多いです。
心霊スポット
何度か例に上げてきましたが、心霊スポットには「霊」や「恐怖体験」を目的に訪れることが多いのですから、当然そこには「居る」ことが前提です。そんな場所で不審なオーブが写っていたとすれば、「心霊写真だ」と感じるのも当たり前の感覚です。
しかし心霊スポットも、廃墟であれば埃っぽい場所であったり、湿度の高い場所であることが多いので、光の反射によってできた代物かもしれないことは、念頭に置いておきましょう。そうは言っても、やはり中には本物も紛れているかもしれませんので、気をつけましょう。
オーブ写真が撮れたらどうしたらいい?
オーブらしき何かが、不自然に入ってしまった…本当になにかの報せだったり、霊が自分に憑いてきていたらどうしよう!と、一度不安に思ってしまったら、なかなか吹っ切れないものです。これから、「オーブ写真」を手にした場合の対処法をお話します。
危険ではないオーブなら何もしなくていい
まず、白のオーブであれば、深く考える必要はありません。なぜなら、科学的にみても、スピリチュアルな側面からみても、「出やすい色」だからです。「美しい!」「誰かに見せたい!」と感じるならSNSで公開しても良いんです。オーブが出たからと言って、忌み嫌う必要は全くありません。
危険なオーブなら処分
一般に、心霊写真などは、自分で破いて燃やすことで、霊を祓えるといいます。オーブ写真もまた、同様に扱って良いものと捉えられていますが、「神聖な霊魂の宿った光で、怒りのメッセージを送っている」と感じた場合は、やはり危険です。そのため、ご自身で処分してかまわないとは、一概には言えません。
不安ならば専門家に相談
白の無害な光であっても、「今まで写らなかったし、絶対に写るはずないのに、どうしてこんなものが!」という想いに捕らわれ、不安が解消されない場合には、専門家に相談するしかありません。必要であれば、専門の方から供養を勧めてくるでしょう。
専門家に依頼する注意点
このような心霊的な分野においては、「インチキ商法」が多く存在することを決して忘れてはいけません。必要以上に依頼人を怖がらせ、中身の無い鑑定をしたり、本来しなくても良い写真の供養をさせ、高額な請求をしてくる業者もあります。一人で抱え込まず、家族や友人にも一度相談しましょう。
相場は「5,000円~10,000円」です。それ以上に高い場合は疑って掛かりましょう。定評のある業者に頼っても良いですが、神社やお寺に相談するのが無難です。都内の神社やお寺に関する情報はこちらにまとめられてありますので、ご覧になってみて下さい。
必ず撮れる?オーブ写真を撮る方法
「オーブ写真」は、少しの工夫で撮ることができます。ただし、ここでご紹介するのは、自然界で漂う、神秘的なオーブの姿を撮る方法ではなくて、「光の玉」を創り出し、撮影するための工夫です。手順をご紹介します。
埃のついた鏡を使う
一番簡単なのは、埃っぽい鏡に、光を軽く照射し、撮る方法です。本当にホコリがオーブのように写るのか?と疑念を抱いている方は、一度この方法で確認する手もアリですよ。ですが、鏡を撮るのはあまり良くないとも云われますので、実はあまりおすすめの方法ではありません。
少しピントをぼかす
こちらは、カメラ初心者には難易度が高い手段ではありますが、「マニュアルフォーカス(通称MF)」で撮影する方法です。自分でピントを調整することで、入ってくる光をぼかして写すことが可能になります。マニュアルフォーカスでは、オーブだけでなく、光の輪っかである「フレア」を撮ることもできます。
また、あえて「七色の光」を映し出すという方法もあります。それには「PLフィルター」という道具を用います。この「PLフィルター」には、反射を抑えて、ひとつひとつの色をハッキリ浮かび上がらせる効果があります。とても幻想的に輝いた作品に仕上がります。
より写しやすい角度
オーブは、太陽や照明など、強い光を受けることで、空気中の埃や水滴に反射して写り込みます。しかし、明るすぎるのもダメなのです。白飛びしてしまい、オーブどころか風景すらうまく撮影できません。
強い光を中心に受けないように、角度をつける必要があります。光が斜めに差し込むように、角度を調整したり、もっと簡単な方法としては、木々の合間からこぼれる陽射しを利用することで、風景に「光の玉」が浮かび上がり、幻想的な作品が撮れるようになります。
結局オーブの正体は何なの?
オーブの意味に始まり、色を解説し、撮り方までを、スピリチュアルな目と科学的な目、両方の立場からご紹介してきました。今まで比較し、解説してきた二通りの見解をまとめつつ、「オーブの正体」に、より近づいていきましょう。
空気中の埃や塵
もっとも多く語られている説は、空気中の埃や水滴に、フラッシュや自然光を反射させることで、オーブが発生するという話でしたね。レンズ表面が汚れていた場合でも、写り込みます。ちなみに、霧吹きを使用して、空中に細かい水滴をばらまくことで、きれいな「光の玉」を写すこともできます。
スピリチュアルな存在
「オーブ」とは「霊魂」である、という揺るぎない一つの定義が存在しています。「オーブ写真」を撮るために、日々瞑想をしたり、身体に邪気を溜め込まないように心掛けることで、自身から発生するオーラは清らかなものになり、神からの啓示ともいえるオーブを、遂には肉眼で捉えることも可能になるのです。
何かしらの「警告」を報せるもの
オーブの「色」について、ひとつずつお話した際、危険とされる色もご紹介しました。おさらいすると、「赤、オレンジ、茶、黒」の4色が、何かを警告するために発色しているオーブでした。光の加減で色が変わる、ということも併せてお伝えしてきましたが、最初にもお話したように、どちらの視点ももつことが大切です。
この色を目にして、あまり良い気持ちがしなかったり、胸騒ぎを覚えるようであれば、「オーブの報せ」をきちんと心に留め、日々の行動に移すか、必要に駆られた場合は、お祓いも視野にいれておくべきでしょう。
あなたもオーブ写真を撮影できるかも?
オーブは、写真や映像の中で美しい輝きをみせる、神秘的なものです。「オーブ写真」は、デジタルカメラの普及や技術の発達によって、誰にでも簡単に撮ることができるようになってきました。しかしその分、「真のオーブ」の存在はわかりづらいモノとなったことも事実です。
オーブが何かの拍子に撮れ、その色について調べてみると、恐ろしいことが書かれていたからといって、過度に怯える必要はありません。あらゆる色のオーブを写すことを趣味にされている方もいるようなので、撮影を行う際はつねに敬意を払いつつ、どんなオーブと出会えるか楽しんで撮影してみて下さい。
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