人類を創造した宇宙人?アヌンナキとは 日本人とも関係があるって本当?

金の採掘を任せる上で、アヌンナキと当時の人類では知的レベルに差があり過ぎたのです。あまりにも意思疎通が困難であれば、当然採掘業は滞ってしまいます。そこで彼らは人類の知的レベルを向上させることにしました。文明の完成形を与えたのです。

こう考えると、シュメール人の民族的起源が不明であること、そして、優れた知識や技術の出所がわからないことなどの謎に対して、一応の説明がつきます。ちなみに文明を与えた背景には、むしろ反乱を防ぐ意図があったとも考えられます。力づくで従わせるだけでは、いずれ反感を買うことを彼らは心得ていたのでしょう。

高度な技術を持つシュメール人

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シュメール人が現代と大差ないレベルの国家を維持していたことは前述の通りですが、何と最古のビール醸造を行った民族であるとも考えられています。その製法はいまだ謎に包まれていますが、彼らの好んだ「エール」はとても濃厚だったため、ろ過機能を備えたストローに似た道具で飲まなければならかったと言われています。

60進法の起源もまたシュメール文明にあると考えられています。この記数法はのちに古代バビロニア人にも伝わり、年や月の長さを計算する際に活用されました。やがて60進法は使われなっていきますが、分や時間を計測する場合には今なお使用されています。

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「ノアの箱舟」伝説とアヌンナキとの関係

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チグリス川とユーフラテス川は魚を獲るだけでなく、水を求めてやって来る野生動物を狩猟する上でも役立ちました。また川によって豊富な栄養を含む土が運ばれてくるため、メソポタミアの大地は農耕にも適していたと考えられます。ただ、この川は山に積もった雪が解けることで氾濫を起こすのです。

そのため、シュメール人は度々洪水に見舞われることになります。こうした水害を何度も経験しているうちにジーウースードラの話が作られたのではないでしょうか。それは、洪水の被害を免れるために舟を造ったシュメール王の話であり、あの「ノアの箱舟」の元となったと言われています。

日本人とアヌンナキの関係とは!?

一見日本とは無縁の土地で発展を遂げてきたシュメール文明ですが、なんと日本の起源はシュメール文明にあるという説が浮上しています。どうにも信じ難い話ですが、調べてみると両者には驚くほど共通点があるのです。

たとえば古代シュメール人は楔形文字を発明しました。この文字は水で練った粘土板に先の尖った棒で刻まれ、言葉や音節を表すのに使った数百の文字から構成されています。この言語体系が、漢字やひらがなの混じる日本語とよく似ているというのです。

日本人シュメール起源説とは?

両者の共通点は、言語体系に止まりません。古代シュメールの粘土板には、日本で天皇家を象徴する菊花紋が彫られていました。これは彼らの文明において、最高神のマークを指しています。また日本神話の怪物といえばヤマタノオロチが有名ですが、シュメール神話には七つの首を持った竜が登場するのです。

また、シュメールや古代バビロニアには、三種の神器が存在しました。鏡、首飾り、剣という内容です。これは天皇家に代々伝わる三種の神器とほぼ同じなのです。それらは、八咫鏡、八尺瓊勾玉(長い緒に繋いで使うとも考えられる)、草薙剣です。剣に関しては怪物を倒した暁に手に入るという経緯まで一致しています。

シュメール神話と日本神話の共通点

日本神話の中に「天孫降臨」という伝説があります。天から下りてきた神々が日本列島を創り、日本を建国したという内容です。この伝説はアヌンナキがニビルから地球へ降り立ち、人類を作り出したあと、文明の発展に助力したという話とよく似ています。さらには『竹内文書』の中からも、シュメール神話とよく似たエピソードが発見されています。

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