内戦によってダサダイ族の調査が打ち切られた後、内戦が終結した1986年に学者たちは再びダサダイ族の暮らす保護区域に足を踏み入れるのですが、そこで見た光景によって、ここからダサダイ族が政府と共に行ってきた嘘が世界中にばれる事になるのです。
内戦後の保護地域は文明社会になっていた
タサダイ族の保護区には原始的な生活を送る部族たちの姿はなく、そこには現代の私たちが使うような道具を当たり前のように使い、上半身裸でのダサダイ族の姿はなく、ジーンズをはき、バイクを運転する部族たちの姿がありました。
また、ダサダイ族は原始的な生活はこの時行っておらず、話している言葉もミンダナオ島の言語を話していました。当たり前のように読み書きを堪能にこなすダサダイ族だと思っていた人たちを見た学者の面々は驚愕の表情を浮かべました。
このダサダイ族のあまりにも変わった姿から学者たちは保護区域に立ち入るまでの間に部族が私たちの文明に染まった姿だと考えたそうですが、しかしながら真実はそうではありませんでした。