怪しい少年少女博物館はマジで怪しい?静岡県伊東市の可笑しな博物館

お子様連れは1Fまでが無難です。後は容赦ないシーンが目前に広がります。2Fのテーマは「アーティスト」と「怪奇の世界」です。ここには有名なアーティスト達の作品や古代の美術品のレプリカなど東洋・西洋の妖怪・亡霊などの怪奇が、またもや膨大な量で展示されています。中には「呪われた人形」なと曰く付きの物も有ります。

「アーティスト」には古代の美しい美術品も展示

「アーティスト」のブースの中には、エログロ風味の強い摩訶不思議な作品も多く有りますが、芸術性が高い作品もあり、中でもイラストレーターである「空山基」氏のメタリックでエロティックな美しいイラスト、造形師「韮山靖」氏の、まるで生きてるような不思議なクリーチャーのフィギアなど貴重な作品も多く展示されています。

「怪奇の世界」恐怖の洋風ホラー

「怪奇の世界」洋風ブースには、ゾンビ、ドクロ、亡霊、ミイラ、悪魔、フランケンシュタインなど、外国では昔からよく知られているスタンダードな物から、比較的最近の映画で人気となっていたプレデター、エイリアン、チャッキーなど、恐怖心を煽るエログロ人形が、大量に展示されています。橋の上から下を覗いている男性も人形です。

「怪奇の世界」恐怖の和風ホラー

「怪奇の世界」和風ブースには、ろくろ首、お岩さん、唐傘お化けなどの、日本のスタンダードなお化けが多数展示されています。リアルで不気味な上に、大きい人形も多く、相当に迫力が有ります。中には「市松人形が大量に詰め込まれた飾り棚」など、よく分からないけれど、とにかく不気味で呪われそうな物も展示されています。

わら人形の販売・展示コーナーがある!

「和風ブース」の入口には、買ってすぐその場で打ち付けられる「呪いのわら人形」が1つ300円で売られています。元々は「怪しい少年少女博物館」の前身である「熱海の不思議な街1丁目」で行われていたイベントでした。そこでのサラリーマンや若い女性の呪いの内容が面白く、引き継ぐことになりました。館内に響く「カンカン音」はそれです。

怪しい少年少女博物館「別棟」はお化け屋敷「夜の学校」

2Fから降りて来た所、そこに「夜の学校」の入口は有ります。この「夜の学校」も小さなお子さんには刺激が強いです。「夜の学校」はリアルな「お化け屋敷」なのです。センサーで動くギミックには、業者に依頼したものや、遊園地などから引き取ったもの、管理の方々が自分た達で手作りしたものなどが有ります。

しっかり怖い!昔ながらのお化け屋敷

「夜の学校」は、昔ながらにこだわって作られた正統派の「お化け屋敷」です。開園当初より「お化け屋敷の中に何かいますよね」「猫がいますか」というお客さんが続出した為、見よう見まねで作ったお札を沢山貼り付けたところ、少なくとも暫くの間は収まっていたとの事です。管理人さんはブログで「妖怪すねこすり」ではと書いてます。

お化け屋敷も仕掛けはちょっと可笑しい

この怖い「夜の学校」ですが、暗く狭く、その上奥行きのある構造のせいだけではなく、人が通ると感知して作動するギミックもあり、怖さに拍車をかけています。ビクビクしてるところに突然風が吹き、驚嘆させられますが、よく見ると馴染みの家電だったりし、その手作り具合や工夫には感心させられます。

怪しい少年少女博物館に来たらここもチェック

「怪しい少年少女博物館」は、展示品全てが見所のような物なので、一人で行った場合には、心ゆくまで品々の観察ができるという醍醐味が有ります。さらに友人やカップルと行った場合には、異質な空間やアイテムの類いに対する意見の相違などから、相手の普段伺い知ることが出来ない側面を発見する楽しみも有ります。

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