ハリスホークとは
みなさんはハリスホークという生き物を知っていますか?名前がホークがつくのてなんとなく想像つくと思いますが、鷹の生き物です。鷹というだけあってその見た目はとても勇ましく凛々しいのです。そんな魅力的なハリスホークにスポットを当てて、ご紹介していきます。
基本情報・生態
ハリスホークは鷹目に属す「猛禽類」の種族です。猛禽とはわかりやすく言えば鷹のように尖った爪をもって、獲物を狩り食すような鳥のことをいいます。米国やその南アメリカ大陸などに生息しています。大きさが適した哺乳類、鳥、昆虫などいろいろな生き物を餌として捕食します。
そんなハリスホークの大きさは、40センチから80センチくらいまで、羽の広げたときの大きさは100センチ以上にもなります。重さは約一キロくらいで、雄よりも雌のほうが若干重い傾向にあります。また一夫多妻制の生き物ではないかと考えられており、米国のサバンナでは「積み重ね」という行動をしている様が見られています。
名前の由来
鳥類学者オーデュボン氏が友人のエドワード・ハリス氏にささげた名前が由来となって「ハリスホーク」という名前なのですが、日本ではつまりは和訳ではももあかのすりと言われており、こちらの由来については、わかりやすいと思いますが、腿部分が赤みがかっている為付けられました。
そんなハリスホーク(ももあかのすり)はある呼び名でも呼ばれています。その呼び名とは「空飛ぶ犬」です。なぜ犬なのかというと、犬のように人間に忠誠的であり、懐っこく飼育しやすいためその呼び名で呼ばれております。
ハリスホークの性格
そんな一度は飼ってみたくなるような魅力的なハリスの性格について、お話していきたいと思います。性格の面でもとても魅力的で、より興味を持たれ飼ってみたいと思いますので、ぜひ読んでみてください。
社会性がある
猛禽類に属すわけですが、猛禽類のほとんどの種は、鷹のように孤高で、つまりは一匹でターゲットを狩るときなどで行動するわけですが、ももあかのすりは群れを形成して狩りや生活するので、珍しく社会性がある鷹と言えます。
そのこともうなずけるように私達人間にも交友的で飼育しやすいので、初心者や入門者にもおすすめのペットなのです。とはいえ珍しいペットなので、飼育する際はいろいろな注意点がありますので、それをきちんと理解しておく必要性があります。
人に良く懐く
さきほども少し触れましたが、ハリスホークは群れを成し社交的なタカであるため、我々人間にも社交的で、よく懐きやすいためペットとして飼うのに大事な要素を持っていると言えます。見た目もきっと可愛らしくもかっこよくも見えるので、一度は飼ってみたい人気のペットです。
ハリスホークの飼育方法
人懐っこい生き物とはいえ、もと荒野のような地で勇ましく孤高のように生息しているタカなので、ご想像通り飼育するのにはそれなりの環境づくりと、エサなどの注意点が必要なのです。それについて考察していきたいと思います。
広い所で飛ばす
野生の大地でできる限り同じように、生活させるためにもマンションの様な狭い土地での飼育はできないと言って過言ではないでしょう。広い土地などで自由にはばたかさせなければ、ハリスもストレスを感じて、そのストレスから自身のカラダの羽をむしってしまう「毛引き」というトラブルが起きてしまいます。
しかしながら、庭のやベランダなど外で過ごすのが良いとイメージされると思いますが、サバンナに生息するようにももあかのすりは寒さにめっぽう弱いので、室内で一緒に生活させ飼育しなくてはなりません。
餌は小鳥など
エサについては、当然野菜などは食べないわけであり、生きたひよこなどを与えないといけません。そういった生肉だけを与え続ければいいかとそうではありません。お腹の消化を促す「ペリット」すなわち鳥類の羽を上げなくてはならないのです。ペリットを上げなくては老廃物を身体に溜め続けて不健康になってしまいます。
注意点は?
簡潔にまとめて記述させていただくと、一つはマンションの様な狭い土地ではなく、一軒家のような広い土地で室内で一緒に生活させ飼育させること。もう一つは生きた肉をあたえ、適度に「ペリット」と呼ばれる鳥類の羽を与えることです。
同じ珍しい鳥類のオオハシという骨格が変わっていて面白い鳥がいます。そちらのオオハシについて興味ある方や、実際に飼えるのか、飼い方など気になりましたら、こちらの記事を読んでみてください。
ハリスホークの狩猟方法
冒頭部分でも少しお話しさせていただきましたが、ももあかのすり、ハリスは積み重ねと行動を取ったり、群れで獲物をハントするというスタイルをとるタカなのですが、具体的にその狩り方、狩猟方法はどういったものなのでしょうか?
群れでの行動が得意
ハリスはタカでは珍しい社会的社交的な生き物で、群れでの行動が得意ですが、それにはある理由があります。それは米国などももあかのすりが生息するサバンナの様な砂漠の気候に適応したため、複数の群れを成してでの狩猟を行うようになったのです。それゆえに社会的なタカと言われています。
馬跳び
ハリスホークはターゲットを狩るとき、まず小さなグループが先頭に立って、ターゲットをまさしく「イーグルアイ」を使って素早く探し出します。そしてそれに続き後方のグループがターゲットを探し出します。この一連の狩猟方法を俗に『馬跳び』と言います。
ハリスホークと人間の関わり
ハリス、ももあかのすりは俗に『空飛ぶ犬』ともいわれ、そのネーミングからもわかる通り、人に対し良くなつき忠誠的なタカでありますが、実際に人間とハリスホークはどのように関わっているのでしょうか?