クレヨンしんちゃんのシロとは?犬種は?
シロが初めて登場したのは、1992年5月25日放送のアニメ「子犬を拾ったゾ」でした。野原家がたまたま通りかかった道で、捨て犬だったシロを発見し、野原家で飼う事になったのが始まりでした。そんな過去を持っているシロを今回は徹底的に解説していこうと思います。
公式情報では雑種犬
白い毛色とふわふわな表現が特徴のシロですが、公式からは雑種犬として公開されています。また特技が多いシロですが、体を丸める「わたあめ」が得意なこともあり、しんのすけは「わたあめ犬」と呼ぶこともあります。公式情報に詳しく犬種が載ってない事もあり、ファンの中では諸説、妄想を膨らませる方々も多いです。
有力なのはマルチーズ
シロの犬種は諸説ありますが、劇場映画第11作目「嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」において、白がリアル化した時はマルチーズ似であり、さらには、アニメ「テレビドラマのロケ隊が来たゾ」ではマルチーズと何かの雑種と推測された事もあります。そういった事からも、シロはマルチーズだという説が有力となっています。
犬には様々な種類が存在しており、毛色や体格まで多種多様です。そんな様々な犬の種類にご興味がある方はこちらの記事も参考にしてみてください。
シロのお母さんはジャックラッセルテリア?
原作の46巻では、生みの親はジャックラッセルテリアに似ており、様々な毛の色合いで生まれたシロ達ですが、飼い主の父親が犬に触れない病気になり、シロ達を手放さないといけなくなりました。
他の犬は無事に貰い手が見つかった中、ボルシチとシロだけ貰い手が見つからず、保健所へ行くこととなりました。しかし、飼い主一家の娘がそれがそれを嫌がり、シロを箱にいれ、拾ってくれる方へと希望を託した、というエピソードがあります。飼い主一家によると、ボルシチが脱走した際に出会った野良犬が父親だという証言もされています。
ここがいい!クレヨンしんちゃんシロの魅力
クレヨンしんちゃんの中でも、人気上位に食い込んでいるシロの魅力を徹底解説!癒し系アニメであるクレヨンしんちゃんの中でも、ファンに多くの癒しを与え続けているシロですが、具体的にはどういう点が人気なのでしょう。
何と言ってもかわいい!
人気の秘訣は何といっても見た目や行動の可愛さではないでしょうか。アニメに登場する動物キャラクターは、動物という事だけでも人気になる傾向にあります。シロにもこれが当てはまるようです。しかし、シロはそれだけではありません。しっかりもののシロがしんのすけに振り回されて困っている姿もまたかわいらしさの特徴の一つでしょう。
利口だけど自分に正直なマイペース
シロの特徴といえば、その利口さではないでしょうか。その中でもシロのこだわりを見せる側面もあり、そういったギャップもファンの心をしっかりと掴んでいるポイントです。ここではシロの利口な一面とマイペースな一面をご紹介します。
利口なエピソード
散歩に連れて行ってもらえないと、一人で散歩に出かけて帰宅するシーンが描かれています。また、ご飯を貰い損ねると商店街へ出向き、様々な芸をして餌を貰ってくるなどのエピソードも!慌ただしい野良原家にもシロは欠かせない存在となっており、片付けや野菜の手入れをして育て上げるなど、犬らしからぬ、利口な一面も見せてくれています。
マイペースなエピソード
お利口な一面を持つ反面で、シロは好みじゃないごはんを食べなかったり、散歩に行きたくない時は嫌がったりとマイペースな一面も持っており、それが原因でしんのすけと喧嘩してしまうこともあります。それも、しんのすけとの間に意思表示や喧嘩ができる信頼関係があるということです。
優しくて野原家への愛に溢れている
野原家には欠かせないシロですが、シロにも今の幸せを与えてくれている野原家が欠かせない存在となっているのも事実です。本編でもふとした瞬間に感じられる、シロが野原家をとても大切に思い行動しているエピソードをご紹介します。
野原家のために泥棒を追い払う
あまり戦う事が得意ではないシロですが、家に泥棒が侵入したら自身にできる事を考えて、必死に泥棒を追い出せるよう番犬活動も行っています。野原家の一員として、家族に危害を加える人には一心に立ち向かい、いつも陰ながら野原家を守っているのです。
家が汚れるのを気遣って家の中では雑巾を敷いて移動
こっそりと家の中へ入る時も、床が汚れるとみさえが困ってしまうため、きちんと足に雑巾を敷いて移動します。大親友しんのすけだけではなく、家族全員が大好きなシロのちょっとた心遣いがファンの心にぐっと響いてきます。
しんちゃん大好き!
作品中に沢山表現されているシロと野原家の間の相思相愛さですが、中でもしんのすけとは大の仲良しです。一緒にお散歩へ出かけたり、いたずらをしたり、「飼い主」や「主人」といった主従関係ではなく、「友人」や「兄弟」のような間柄で作品中も描かれています。
可愛い雌犬やいたずらも好き
シロはしんのすけのように、可愛い雌犬を見てデレデレしたり、しんのすけとともにみさえを困らせるようないたずらさえしてしまいます。親友と一緒に遊んでいる姿や女の子を追いかけている姿は、まさしく「飼い主に似る」という表現がぴったしです。
どんな相手にも優しい
心優しいシロは、捨て犬や病気の猫、怪我をしてしまったカラスの面倒を見たり、自分を苛めていた野良犬や野良猫と仲良く成ったりと優しいシロの姿を沢山見せてくれています。敵対していた相手でも、そのつらい境遇などを察して手を差し伸べ寄り添う姿が、シロの魅力の一つです。
シロの好物は?
マイペースで好きなものしか食べないといった一面を見せるシロですが、ではどういう食べ物が好物なのでしょうか。しんのすけはチョコビが大好物ですが、作品の中でシロが好物としている食べ物をご紹介していきます。
高級ドッグフード
みさえの妹であるむさえが居候だった頃に高級ドッグフードを貰ってシロは大喜びしていました。しんのすけが大好きなチョコビや、肉まん、ソーセージと人の食べ物も食べていましたが、高級ドッグフードには勝てなかったようです。
犬なのに多彩!「わたあめ」をはじめとしたシロの特技
作品中でもシロは数多くの特技を学び、披露しています。中でも犬と思えないほどの身体能力抜群な動きを使った特技や、少しくすっと笑えるような和をくれる特技まで色々な芸でファンを楽しませてくれています。
定番の芸がある
お手やおすわりといった芸は勿論の事、シロの代名詞「わたあめ」や、「チンチンカイカイ」のようなユニークな芸までシロは沢山習得しています。またシロ特有の芸は他の芸の失敗から生まれた新しい特技です。
なんでも器用にこなす
とにかく器用なシロは玉乗りが上手だったり、映画「オトナ帝国の逆襲」ではバスを器用に運転したり、「温泉わくわく大決戦」では敵のゲームに、ただ一匹で耐え抜くなど、随所でのファインプレーが見られます。
モノマネ
そんな器用なシロはモノマネをする事も出来ます。犬がいてはいけない場所ではぬいぐるみや犬型ロボットのふりをするなど、お茶目なモノマネを見せてくれています。器用なシロだからこそできる特技ではないでしょうか。
クレヨンしんちゃんのシロが初登場するエピソード
現在では愉快で幸せに暮らしているシロですが、今では野原家になくてはならない存在のシロが登場したエピソードは衝撃的なものでした。このエピソードもファンの心をとても強く揺さぶる内容です。
「子犬を拾ったぞ」
シロの初登場はクレヨンしんちゃんの中でもかなり初期でした。原作コミックでは1巻、アニメでは1992年放送の「子犬を拾ったゾ」でした。シロのファンの方には忘れられない登場シーンとして何度も見てしまう方もいらっしゃいます。
エピソードの内容
「この内容は作品「クレヨンしんちゃん」のネタバレを含みます」
シロは、野原家とは違う別の家庭で生まれた犬でした。シロは道端捨てられており、そこへたまたま通りかかった野原家が、シロを迎えたことで今の幸せなシロが存在するのです。
しんちゃんと出会う前の悲しいシロ
原作46巻の内容では、シロの母犬「ボルシチ」がシロを含めた4匹の子犬を生みましたが、その後すぐに飼い主の父が倒れ、「突発性犬アレルギー(架空の病気)」になり、シロを含めた4匹の兄弟とその母犬は里子を探して引き渡されることになりました。
しかし、不幸なことにシロと母犬だけ貰い手が見つからず、保健所へ行くことになってしまい、それを良しとしない当時の飼い主の娘が、誰かに拾ってもらえるようシロを道端へと置いてきました。辛い経験があるからこそ、今の幸せを与えてくれる野原家が大好きなのです。
クレヨンしんちゃんが生まれた街
クレヨンしんちゃんの作者である臼井先生が育った春日部では、クレヨンしんちゃんを催した物が沢山置かれています。作品の中でも「かすかべ」という地名が登場し、クレヨンしんちゃんの街として春日部を知っている方も多いのではないでしょうか。
かすかべえき
そんな春日部にはクレヨンしんちゃんしんのすけとシロが溢れかえっています。春日部駅では、駅名板にも2人仕様に装飾がなされたり、発着音はクレヨンしんちゃんのテーマソングだったりと、クレヨンしんちゃんファンにはたまらない街となっています。
春日部マガジン
春日部市が出している春日部マガジンでは、クレヨンしんちゃんのキャラクターが春日部の魅力を伝えています。描き下ろしの漫画やすごろくのような親子で楽しめるコンテンツも付録として取り扱っています。