アンドレイ・チカチーロはロシア史上最恐の連続殺人鬼|狂気の犯行と殺人の裏側に迫る

シリアルキラーの定義

果たして、どのような人物がシリアルキラーと呼ばれるのでしょうか。ここでは、言葉の定義といつから使われるようになったのかについて述べていきます。特に殺人者においてシリアルキラーという呼び方が浸透していますが、他にはどのような呼ばれ方をする殺人者がいるかについても紐解いてご説明していきます。

FBIの捜査官から

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1984年9月に、このような言い方が提唱されました。元FBIの捜査官であるロバート・K・レスラーという人物の案になります。当時、テッド・バンディというアメリカ合衆国で36人以上の女性を殺した連続殺人犯がいました。その時、そのような人物を示すために用いられるようになり、世間にその呼び方が定着していきました。

どのような殺人者のことを言うのか

一人、またはそれ以上の複数の犯人に対して使います。また、2人以上の被害者をだしているものとする場合と3人からとする場合もあるようです。事件が、同じ時に同時に複数の人を殺害しているというよりは、別の時にそれぞれ別個で殺人を犯している場合に当てはまります。このようにいくつかの定義が存在します。

大量殺人者とは違う

シリアルキラーの場合は、犯行のスパンが一定の期間を置いて行われるものとされていて、一度大量の人間を殺害するマス・マーダー(大量殺人)とは区別されています。

ちなみに、短時間の間に2箇所以上の場所で殺人を犯した者は、スプリー・キラーと呼ばれて区別されています。ちなみに、スプリーとは、乱痴気騒ぎを意味する言葉です。

アンドレイ・チカチーロとよく似たシリアルキラーたち

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この他にも、凶悪で常軌を逸した殺人者たちが世界では何人かいます。海外だけでなく、わたしの住んでる日本でも、世の中を震撼させた人物がいます。どれも、一度は耳にしたことがある人物かもしれませんが、改めてここでご紹介していきます。チカチーロにもひけをとらないような、人外ともとれるような恐ろしい人物ばかりです。

ミルウォーキーの殺人鬼「ジェフリーダーマ―」

アメリカ合衆国の殺人鬼で、17人もの少年の被害者が出ました。犯行のやり方は、絞め殺した後屍姦し、さらに死体を切断し食べるという、常軌を逸したものでした。

最終的に逮捕され、投獄されました。そして、投獄先コロンビア連邦刑務所で他の囚人によって、シャワールームでベンチプレスの鉄棒によって殴られて、死亡することになりました。

ヒルサイドの絞殺魔「ケネス・ビアンキ&アンジェロ・ブオーノ」

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この二人は従妹同士であり、殺人数は12人に及びました。ビアンキは虚言壁のある人物で、ブオーノは女性をたぶらかす術に長けていました。

そんな二人は、共同して女性たちをだましながら、次々と殺人を重ねました。ある殺人で、絞殺後、ロサンゼルス地区のヒルサイド死体を遺棄したのが発覚して全米で事件が有名になりました。

アンデスの怪物「ペドロ・アロンソ・ロペス」

ペルー出身の殺人鬼で、テッド・バンディやチカチーロと並んで特に有名な人物です。300人と破格の人数を殺害しています。ペルーの国内でもおおよそ100人以上の女性を殺したと言われています。

一度1980年に現地の警察に引き渡す段階で、警察が逃がしてしまいましたが、1998年に再び逮捕され投獄されました。

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